研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ブラジル大西洋岸森林のキノコに含まれる微量元素は、消化のあとどれだけ溶け出すのか 研究論文OpenAlexブラジル

ブラジル大西洋岸森林のキノコに含まれる微量元素は、消化のあとどれだけ溶け出すのか

キノコはタンパク質や炭水化物に加え、鉄や亜鉛といった微量元素を含む食材として注目されています。ただし研究チームは、食品に含まれる元素の「総量」を測っただけでは、実際にどれだけ体に利用されうるかは分からないと指摘します。消化の過程で食品のかたまりから溶け出し、吸収されうる状態になった割合を「バイオアク…

公開日: 2026年09月19日 06:14

イボタノキ属の果実が熟すまで——成分と働きの変化をたどった研究 研究論文OpenAlexブラジル

イボタノキ属の果実が熟すまで——成分と働きの変化をたどった研究

イボタノキ属(Ligustrum、モクセイ科)は、中国を原産とする低木・小高木のなかまで、18世紀以降に観賞用として各地へ広まり、現在は生け垣としてよく植えられています。オリーブやライラックと同じ科に属し、その果実には抗酸化や免疫の調節などに関わるとされるさまざまな成分が含まれることが、これまでの研…

公開日: 2026年09月19日 05:54

アマゾンの果実トゥクマとウシの成分と抗酸化のはたらきを比べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

アマゾンの果実トゥクマとウシの成分と抗酸化のはたらきを比べた研究

食品に含まれる油脂は時間がたつと酸化して品質が落ちるため、これを遅らせる目的でBHT(ブチルヒドロキシトルエン)やBHA(ブチルヒドロキシアニソール)といった合成の酸化防止剤が広く使われてきました。一方で、合成保存料を長く摂り続けることへの懸念や、自然由来の原材料を好む消費者の志向を背景に、植物から…

公開日: 2026年09月19日 05:34

加熱・水分処理で改質したサツマイモデンプンから、圧縮成形でスナックをつくる試み 研究論文OpenAlexブラジル

加熱・水分処理で改質したサツマイモデンプンから、圧縮成形でスナックをつくる試み

食品の製造では、水や油、合成添加物を使わずに素材をまとめる方法が求められています。粉末を強い力で押し固めて形にする「圧縮成形」は化学・医薬・食品の分野で広く使われていますが、食品の材料は熱や圧力のもとで複雑にふるまうため、応用が難しいとされてきました。

公開日: 2026年09月19日 05:03

野菜と尿路感染症から集めたプロテウス・ミラビリスを比べた研究の紹介 研究論文OpenAlexブラジル

野菜と尿路感染症から集めたプロテウス・ミラビリスを比べた研究の紹介

プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis)は、ふだんは害を起こさないこともある一方、条件がそろうと感染症を引き起こす「日和見病原体」と呼ばれる細菌です。とくに尿路感染症との関連がよく知られています。研究チームによれば、この細菌の病原性は、体の組織にくっつく性質(付着)、菌が集まって…

公開日: 2026年09月18日 17:31

トウモロコシデンプンと天然ワックスの食用コーティングがパルマー種マンゴーの保存に与えた影響 研究論文OpenAlexブラジル

トウモロコシデンプンと天然ワックスの食用コーティングがパルマー種マンゴーの保存に与えた影響

マンゴーはクライマクテリック果実と呼ばれる種類の果物で、収穫後も呼吸が活発に続き、追熟が進んで色・香り・風味・食感が変化していきます。研究チームは、こうした生理的変化や輸送中の物理的な傷みによって、収穫から消費者に届くまでの流通過程で多くのマンゴーが失われている点を課題として挙げています。

公開日: 2026年09月18日 06:40

バーバス果実の中果皮からデンプンを取り出す――環境にやさしい6つの方法を比べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

バーバス果実の中果皮からデンプンを取り出す――環境にやさしい6つの方法を比べた研究

バーバス(Attalea speciosa)はヤシ科の樹木で、その果実であるバーバスヤシの実はブラジルを中心に広く産出されます。実は外側の薄い外果皮、デンプンを多く含む中果皮、硬い内果皮、そして1〜8個の種子(核)から成りますが、産業として利用されているのはほぼ核だけです。核は実全体の重さのわずか7…

公開日: 2026年09月18日 05:50

デンプン由来の環状分子「シクロデキストリン」——医薬品と食品での働きをまとめた総説 研究論文OpenAlexブラジル

デンプン由来の環状分子「シクロデキストリン」——医薬品と食品での働きをまとめた総説

著者らは、シクロデキストリン(CD)と呼ばれる物質について、その物理化学的な性質、安全性と毒性に関する知見、水への溶けやすさ・安定性・生体利用率(体内で実際に利用される割合)を高める働き、そして医薬品と食品での応用を、幅広く見渡して整理することを目的としました。

公開日: 2026年09月18日 05:25

ビタミンEカプセルを配合したペクチンフィルム——タンニン酸による架橋が機能と強度に与える影響 研究論文OpenAlexブラジル

ビタミンEカプセルを配合したペクチンフィルム——タンニン酸による架橋が機能と強度に与える影響

食品包装に使われる従来のプラスチックは環境負荷への懸念が大きく、生分解性のある代替材料が求められています。そうした選択肢の一つが「可食フィルム」です。食べられる天然の高分子からつくる薄い膜で、食品を物理的に覆うだけでなく、水分の逃げや酸化といった劣化を遅らせる役割も期待されています。

公開日: 2026年09月18日 05:19

アンデス産ソラマメのデンプン、取り出し方の違いで性質が変わる 研究論文OpenAlexブラジル

アンデス産ソラマメのデンプン、取り出し方の違いで性質が変わる

ソラマメ(Vicia faba L.)は、タンパク質やゆっくり消化されるデンプンを含むマメ科の作物です。論文によれば、ペルーのアンデス地域で伝統的に栽培されてきたソラマメは、栄養価の高さや厳しい土壌・気候条件への強さから見直されつつあります。一方でタンパク質を取り出す加工の副産物として、大量のデンプ…

公開日: 2026年09月18日 05:10

食事調査の日ごとのばらつきは「食事パターン」の把握にどう影響するか 研究論文OpenAlexブラジル

食事調査の日ごとのばらつきは「食事パターン」の把握にどう影響するか

私たちが何をどれだけ食べるかは、日によって大きく変わります。栄養疫学の研究では、前日に食べたものを聞き取る「24時間思い出し法」がよく使われますが、この方法は1日分の記録であるため、その人の普段の食生活とはずれが生じます。このずれは「個人内のランダム誤差」と呼ばれ、特定の日をたまたま選んだことによる…

公開日: 2026年09月17日 12:27

ブラジル産ブロイラー鶏肉から分離された薬剤耐性菌の性状を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

ブラジル産ブロイラー鶏肉から分離された薬剤耐性菌の性状を調べた研究

鶏肉は世界で最も多く生産される食肉となり、そのなかでブラジルは最大の輸出国とされています。著者らは、家きん由来の食品が食中毒菌の重要な保有源と考えられてきたこと、そして薬剤耐性菌の広がりが人と動物の健康に影響することを背景に、鶏と体(と体=処理後の鶏の身体)から分離される細菌の耐性の状況を調べました…

公開日: 2026年09月17日 12:10