研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
腸内細菌と代謝物から見る肥満研究:食事・薬・AIをつなぐ最新レビュー
肥満は単に食べ過ぎややせにくい体質という話では片づけられず、腸内に棲む微生物たちと私たちの体との複雑なやり取りが背景にあることが近年の研究で注目されています。今回紹介する総説論文は、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)とそれらが作り出す代謝物(メタボローム)が、エネルギーバランスやインスリンの効き方、体…
公開日: 2026年09月03日 07:42
エラジタンニンという植物成分、メタボリック症候群への効果を探る研究レビュー
肥満や運動不足、食生活の乱れ、そして高齢化を背景に、メタボリック症候群(内臓脂肪型肥満に高血糖・高血圧・脂質異常などが重なった状態)は世界的な公衆衛生上の課題として大きく取り上げられるようになっています。こうした中で注目されているのが、植物に含まれる「エラジタンニン」という成分群です。これは加水分解…
公開日: 2026年09月03日 07:41
食物繊維を断つと腸内細菌はどう変わるのか——マウスの16S rRNAデータを再解析した研究
食物繊維は腸内細菌にとって重要なエサであり、その有無によって腸内に棲む細菌の種類や働きが変化することが知られています。しかし、食物繊維を断つことで腸内細菌の構成がどのように変わり、その結果として短鎖脂肪酸(SCFA)を作り出す機能的な potential(潜在能力)がどう変化するのかは、まだ十分に解…
公開日: 2026年09月03日 07:40
超加工食品をよく食べる人は脂肪肝が多い?世界8つの研究をまとめて検証
ポテトチップスや菓子パン、インスタント麺、清涼飲料水のような「超加工食品」は、いまや多くの国で日々のエネルギー摂取のかなりの部分を占めるようになっています。こうした食品と、肝臓に脂肪がたまる病気との関係を、これまでに発表された複数の研究をまとめて見直した論文が、インターナショナル・ジャーナル・オブ・…
公開日: 2026年09月03日 07:39
計量から試合当日まで、プロ総合格闘技選手は何を食べているのか
総合格闘技(MMA)の選手が試合前に体重を急激に落とし、計量後に一気に水分や栄養を戻す「減量・リバウンド」の慣行は、格闘技ファンの間ではよく知られています。しかし、その期間に選手たちが実際に何を、どれくらい食べたり飲んだりしているのかを、栄養素や食品の種類まで細かく調べた研究はこれまで限られていまし…
公開日: 2026年09月03日 07:38
植物由来の成分は高齢者のうつをやわらげるのか——神経保護のしくみと食事パターンを整理したレビュー
年齢を重ねてから発症するうつ状態は「老年期うつ病(LLD、60歳以上を対象とすることが多い)」と呼ばれ、生活の質や日常動作の自立を損なうだけでなく、認知機能の低下や身体疾患と併存しやすいことが知られています。抗うつ薬には効果が出るまでに時間がかかる、副作用が出やすい、再発率が高いといった限界があるた…
公開日: 2026年09月03日 07:37
地中海式食事への高い遵守、香港の成人でうつ・不安・不眠の症状の低さと関連 横断研究
地中海式食事パターンといえば、野菜や果物、魚、オリーブオイルを多く取り入れ、赤身肉や加工食品を控える食事スタイルとして知られ、これまで欧米の研究では抑うつ症状や不安症状、不眠との関連が報告されてきました。しかし、こうした関連が中国系の人々でも同様に見られるのか、また心理的ストレスや生活の質(クオリテ…
公開日: 2026年09月03日 07:35
腸内細菌が作る『胆汁酸』はディフィシル菌感染とどう関わるのか——食事との接点を探る研究解説
抗生物質を使った後に起こる下痢の中でも、クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)は再発を繰り返しやすいことで知られています。腸内細菌のバランスが崩れることが再発の大きな要因とされていますが、その仕組みの中で近年注目されているのが「胆汁酸」という物質です。ルーマニアのグリゴレ・T・ポパ医科…
公開日: 2026年09月03日 07:33
スマホで記録した『そのとき食べたくなる瞬間』から見える、青年期の食欲と間食の関係
おやつを我慢できずに食べてしまう、目の前にお菓子があるとつい手が伸びてしまう――こうした経験は誰にでもあるものです。とりわけ13歳から17歳の青年期は、食習慣が大きく変化しやすい時期とされています。今回紹介する研究は、青年たちの日常生活の中で『その瞬間』に何を感じ、何を食べていたのかをスマートフォン…
公開日: 2026年09月03日 07:32
外来診療の3分間で塩分摂取量を推定する「簡易質問票」の試み
高血圧や心血管疾患のリスクを高める要因として、食事からの過剰なナトリウム(塩分)摂取が知られています。世界では年間およそ500万人の死亡がこれに関連すると考えられていますが、実際の診療現場では患者が普段どれくらいの塩分を摂っているかを手軽に把握する方法がほとんどありませんでした。今回、アメリカン・ジ…
公開日: 2026年09月03日 07:30
地中海式の食事パターンは血液透析患者の血清リン値と関係するのか
腎臓の機能が大きく低下し血液透析を受けている患者にとって、血液中のリン濃度をどう管理するかは長年の課題です。リンの摂取量が多すぎると高リン血症を招きやすく、これは骨やミネラル代謝の乱れにつながるとされています。そのため従来は『リンを多く含む食品を控える』という食品成分表ベースの指導が中心でしたが、今…
公開日: 2026年09月03日 07:29
腸内細菌叢は「地球にやさしい食事」と健やかな老いをつなぐ鍵になりうるか
気候変動や環境負荷への対応と、高齢化にともなう慢性疾患の増加は、これまで別々の課題として語られることが多くありました。しかし近年、この二つは切り離せない問題として捉え直されつつあります。その中で注目されているのが「プラネタリーヘルスダイエット(Planetary Health Diet, PHD)」…
公開日: 2026年09月03日 07:28