研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
五味子(ごみし)の果肉と種、味と香りの違いはどこから来るのか——多角的な分析で成分の分布を探る
五味子(学名:Schisandra chinensis)は「五味の実」という名の通り、酸味・甘味・辛味・苦味・塩味を同時に感じさせる果実として、長い利用の歴史を持つ機能性ベリーです。ただしその味は強烈で、そのまま食べるのは一般的に受け入れられにくく、お茶のように水に浸して飲まれることが多いとされてい…
公開日: 2026年09月03日 05:42
全粒穀物への意欲より発酵食品の頻度? 大学生の食習慣と心の健康を探った調査
健康的な食事と聞くと、まず全粒穀物や発酵食品が思い浮かぶ人も多いだろう。全粒穀物は食物繊維や栄養価の高さから生活習慣病の予防に役立つ食品として知られ、腸内の善玉菌を育てる「プレバイオティクス」の供給源でもある。一方、ヨーグルトやキムチのような発酵食品には、腸内細菌のバランスを整えるとされる「プロバイ…
公開日: 2026年09月03日 05:40
タマリンドという万能果樹――栽培技術と収穫後管理の進歩を整理したレビュー論文
タマリンドという果物を知っているだろうか。酸味と甘みが同居する独特の風味を持ち、東南アジアやインド料理、あるいは中南米の飲料や菓子に使われることがある熱帯性の果樹である。この果実を対象に、栽培技術から収穫後の管理、加工・価値付加、流通までを幅広くまとめたレビュー論文が、インターナショナル・ジャーナル…
公開日: 2026年09月03日 05:39
海藻由来の硫酸化多糖と腸内細菌叢の関係を整理した研究
コンブやワカメといった海藻には、フコイダンやカラギナン、ウルバンといった硫酸化多糖と呼ばれる成分が含まれています。これらは食物繊維の一種で、近年は腸内細菌のえさとなる「プレバイオティクス」としての働きが注目されています。今回紹介するのは、こうした海洋由来の硫酸化多糖について、腸内細菌叢との関わりやヒ…
公開日: 2026年09月03日 05:37
地球にやさしい食事は腎臓の健康にも関係する? 米国の高齢者調査で見えた男女差
近年、人間の健康だけでなく地球環境への負荷も考慮した食事パターンとして「プラネタリー・ヘルス・ダイエット」が注目されています。野菜や果物、全粒穀物、豆類を中心とし、赤身肉や砂糖を控えめにするこの食事スタイルが、実際に体のどの部分にどう関わるのかはまだ研究途上です。今回紹介する研究は、この食事パターン…
公開日: 2026年09月03日 05:36
スウェーデン軍新兵の基礎訓練、食事の乱れと血液・体力の関係を調査
厳しい体力・認知能力の訓練が続く軍隊の基礎戦闘訓練は、栄養状態が大きく試される場でもあります。十分な食事や規則的な食事リズムは、代謝の健康だけでなく、身体機能や認知機能を保つうえでも欠かせない要素と考えられています。今回紹介するのは、スウェーデンの軍新兵を対象に、訓練前後の食習慣・食事パターンと、血…
公開日: 2026年09月03日 05:34
代謝の乱れが脳に影響する仕組みとは―アンモニア・血糖・電解質・ビタミンをめぐる研究レビュー
体がだるい、頭がぼんやりする、気分が沈む――そうした不調の背景に、栄養やホルモンの乱れによる「代謝性脳症」が関わっていることがあります。代謝性脳症とは特定の病気の名前ではなく、肝臓や腎臓の機能低下、栄養不足、電解質の異常、毒性物質などによって脳の働きが乱れる状態の総称で、軽い精神症状から深刻な意識障…
公開日: 2026年09月03日 05:33
植物性食品は「脳の炎症」を抑えるのか——ヒトでの証拠と実用化の壁を整理した研究
ベリー類、緑茶、ウコン、豆類、きのこ類などに含まれる植物由来の成分が、脳の炎症(神経炎症)に関わっているのではないかという議論は近年よく見かけます。しかし「植物性食品は脳に良い」という一般論は、研究の問いとしてはあいまいすぎます。フロンティアーズ・イン・ニュートリション誌に2026年09月に掲載予定…
公開日: 2026年09月03日 05:32
サトウキビ工場に潜む微生物が作る多糖類、糖液の粘度を左右する仕組みとは
サトウキビから砂糖を作る工程では、搾汁した液を煮詰めて結晶化させますが、この過程で微生物が増殖し、糖液がねばつくトラブルが起きることがあります。米国農務省(USDA)農業研究局とジョージア大学の複合糖質研究センターの研究チームは、サトウキビ工場から分離されたロイコノストック属(Leuconostoc…
公開日: 2026年09月03日 05:30
太平洋の島国パラオで見えてきた「庭で野菜を育てる暮らし」と食事・健康の関係
肥満は世界各地で健康課題となっていますが、なかでも太平洋の島嶼国では深刻な状況が指摘されています。パラオ共和国もその一つです。一方で、都市部で家庭菜園を営む「アーバンガーデニング」が食生活や健康によい影響をもたらす可能性は、これまで欧米などの研究で報告されてきました。しかし、肥満危機に直面する太平洋…
公開日: 2026年09月03日 05:29
エチオピア南部の高地に伝わる『地下のイモ』——テンナンショウ属の一種をめぐる知識と食文化を調べた研究
エチオピア南部、ガモ高地と呼ばれる地域には、Arisaema schimperianum(アリサエマ・シンペリアヌム)というサトイモ科テンナンショウ属の植物があります。現地では「コルツォ(Qolxo)」と呼ばれ、地下にできる球茎(コーム)を食用にする作物です。世界的にはほとんど知られていない「低利用…
公開日: 2026年09月03日 05:28
台湾の学校給食1270万食データが示す、都市と農村の『食の中身』の違い
学校給食は、家庭の経済状況にかかわらずすべての子どもが日々口にする数少ない栄養バランスの取れた食事だと考えられています。だからこそ、給食に何が出されているかは、子どもたちの食の公平性に直接関わる問題です。しかし、都市部と農村部で給食の中身に違いがあるのか、あるとすればどのような違いなのかは、大規模な…
公開日: 2026年09月03日 05:26