掲載誌:World Journal of Pharmaceutical Research

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食事と病態の関係を調べる

研究チームは、アーユルヴェーダで過剰な栄養摂取や不適切な食習慣などに関連するとされる病態群「サンタルパノッタ・ヴィヤーディ」に着目し、患者の普段の食事にどのような特徴があるかを調べました。伝統的な医学書に記されている食事要因を、患者の食習慣のデータから把握することが目的です。

150人の食習慣を伝統的な分類で評価

対象は、プラメーハ、ストウリヤ、クシュタ、ショータ、パーンドゥという5つの病態の患者で、各30人、計150人でした。研究チームは、アーユルヴェーダの考え方に基づく質問票を用いて食習慣を調べ、病態ごとに比較しました。

評価したのは、食べ物の「重い」「油性」「甘味」「粘りがある」といった伝統的な性質や、乳・乳製品などに関する9項目です。対象の食品を週に5日を超えて摂取する場合を、研究上の「過剰な摂取」に当たる食事要因として記録しました。

病態ごとに異なる食事の特徴

肥満に関連するストウリヤの患者では、「油性」に分類される食事の摂取が93.3%と高く、「甘味」に分類されるものも80%でした。一方、皮膚疾患に関連するクシュタの患者では、「甘味」が90%、「粘りがある」食事が83.3%と報告されました。これらの割合は、それぞれの患者群で該当する食習慣がみられた割合を表しています。

著者らは、調べた食事要因の該当割合は全体としてストウリヤで高く、パーンドゥでは食事要因との結びつきが最も弱かったと報告しています。そして、不適切な食習慣をこれらの病態に関わる重要な要因と捉え、予防や管理における食事の見直しの意義を述べています。この研究は、同じ病態群に分類されていても、患者に多くみられる食習慣には違いがあることを伝えています。

原著論文の著者・所属:1*Dr. Meghna Devnath, 2Prof. (Dr.) Anup Baishya

※本記事は原著論文をもとに、日本語で要約・説明を加えた研究紹介です。 出典(原著論文):1*Dr. Meghna Devnath, 2Prof. (Dr.) Anup Baishya. A STUDY OF PRESENT DIETARY PATTERN FOR SOME COMMON SANTARPANOTHA VYADHI. World Journal of Pharmaceutical Research 2026-11-01. DOI: 10.5281/zenodo.23756502. 原著ライセンス:CC BY.