研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

中等度以上の栄養リスクがある神経芽腫の子どもでの経腸栄養サポートと、手術・化学療法後の合併症や栄養状態の関係 研究論文OpenAlex中国

中等度以上の栄養リスクがある神経芽腫の子どもでの経腸栄養サポートと、手術・化学療法後の合併症や栄養状態の関係

神経芽腫は、副腎や背骨の近くにある神経のもとになる未熟な細胞から生じる、子どもに多いがんです。治療では手術や化学療法などを組み合わせることが多く、その過程で食事が十分にとれなくなり、栄養状態が悪化しやすいことが知られています。著者らによると、栄養リスクが中等度以上の子どもは免疫の働きが弱まりやすく、…

公開日: 2026年10月11日 08:28

ファイトケミカルを多く含む食品からのエネルギー割合(ファイトケミカル指数)と大腸がん、血液中の指標との関連を調べた症例対照研究 研究論文OpenAlex中国

ファイトケミカルを多く含む食品からのエネルギー割合(ファイトケミカル指数)と大腸がん、血液中の指標との関連を調べた症例対照研究

大腸がんは世界で多くみられるがんの一つです。論文によれば、食生活や生活習慣が急速に変化している国々を中心に、その負担は増え続けています。これまでの研究では、果物、野菜、豆類、全粒穀物、ナッツなど植物由来の食品を多くとる食事パターンほど、大腸がんになりにくい傾向が報告されてきました。こうした食品には、…

公開日: 2026年10月11日 08:16

間欠的断食が大腸がんを抑える仕組みとタウリンの関わりをマウスと細胞で調べた研究 研究論文OpenAlex中国

間欠的断食が大腸がんを抑える仕組みとタウリンの関わりをマウスと細胞で調べた研究

食べる時間と食べない時間を周期的に繰り返す「間欠的断食」は、動物実験などで大腸がんの増殖を抑えることが報告されてきました。ただ、栄養を制限すると、がん細胞の中で何が起き、それがなぜ免疫による攻撃の強まりにつながるのかは、よく分かっていませんでした。大腸がんの多くは免疫が働きにくい「冷たい」腫瘍とされ…

公開日: 2026年10月11日 05:20

6種類の食事パターン指標とがんの部位別リスクの関連を比較した英国大規模コホート研究 研究論文OpenAlex中国

6種類の食事パターン指標とがんの部位別リスクの関連を比較した英国大規模コホート研究

食事とがんの関係は、これまで主に個々の食事指標と特定のがんとの組み合わせごとに調べられてきました。そのため、異なる食事パターンを互いに直接比べることは難しいままでした。著者らは、同じ集団で同じ調整方法を用い、指標の尺度もそろえたうえで、食事パターンによって各部位のがんとの統計的な関連の向きや強さが異…

公開日: 2026年10月09日 19:49

超加工食品と心臓・代謝の健康をめぐる研究は10年でどう広がったか――論文データの分析による研究動向の全体像 研究論文OpenAlex中国

超加工食品と心臓・代謝の健康をめぐる研究は10年でどう広がったか――論文データの分析による研究動向の全体像

超加工食品とは、食品から抽出した成分や工業的に合成した物質を主な原料とし、乳化剤や人工甘味料、香料、着色料などの添加物を加えて工業的に作られた製品を指します。おいしさや手軽さを高めるよう設計されており、加工度に応じて食品を4つのグループに分ける「NOVA分類」という枠組みの中で定義された概念です。論…

公開日: 2026年10月09日 01:57

超加工食品と非アルコール性脂肪性肝疾患の関連を調べた系統的レビューとメタ解析 研究論文Europe PMC中国

超加工食品と非アルコール性脂肪性肝疾患の関連を調べた系統的レビューとメタ解析

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、飲酒が主因ではないのに肝臓に脂肪がたまる状態で、論文によれば成人のおよそ25〜30%が該当する、世界で最も多い慢性の肝疾患です。肥満や2型糖尿病、メタボリックシンドロームと密接に結びついており、食事は数少ない「変えられる」リスク要因とされています。

公開日: 2026年09月28日 22:36

東アジア型の食事を取り入れたケトン食は、肥満を伴う多内分泌代謝性卵巣症候群にどう作用したか 研究論文OpenAlex中国

東アジア型の食事を取り入れたケトン食は、肥満を伴う多内分泌代謝性卵巣症候群にどう作用したか

多内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)は、生殖年齢の女性に多い内分泌・代謝の病気で、2026年に国際的な合意の手続きを経て、それまでの「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」から名称が変更されました。論文の説明によれば、この新しい呼び方は、卵巣の嚢胞だけが本質的な特徴であるかのような印象を避け、全身の内分泌…

公開日: 2026年09月28日 20:34

中国・海南省の中高年における食事パターンと脂質異常症の関連を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

中国・海南省の中高年における食事パターンと脂質異常症の関連を調べた研究

血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)のバランスが崩れた状態は「脂質異常症」と呼ばれ、心血管疾患の重要な危険因子として知られています。食事との関わりも深いとされますが、これまでの栄養疫学は個々の栄養素や食品と病気の関係に注目することが多く、実際の食生活全体をとらえにくいという課題がありました。そこ…

公開日: 2026年09月26日 00:34

ブドウ糖輸送体1欠損症に対するケトン食療法の効果と安全性を調べた後方視的研究 研究論文OpenAlex中国

ブドウ糖輸送体1欠損症に対するケトン食療法の効果と安全性を調べた後方視的研究

ブドウ糖輸送体1欠損症(GLUT1欠損症)は、脳へブドウ糖を運ぶGlut1というタンパク質のはたらきが不足するために起こる、生まれつきの代謝の病気です。このタンパク質はSLC2A1という遺伝子から作られます。論文によれば、乳児期に始まるてんかん発作、発作性に現れる運動の障害、精神運動発達の遅れが特徴…

公開日: 2026年09月24日 09:24

重慶市の小学4・5年生の栄養リテラシーを調べた研究の紹介 研究論文OpenAlex中国

重慶市の小学4・5年生の栄養リテラシーを調べた研究の紹介

子どもの頃に身につける食べ物の選び方は、その後の食習慣の土台になると考えられています。研究チームが注目したのは「栄養リテラシー」と呼ばれる力です。これは論文の説明によれば、栄養に関する情報を手に入れ、理解し、それを使って健康的な食べ物を選ぶ能力を指します。単に知識を覚えているかどうかではなく、実際の…

公開日: 2026年09月23日 07:05

都市部の10代とデリバリー食:高脂肪・高糖質の食事がもたらす健康リスクと、その背景にある経済の仕組み 研究論文OpenAlex中国

都市部の10代とデリバリー食:高脂肪・高糖質の食事がもたらす健康リスクと、その背景にある経済の仕組み

スマートフォンで注文するフードデリバリー(出前・テイクアウトの配達)が広がり、中国の都市部では10代の若者にとって日常的な食事手段になっています。揚げ物中心のファストフードやタピオカミルクティーのような高脂肪・高糖質の食品が、たまの楽しみではなく普段の食事へと変わりつつある、というのが本研究の出発点…

公開日: 2026年09月23日 04:15

抗炎症的な食事パターンと高齢者の認知加齢——エビデンスを整理したスコーピングレビュー 研究論文OpenAlex中国

抗炎症的な食事パターンと高齢者の認知加齢——エビデンスを整理したスコーピングレビュー

加齢に伴う認知機能の変化と食生活の関係は、長く関心を集めてきたテーマです。著者らは、体内の炎症を強めにくいとされる食事パターンが認知加齢を支える可能性がある一方で、研究ごとに扱われている「食事」の中身が同じではない点に注目しました。地中海食、高血圧を防ぐための食事法であるDASH、その両者を組み合わ…

公開日: 2026年09月19日 12:23