研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
植物性パティに「肉らしさ」を足す新技術 ヘム鉄タンパク質×メイラード反応で味と食感を改良
植物由来の代替肉(プラントベースミート)は環境負荷の低さなどから注目されていますが、実際の肉に比べて「うま味が薄い」「独特の食感に欠ける」といった課題がよく指摘されます。今回紹介する研究では、肉らしい血のような風味(ブラッディテイスト)を持つ「ヘムタンパク質加水分解物」という素材に着目し、加熱と糖の…
公開日: 2026年09月02日 03:37
亜麻仁オイル由来の環状ペプチドに、炎症による骨量減少を抑える働き?マウス実験で報告
骨は一生を通じて壊されては作られる、を繰り返している組織です。ところが炎症が続くと、骨を壊す働きを持つ「破骨細胞」が過剰に活性化し、骨を作る速度を上回って骨がどんどん失われてしまうことがあります。これが炎症性の骨量減少で、既存の治療薬には長期的な安全性の課題も指摘されています。そこで注目されたのが、…
公開日: 2026年09月02日 02:34
食用マツヨイグサの若芽に含まれる抗酸化・抗炎症フェノール成分を探る
マツヨイグサ(Oenothera biennis)といえば、γ-リノレン酸を含む種子油が健康食品や研究の対象として広く知られてきました。一方で、この植物の若芽や葉は昔から食用の野草として利用されてきたにもかかわらず、その成分や働きについてはあまり詳しく調べられていませんでした。今回、韓国生命工学研究…
公開日: 2026年09月02日 00:03
腸内細菌の多様性で反応が変わる? 過体重成人を対象にした乳酸菌由来素材の臨床試験
腸内細菌の構成は人によって大きく異なります。同じ食品やサプリメントを摂っても、体重や代謝への影響が人によってまちまちなのは、この腸内細菌の個人差が関係しているのではないかという見方があります。今回紹介する研究は、過体重の成人を対象に、乳酸菌由来のパラプロバイオティクス素材「Lactiplantiba…
公開日: 2026年08月31日 17:32
独り暮らしの高齢者は食事からの水分摂取が少ない?歯の本数や滑舌との関連を調べた韓国の研究
高齢になると喉の渇きを感じにくくなり、体内の水分バランスを保つ働きも弱まることが知られています。特に一人暮らしの高齢者は、食事の準備が難しくなったり食欲が落ちたりする中で、水分や栄養が不足しやすい立場にあると指摘されてきました。今回紹介する研究は、韓国の国民健康栄養調査のデータを使い、独り暮らしの高…
公開日: 2026年08月31日 17:29
キムチの『素』だけを冷凍輸出する?ヤンニョムソースの長期保存と発酵コントロールを調べた研究
キムチは発酵食品であるがゆえに、長距離を運ぶあいだにも発酵がじわじわと進んでしまいます。乳酸菌の働きで酸味が強くなりすぎたり、発生したガスで容器が膨張・破裂したりする問題は、海外輸出の現場で長年の悩みの種になってきました。今回紹介する研究は、この課題に対して発想を変えたアプローチを試しています。キム…
公開日: 2026年08月31日 17:28
見た目や糖度が似ていても中身は別物? 新品種モモを香り成分まで比べてみた研究
桃を選ぶとき、多くの人はまず甘さ(糖度)を目安にする。しかし、糖度計の数値がほぼ同じ桃でも、食べたときの印象がまったく違うことは珍しくない。今回紹介する研究は、韓国で新しく育成された3つのモモ品種「ファングィビ(Hwanggwibi)」「ソラ(Seola)」「ヤンホンジャン(Yanghongjang…
公開日: 2026年08月31日 17:22
超加工食品をよく食べる人ほど肥満になりやすい? 韓国の大規模追跡調査から
スナック菓子やインスタント食品、加糖飲料のように、工業的な加工を経て作られる「超加工食品」は、私たちの食生活にすっかり定着しています。こうした食品の摂取量が多いことと肥満との関係は以前から関心を集めてきましたが、体質、とくに肥満になりやすい遺伝的な傾向を持つ人でその影響がより強く出るのかどうかは、ま…
公開日: 2026年08月31日 17:05
韓国における超加工食品の摂取量、17年で増加 心血管代謝の指標との関連を分析
コンビニ食品やインスタント食品、清涼飲料水など、工業的な加工を経て作られる食品は「超加工食品」と呼ばれます。世界的にこうした食品の摂取量が増えていることが知られており、健康への影響が懸念材料として注目されてきました。しかし、アジアの成人を対象に、超加工食品の摂取と健康指標との関連を調べた研究はまだ限…
公開日: 2026年08月31日 14:33
水分摂取が少ないと歯周炎のリスクが高い? 韓国の全国調査から見えてきたこと
歯周炎は歯を支える歯ぐきや骨に炎症が起こる病気で、生活習慣との関わりが指摘されてきました。今回紹介するのは、日々の水分摂取量と歯周炎の関係を、韓国の大規模な国民健康調査のデータを使って調べた研究です。食事に含まれる塩分(ナトリウム)の摂取量によって、この関係の現れ方が違うのかどうかも合わせて検討され…
公開日: 2026年08月28日 02:41
水稲の移植日を変えるとメタン排出量は減らせるか——韓国の2品種で2年間検証
お米づくりの水田は、私たちの主食を支える一方で、メタン(CH4)という温室効果ガスの発生源としても知られています。気候変動の影響で稲の移植(田植え)時期がずれてきている中、収量を大きく落とさずにメタン排出を減らせる移植のタイミングはあるのか——この問いに取り組んだ研究が、韓国の安城(Anseong)…
公開日: 2026年08月27日 12:29
海藻ノリの摂取量と腹部肥満リスク、18年追跡の韓国人コホート研究が示したこと
おにぎりや海苔巻きに欠かせない海藻「ノリ」。韓国でも日常的に食べられている食材ですが、この身近な食品が長期的な体型の変化と関係している可能性を示す研究が報告されました。今回紹介するのは、韓国の成人を対象に、ノリの摂取量と「腹部肥満」の発症リスクとの関連を18年間という長期間にわたって調べた前向きコホ…
公開日: 2026年08月25日 23:39