研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
サボテンの一属マミラリアの栄養成分と生理活性に関する研究をまとめた総説
マミラリア(Mammillaria)は、サボテン科のなかでも特に大きく、形の多様な属のひとつです。200を超える種や亜種が知られ、色鮮やかな花や育てやすさから観賞用として国際的に取引されています。原産地の中心はメキシコで、分布は米国南西部、中米、さらに南のコロンビアにまで及びます。
公開日: 2026年10月07日 06:13
イチゴ栽培におけるケイ素の葉面散布と根への施用 ― 3種のケイ素資材を比較した研究
ケイ素は、作物の生産性や品質を高める手立ての一つとして注目されてきた要素です。研究チームは、この着眼点にもとづき、イチゴ栽培においてどのケイ素資材が、またどの施用経路が有効なのかを確かめることを目的としました。
公開日: 2026年09月28日 08:39
メキシコ・サカテカス州で栽培されたビートの成分と機能性を調べた研究
ビート(テーブルビート、学名 Beta vulgaris L.)は、ビタミンや食物繊維、ミネラルといった栄養素に加え、体内ではたらきを持つとされる成分(生体活性成分)を含むことから、「スーパーフード」と呼ばれることがあります。しかし論文の著者らは、メキシコで栽培されたこの根菜については研究がごく少な…
公開日: 2026年09月28日 08:26
超加工食品はゴキブリの死亡率を高める——無脊椎動物での実験報告
超加工食品とは、工業的な加工を大きく加えて作られた食品のことです。原著によれば、イギリス・アメリカ・カナダなどの高所得国では人が摂取する総カロリーの半分以上を占め、メキシコ・ブラジル・チリなどの中所得国でも最大で3分の1に達します。売上も伸び続けており、近年は中所得国で10%、高所得国で1%上昇した…
公開日: 2026年09月25日 14:46
トウモロコシの在来品種と交配種で粒の姿と栄養を比べる ― 1554系統・1万5千件超の測定データから
トウモロコシは、メキシコや中米をはじめ世界の多くの地域で主食となり、食文化や社会的なアイデンティティとも深く結びついてきた作物です。食用だけでなく、飼料や燃料、工業原料としても幅広く使われています。著者らは、これまでの品種改良が主に収量や病害への強さ、土地への適応に向けられてきた一方で、粒の品質その…
公開日: 2026年09月13日 23:50
葉面散布したフルボ酸が水耕ハツカダイコンの収量と硝酸塩に与えた影響
ハツカダイコン(ラディッシュ)は生育期間が短く、施設栽培にも適応しやすい園芸作物です。一方で、集約的な生産では食用部位に硝酸塩がたまりやすく、品質や市場での受け入れに影響しうることが課題として挙げられています。
公開日: 2026年09月13日 22:54
サボテンの果実「ピタヤ」でつくるワイン、糖の種類で発酵と抗酸化力はどう変わるのか
ピタヤと聞くとドラゴンフルーツを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、今回取り上げる研究の対象は、メキシコなどに自生するStenocereus属のサボテンが実らせる果実です。この果実は抗酸化物質を豊富に含むことで知られており、生食や加工品だけでなく、発酵させてワインのような飲料に仕立てる試みも行われ…
公開日: 2026年09月08日 05:40
捨てられるドラゴンフルーツの茎、粉にすると使えるかもしれない――乾燥方法と収穫時期を比べた研究
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)は果実を収穫した後、サボテンの仲間らしい平たい茎(茎節、クラドードと呼ばれる部分)が大量に残ります。この茎は普段は廃棄されることが多い部位ですが、粉末に加工して機能性のある食品原料として活用できないかを調べたのが今回の研究です。研究にはUniversidad Tecnoló…
公開日: 2026年09月08日 04:54
白トウモロコシの発芽にひと工夫、過酸化水素処理でフェノール類・GABA・抗酸化力を高める研究
メキシコの食卓に欠かせないトウモロコシは、炭水化物やたんぱく質、食物繊維に加えて、ビタミンやミネラル、抗酸化作用を持つ機能性成分を含む穀物です。伝統的にはアルカリ処理(ニシュタマル化)でトルティーヤなどに加工されますが、この工程ではたんぱく質や多糖類、ポリフェノールなどが排水(ネハヨテと呼ばれる副産…
公開日: 2026年09月04日 07:25
食料システムは目標を達成できるか——44指標で世界の進捗を評価した研究
「食」は健康だけでなく、環境や経済、社会の公正さにも深く関わっています。近年、各国や国際機関は食料システム(生産から流通、消費までの一連の仕組み)を持続可能な形に変えていこうという取り組みを進めてきました。しかし、こうした取り組みがどれだけ進んでいるのかを測る「共通のものさし」は、実はこれまで十分に…
公開日: 2026年08月12日 19:32
南米近海のウニ、卵と精巣の「見た目」と「味」の関係を調べた研究
寿司や海鮮丼で人気の「ウニ」。あの独特な甘み・うまみを持つオレンジ〜黄色の部分は、実はウニの生殖巣(精巣・卵巣)で、専門的には「ウニ」と呼ばれる食材です。市場では、色や食感、大きさによって品質のランク分けがされていますが、見た目のよさと実際の栄養・味の成分にはどんな関係があるのでしょうか。今回紹介す…
公開日: 2026年08月12日 00:29
アイスランドコンブ由来のバイオ肥料、エアロポニック栽培のインゲンマメにどう働く?
近年、農業の現場では化学肥料に頼りすぎない栽培方法への関心が高まっています。その一つが、海藻を原料とした「バイオ肥料」の活用です。今回紹介する研究は、アスコフィルム・ノドサム(Ascophyllum nodosum)という海藻由来のバイオ肥料を、インゲンマメ(Phaseolus vulgaris L…
公開日: 2026年07月23日 16:29