研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

スイートバジル油のナノ粒子を採卵鶏の飼料に添加した研究 研究論文OpenAlexタイ

スイートバジル油のナノ粒子を採卵鶏の飼料に添加した研究

採卵鶏の生産現場では、暑さや飼育密度、病原体などのストレスが体内の酸化バランスや腸の状態を乱し、産卵成績の低下につながることが課題とされています。そこで植物由来の成分を飼料に加える試みが行われてきましたが、こうした成分は消化管の中で壊れやすく、腸まで届きにくいという弱点がありました。

公開日: 2026年09月15日 08:20

スイカの種からつくるクリームチーズ - 乳製品・既存植物性製品との比較研究 研究論文OpenAlexタイ

スイカの種からつくるクリームチーズ - 乳製品・既存植物性製品との比較研究

クリームチーズは、なめらかな口当たりと穏やかな酸味をもつ、熟成させない乳製品です。パンに塗るほか、ソースや焼き菓子の材料としても広く使われています。しかし、著者らによれば、乳糖不耐症は世界の成人の65%以上にみられ、東アジアの集団では90%に達すると報告されています。クリームチーズには6〜8%の乳糖…

公開日: 2026年09月15日 05:52

エビの免疫タンパク質「LvLectin1」が微胞子虫EHPの胞子を捉える仕組み 研究論文OpenAlexタイ

エビの免疫タンパク質「LvLectin1」が微胞子虫EHPの胞子を捉える仕組み

バナメイエビ(Litopenaeus vannamei)の養殖現場では、微胞子虫の一種であるEcytonucleospora hepatopenaei(略称EHP、以前はEnterocytozoon hepatopenaeiと呼ばれた)による被害が問題になっています。研究チームによれば、この寄生虫は…

公開日: 2026年09月14日 18:02

オクラのぬめり成分で作った酸化鉄ナノ粒子による、水牛乳のアフラトキシンM1低減 研究論文OpenAlexタイ

オクラのぬめり成分で作った酸化鉄ナノ粒子による、水牛乳のアフラトキシンM1低減

牛乳や水牛乳には、家畜が汚染された飼料を食べることで「アフラトキシンM1(AFM1)」という有害物質が移行することがあります。著者らによれば、この物質は加熱に強く、通常の低温殺菌でも分解されずに乳製品の流通経路に残るため、公衆衛生上の懸念とされています。とくに水牛乳は脂肪やたんぱく質が多く、論文では…

公開日: 2026年09月14日 17:25

発酵させたハスの雄しべに、脳を守る可能性のある成分の変化を確認 タイの研究 研究論文OpenAlexタイ

発酵させたハスの雄しべに、脳を守る可能性のある成分の変化を確認 タイの研究

ハス(Nelumbo nucifera)は花や葉、種子だけでなく、雄しべにもポリフェノールなどの生理活性成分が含まれることが知られています。今回、タイ産のハスの雄しべを乳酸菌で発酵させることで、抗酸化力やアルツハイマー病に関わる酵素への作用がどう変化するかを調べた研究が、フード・ケミストリー・アドバ…

公開日: 2026年09月09日 07:28

赤タマネギ由来の食物繊維、肥満ラットの腸内細菌と代謝を変える 短鎖イヌリン系オリゴ糖の動物実験 研究論文OpenAlexタイ

赤タマネギ由来の食物繊維、肥満ラットの腸内細菌と代謝を変える 短鎖イヌリン系オリゴ糖の動物実験

タマネギに含まれる食物繊維が、肥満によって乱れた腸内細菌のバランスを整え、体重やコレステロール値の改善につながる可能性を示した動物実験の研究が、学術誌「フーズ」に2026年8月に掲載予定です。研究チームはタイのチェンマイ大学などに所属しており、地元産の赤タマネギ(Allium cepa L. var…

公開日: 2026年09月08日 08:22

高齢者の口臭、乳酸菌サプリで軽減の可能性 タイの研究チームが臨床試験で報告 研究論文OpenAlexタイ

高齢者の口臭、乳酸菌サプリで軽減の可能性 タイの研究チームが臨床試験で報告

加齢とともに気になりやすくなる口臭。その主な原因は、口の中の細菌が作り出す「揮発性硫黄化合物(VSC)」と呼ばれるガス状の物質だとされています。歯みがきやマウスウォッシュ以外のアプローチとして、口の中の細菌バランスを整える「プロバイオティクス」の活用が注目されつつありますが、高齢者を対象にその効果を…

公開日: 2026年09月08日 06:24

タイ北部のマンゴーから検出された農薬残留、日本の研究者も参加した調査で急性・慢性リスクを評価 研究論文OpenAlexタイ

タイ北部のマンゴーから検出された農薬残留、日本の研究者も参加した調査で急性・慢性リスクを評価

マンゴーは追熟すると皮ごと手軽に食べられる人気の果物ですが、栽培過程では害虫や病気を防ぐために農薬が繰り返し散布されることがあります。タイ北部下部地域(ピチット県、ピッサヌローク県、ペッチャブーン県)で生産される「ナムドークマイ」種のマンゴーを対象に、農薬残留の実態と、それを食べた場合の健康リスクを…

公開日: 2026年09月08日 06:23

アロエベラとグアバ葉の抽出物、魚肉すり身ゲルの食感を左右する――イトヨリダイでの検証 研究論文OpenAlexタイ

アロエベラとグアバ葉の抽出物、魚肉すり身ゲルの食感を左右する――イトヨリダイでの検証

かまぼこやカニ風味かまぼこなどの練り製品は、魚肉(すり身)を加熱して固めることで、あの独特の弾力や歯ごたえを生み出しています。この弾力を支えているのは、魚肉に含まれる筋原線維タンパク質が加熱によって網目状に絡み合う「ゲル化」という現象です。しかし熱帯性の魚は、加熱の途中で自身の酵素がタンパク質を分解…

公開日: 2026年09月08日 05:34

食中毒菌の武装を解く?タイ由来の植物抽出物が黄色ブドウ球菌の増殖と病原性を弱めるしくみ 研究論文OpenAlexタイ

食中毒菌の武装を解く?タイ由来の植物抽出物が黄色ブドウ球菌の増殖と病原性を弱めるしくみ

食品を汚染して食中毒の原因になる細菌のひとつに、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)があります。加熱で菌自体は死んでも、あらかじめ産生された毒素が残ってしまうことがあるため、食品を扱う現場では菌をできるだけ増やさないこと、そして菌が持つ「病原性の武器」そのものを弱めることが重…

公開日: 2026年09月08日 01:34

モリンガ種子の苦味成分を減らす発芽・発酵技術、成分プロファイルへの影響を解析 研究論文OpenAlexタイ

モリンガ種子の苦味成分を減らす発芽・発酵技術、成分プロファイルへの影響を解析

モリンガ(Moringa oleifera)は葉だけでなく種子も栄養価の高い食材として注目されていますが、種子粉末を食品原料として活用する際には大きな壁があります。種子に多く含まれるグルコシノレートという成分が、強い苦味の原因になっているのです。この苦味を抑えつつ栄養価の高い粉末として利用できないか…

公開日: 2026年09月07日 07:23

光る炭素粒子でタンパク質分解酵素の働きを調べる新手法、果汁飲料での検証結果 研究論文OpenAlexタイ

光る炭素粒子でタンパク質分解酵素の働きを調べる新手法、果汁飲料での検証結果

果物にはパパインのようにタンパク質を分解する酵素(プロテアーゼ)が含まれていることがあり、食品の加工や品質管理の場面ではこうした酵素の活性をどれだけ正確かつ手軽に測れるかが課題になります。タイのシラパコーン大学の研究チームは、光る性質を持つナノ粒子「カーボンドット」を使い、プロテアーゼの働きを蛍光の…

公開日: 2026年09月07日 06:31