研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食事パターンと自傷念慮の新規発症、その関連を追った縦断研究 研究論文OpenAlex中国

食事パターンと自傷念慮の新規発症、その関連を追った縦断研究

食事の内容が心の健康と関係しているのではないか、という視点は近年注目されています。しかし、どのような食事パターンが新たに自傷念慮(自分を傷つけたいという考え)が生じることと関連するのかについて、時間を追って調べた研究はまだ十分ではありませんでした。今回紹介するのは、中国山東省の済寧市・鄒城市・濰坊市…

公開日: 2026年08月28日 02:45

青年期のメンタルヘルスと食習慣・睡眠・運動の関係を整理 栄養に関する知識や理解力(ヘルスリテラシー)は『上流の標的』になりうるか 研究論文OpenAlex中国

青年期のメンタルヘルスと食習慣・睡眠・運動の関係を整理 栄養に関する知識や理解力(ヘルスリテラシー)は『上流の標的』になりうるか

思春期から青年期にかけては、体だけでなく心の発達にとっても敏感な時期とされています。世界的に不安や抑うつなど青年期のメンタルヘルスの問題が増えている一方で、朝食の欠食や糖分の多い飲料の摂り過ぎといった不健康な食習慣もこの年代でよく見られます。こうした背景のもと、『栄養に関する情報を入手し、理解し、評…

公開日: 2026年08月28日 02:37

肉やコーヒー、発酵食品の風味を決める「含硫香気成分」とは?分子構造から匂いの仕組みを読み解く総説 研究論文OpenAlex中国

肉やコーヒー、発酵食品の風味を決める「含硫香気成分」とは?分子構造から匂いの仕組みを読み解く総説

ステーキの焼ける匂い、コーヒーの香ばしい香り、味噌や醤油といった発酵食品特有の風味。これらの背後には、ごく微量でも強い香りを放つ「含硫香気成分(硫黄を含む香り分子)」が関わっていると考えられています。この総説論文は、こうした含硫香気成分について、これまでの研究の進み方と今後の課題を整理したものです。

公開日: 2026年08月28日 02:34

中国北部の妊娠初期女性2万人超を調査、10年間でビタミンD不足が続く実態を報告 研究論文OpenAlex中国

中国北部の妊娠初期女性2万人超を調査、10年間でビタミンD不足が続く実態を報告

ビタミンDはカルシウムやリンの代謝に関わり、骨の健康を保つために欠かせない栄養素です。それだけでなく、遺伝子の働きの調整や細胞の増殖・分化、免疫の調整、炎症を抑える働きにも関係しているとされています。しかし世界的に見て、ビタミンDの不足や欠乏は深刻な公衆衛生上の課題になっており、骨粗しょう症や自己免…

公開日: 2026年08月27日 08:34

抗炎症食、知ってはいても実践は道半ば――中国貴州省での意識調査から 研究論文OpenAlex中国

抗炎症食、知ってはいても実践は道半ば――中国貴州省での意識調査から

野菜や果物、全粒穀物、豆類、ナッツ、オメガ3脂肪酸を含む魚などを多くとり、加工食品や精製された炭水化物、飽和脂肪を控える「抗炎症食」という食事パターンが、近年の研究で注目されています。慢性的な軽い炎症は、虚血性心疾患や脳卒中、糖尿病、慢性腎臓病、非アルコール性脂肪肝、さらには自己免疫疾患や神経変性疾…

公開日: 2026年08月27日 08:31

食塩の摂り方と喘息発症リスク、カリウムが鍵に?――37万人超の追跡研究 研究論文OpenAlex中国

食塩の摂り方と喘息発症リスク、カリウムが鍵に?――37万人超の追跡研究

塩分の摂りすぎは高血圧など循環器系への影響がよく知られていますが、近年は免疫にかかわる病気との関連にも関心が寄せられています。喘息もそのひとつで、成人になってから発症するケースが食生活とどう関係しているのかは、これまではっきりしていませんでした。今回、イギリスの大規模データベース「UKバイオバンク」…

公開日: 2026年08月27日 07:35

食事性カルシウム摂取と高尿酸血症の関連を調べた中国の研究 研究論文OpenAlex中国

食事性カルシウム摂取と高尿酸血症の関連を調べた中国の研究

高尿酸血症(血液中の尿酸値が高い状態)は、痛風などとの関連が知られており、食生活との関係が研究されてきました。これまでにも、特定の食事性栄養素の摂取が高尿酸血症のリスクと関連することが報告されてきましたが、食事から摂るカルシウムの量と高尿酸血症との関係については、これまでよくわかっていませんでした。…

公開日: 2026年08月27日 06:32

エノキタケの根を乳酸菌で発酵させると栄養や風味はどう変わる? 研究論文OpenAlex中国

エノキタケの根を乳酸菌で発酵させると栄養や風味はどう変わる?

エノキタケは鍋料理や炒め物でおなじみのキノコですが、私たちが食べているのは主に上の部分(傘や柄)で、根に近い部分(根部)は加工の際に副産物として大量に出ます。この根部をどう活用するかは、食品資源を無駄にしないための課題の一つとされています。今回紹介する研究は、河南科技学院(中国)食品科学学院の研究者…

公開日: 2026年08月26日 04:39

高塩分の発酵環境で酵母が生き延びる仕組みとは?機能性タンパク質補給の効果をプロテオミクスとメタボロミクスで探る 研究論文OpenAlex中国

高塩分の発酵環境で酵母が生き延びる仕組みとは?機能性タンパク質補給の効果をプロテオミクスとメタボロミクスで探る

醤油や味噌などの伝統的な高塩分発酵食品には、高い塩分濃度でも生育できる耐塩性酵母が深く関わっています。その代表格が Zygosaccharomyces rouxii(ジゴサッカロミセス・ルキシー)という酵母です。この酵母は伝統的な高塩分発酵食品で広く見られる一方、一部の食品システムでは腐敗の原因とな…

公開日: 2026年08月26日 04:37

塩味・苦味・辛味を「適度に」好む人はうつ病リスクが低い? 脳構造との関連を調べた大規模研究 研究論文OpenAlex中国

塩味・苦味・辛味を「適度に」好む人はうつ病リスクが低い? 脳構造との関連を調べた大規模研究

「辛いものが好き」「しょっぱい味が好き」といった食の好みは、単なる嗜好の問題だと思われがちです。しかし近年、食の好みや食習慣とこころの健康との間に何らかのつながりがあるのではないかという研究が進められています。今回紹介する研究は、14万人を超える非常に大規模なデータを用いて、味の好み(塩味・苦味・辛…

公開日: 2026年08月25日 23:36

アワの有機肥料代替がもたらす『穂と葉の連携』とは―窒素削減下でも収量と品質を両立できる可能性 研究論文OpenAlex中国

アワの有機肥料代替がもたらす『穂と葉の連携』とは―窒素削減下でも収量と品質を両立できる可能性

化学肥料の使いすぎは土壌や環境への負担が指摘される一方で、単純に窒素肥料の量を減らせば作物の収量や品質が落ちてしまうことも知られています。そこで注目されているのが、化学窒素肥料の一部を有機肥料に置き換える『有機肥料代替』という方法です。この方法がなぜ収量や品質の維持・向上につながるのか、その体の中の…

公開日: 2026年08月25日 23:30

全粒穀物への主食置き換えは中性脂肪や血糖関連指標に変化をもたらすか——2型糖尿病高リスク者を対象にした試験の追加解析 研究論文OpenAlex中国

全粒穀物への主食置き換えは中性脂肪や血糖関連指標に変化をもたらすか——2型糖尿病高リスク者を対象にした試験の追加解析

白米やパン、麺類などの「主食」を全粒穀物に置き換えると、体にどのような変化が起きるのでしょうか。2型糖尿病は発症前の段階から、脂質異常や体のインスリンへの反応の鈍さ、お腹まわりへの脂肪の蓄積などが同時に進んでいることが多いとされています。今回紹介する研究は、そうした2型糖尿病の高リスク成人を対象に、…

公開日: 2026年08月25日 22:43