研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
大腸がん手術と栄養状態:術前の食事・栄養管理は術後の経過にどう関わるのか
大腸がんは世界的にみても患者数の多いがんのひとつで、2020年時点で世界で3番目に多く診断されたがんとされています。治療の中心となるのは手術ですが、大腸がんの患者は栄養不良やサルコペニア(筋肉量や筋力の低下)、さらには進行するとがん悪液質(カヘキシア)と呼ばれる状態に陥りやすいことが知られています。…
公開日: 2026年08月31日 14:35
韓国における超加工食品の摂取量、17年で増加 心血管代謝の指標との関連を分析
コンビニ食品やインスタント食品、清涼飲料水など、工業的な加工を経て作られる食品は「超加工食品」と呼ばれます。世界的にこうした食品の摂取量が増えていることが知られており、健康への影響が懸念材料として注目されてきました。しかし、アジアの成人を対象に、超加工食品の摂取と健康指標との関連を調べた研究はまだ限…
公開日: 2026年08月31日 14:33
腸内細菌『プレボテラ属』はがんを助けるのか防ぐのか——消化管腫瘍研究の総説から
私たちの腸には無数の細菌がすみついており、その中の一種であるプレボテラ属(Prevotella)が近年、消化管がんの研究で注目されています。がんと腸内細菌の関係というと、これまでは口腔由来の細菌であるフソバクテリウム・ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)を扱った研究が中心で…
公開日: 2026年08月31日 14:32
唾液に含まれる消化酵素の遺伝子コピー数は、肥満や血糖と関係するのか
ごはんやパンなどのデンプンを口に入れると、唾液に含まれる「アミラーゼ」という酵素がさっそく分解を始めます。このアミラーゼをつくる遺伝子はAMY1と呼ばれ、人によってゲノム上のコピー数が2から20個までばらついていることが知られています。今回、コーネル大学栄養科学部門などの研究者らが、このAMY1のコ…
公開日: 2026年08月31日 14:31
雑穀は健康や食料安全保障にどう役立つのか 栄養と加工方法をまとめたレビュー論文
雑穀(ミレット)は、乾燥や水不足に強い穀物として近年あらためて注目を集めています。米や小麦、トウモロコシと並ぶ栄養的な利点を持つとされながらも、実際にはあまり広く食べられていません。今回、公衆衛生・食料安全保障・持続可能な農業という観点から雑穀の栄養面の利点を整理したレビュー論文が、学術誌『ディスカ…
公開日: 2026年08月31日 14:28
ナイジェリア・エフルンマーケットで販売される果物の重金属汚染を調べた研究
オレンジやスイカ、キュウリといった果物は加熱調理をせずそのまま食べることが多く、栄養素を効率よく摂取できる一方で、土壌や大気に含まれる汚染物質をそのまま取り込んでしまう可能性も指摘されています。ナイジェリアではこれまでにも果物の重金属汚染が報告されており、今回紹介する研究は、デルタ州ウブウィエ地方自…
公開日: 2026年08月31日 14:27
サバとミルクフィッシュの鮮度偽装「ホルマリン」、市場の商人はどれだけ知っている? インドネシアでの調査
魚は良質なたんぱく源として親しまれる一方、傷みやすい食品でもあります。塩漬けや燻製、乾燥といった昔ながらの保存方法には手間と時間がかかるため、伝統的な市場の一部の売り手が、安価かつ即効性のある「ホルマリン」を鮮度保持のために不正に使ってしまうことが問題になってきました。ホルマリン(ホルムアルデヒドを…
公開日: 2026年08月31日 14:26
EU「RELISH」プロジェクト、料理レシピを通じて欧州の食文化遺産を伝える広報・活用計画を改訂
料理のレシピは、単なる調理手順ではなく、地域の歴史や暮らしを伝える文化遺産としての側面を持っています。欧州連合(EU)が資金提供する研究プロジェクト「RELISH(Reframing European gastronomy Legacy through Innovation, Sustainabil…
公開日: 2026年08月31日 14:24
インドネシア・グヌンキドゥルの伝統市場に息づく食文化を調査 29種の伝統食と27種の植物を記録
インドネシア・ジャワ島のグヌンキドゥル県は、石灰岩(カルスト)の丘陵地帯が広がり、水資源が乏しい土地として知られています。この地域では、限られた食材を工夫して活用する暮らしの知恵が受け継がれてきました。食べ物と文化の関係を調べる研究分野は「エスノガストロノミー(食の民族学)」と呼ばれますが、こうした…
公開日: 2026年08月31日 14:22
インド人の『健康寿命の10年ギャップ』はいつ始まるのか——WHOデータと大規模高齢化調査から探る5つの背景要因
SNSでは、70代で完走するアメリカ人ランナーや高齢でも重量挙げを続ける海外の高齢者の映像がしばしば話題になる一方、インドの家庭では60歳前後から膝の痛みを訴える人が多いという対比がよく語られてきました。こうした違いは、遺伝や食生活の違いとして片づけられがちですが、実際のデータはどうなっているのでし…
公開日: 2026年08月31日 13:38
雲南省の日干し緑茶、ミネラル成分と同位体で産地を見分ける試み
お茶の産地は、味や香りだけでなく、価格や品質の信頼性にも関わる大切な情報です。しかし実際には、ラベルに書かれた産地と中身が本当に一致しているかを見分けるのは簡単ではありません。今回紹介する研究は、中国雲南省で作られる大葉種の日干し緑茶を対象に、茶葉に含まれる微量元素や安定同位体の組成を手がかりとして…
公開日: 2026年08月31日 13:36
冷凍ザリガニの香りはどう変わる? 予備調理・冷凍保存・再加熱の関係を調べた研究
ザリガニ料理は下ごしらえとして一度加熱してから冷凍し、食べる際に再加熱するという流通形態がとられることがあります。しかし冷凍保存や再加熱の過程で、食品の『香り』はもとの状態から変化してしまうことが知られています。今回紹介する研究は、こうしたプレクック(下加熱済み)のザリガニについて、冷凍保存と再加熱…
公開日: 2026年08月31日 13:35