研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食料システムは目標を達成できるか——44指標で世界の進捗を評価した研究
「食」は健康だけでなく、環境や経済、社会の公正さにも深く関わっています。近年、各国や国際機関は食料システム(生産から流通、消費までの一連の仕組み)を持続可能な形に変えていこうという取り組みを進めてきました。しかし、こうした取り組みがどれだけ進んでいるのかを測る「共通のものさし」は、実はこれまで十分に…
公開日: 2026年08月12日 19:32
オレンジの皮が微細藻類の脂肪酸組成を変える? 柑橘副産物を使った混合栄養培養の研究
私たちが日常的に食べているオレンジ。その果肉を絞ったあとに残る「皮」は、多くの場合廃棄物として扱われます。しかし近年、こうした農産業由来の副産物を有効活用し、新たな価値を生み出そうとする研究が世界各地で進められています。今回紹介するのは、そんなオレンジ果皮の抽出物を、微細藻類の培養に活用しようとする…
公開日: 2026年08月09日 18:31
農産副産物を使った牛肉飼育、肉質と環境負荷はどう変わる? 乳用種肥育牛での比較研究
私たちが食べる牛肉は、牛が何を食べて育つかによって性質が変わることが知られています。特に近年注目されているのが「人間も食べられる穀物を家畜の餌にどれだけ使うか」という問題です。牛に穀物を大量に与えることは、人間の食料と競合する可能性があるため、持続可能性の観点から議論されてきました。今回紹介する研究…
公開日: 2026年07月30日 01:33
食用クラゲへの心理的ハードル、欧州3か国調査でわかったこと
近年、持続可能な海洋資源として「クラゲ」を食品に活用する試みが世界各地で提案されています。しかし、クラゲを日常的に食べる文化を持たない欧米圏の消費者が、実際にクラゲ料理をどう受け止めるのかについては、これまであまり詳しく調べられてきませんでした。今回紹介する研究は、フィンランド・アイルランド・オラン…
公開日: 2026年07月29日 01:37
持続可能な栄養への挑戦—世界の食料システムを変える研究の最前線
私たちが毎日口にする食べ物は、健康だけでなく地球環境にも大きな影響を与えています。近年、食料システムは環境の劣化を招く大きな要因であると同時に、人々の健康状態を左右する重要な要素として認識されるようになってきました。世界的な食生活のパターンは、生活習慣病などの非感染性疾患の増加とも深く結びついており…
公開日: 2026年07月12日 04:41
モリンガ葉パウダーでサワードウパンは変わるか——抗酸化力と香りに注目した研究
モリンガ(Moringa oleifera)は、乾燥に強く栄養価の高い植物として近年注目されている木本植物です。その葉を乾燥させて粉末にしたものは、食品への機能性素材としての活用が世界各地で試みられています。今回紹介する研究では、シチリア島で栽培されたモリンガの葉から作られた粉末(MOLP)を、セモ…
公開日: 2026年07月10日 18:33
伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」には、貧困や飢餓の解消、健康、教育、平等、気候変動対策など幅広いテーマが含まれています。今回紹介するのは、こうしたSDGsの達成と、心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)をはじめとする慢性疾患の予防とを結びつけて論じた、国際栄養学会と第28回世界臨床栄養学…
公開日: 2026年07月08日 21:29
食用昆虫はソーセージや代替肉にどこまで混ぜられる?25本の研究を横断調査
近年、環境負荷の少ないタンパク源として食用昆虫が注目されています。ただし、昆虫をそのままの姿で食べることに抵抗を感じる人は少なくありません。そこで考えられている工夫のひとつが、ソーセージやハンバーグのような食肉製品、あるいは大豆などから作られる代替肉(ミートアナログ)に昆虫の粉末などを混ぜ込み、食べ…
公開日: 2026年07月04日 01:26
一さじのはちみつは、雨の記憶を持っている
ペルーのアマゾン奥地、ワヤガ川流域の森で、ある小さなハチが研究者の注目を集めています。針を持たないミツバチの一種で、体長はわずか数ミリ。2019年10月から2023年4月にかけて行われた調査で、このハチが生み出すはちみつの量が、季節ごとの降雨量と強く連動していることが報告されました(トロピカル・アン…
公開日: 2026年06月15日 10:36