著者の所属・活動拠点の国は、インドネシアです。
掲載誌:Jurnal Medicare
ライセンス: CC BY-SA 4.0 対象: 公開論文 確認元: 論文PDF
研究の目的
妊娠初期の吐き気や嘔吐は、食事や日常生活に影響することがあります。研究チームは、ベカシのカバンブンギン保健センターの担当地区で、妊娠初期の女性がショウガの煮出し水を飲んだ後に、吐き気や嘔吐がどのように変化するかを調べました。
何を、どのように調べたか
対象は妊娠初期の女性32人です。研究チームは、募集時に参加可能だった女性を集め、ショウガの煮出し水を飲む16人と、飲まない対照群16人について、研究期間の前後で症状を調べました。参加者を各群に割り当てた具体的な方法は記載されていません。
吐き気と嘔吐の評価には、妊娠中のこれらの症状を点数化する「PUQE」と記載された質問票とチェックリストを用い、症状なし、軽度、中等度、重度という区分で結果を示しました。一方、煮出し水に使ったショウガの量や飲む頻度、飲用期間などの詳しい条件は報告されていません。
主な報告結果
論文によると、開始前は両群とも16人全員が軽度の吐き気・嘔吐に分類されていました。研究期間後、ショウガの煮出し水を飲んだ群では16人全員(100%)が症状なしに分類されました。
対照群でも、研究期間後には13人(81%)が症状なしとなり、3人(19%)は軽度でした。研究チームは、両群で症状の改善が見られ、症状なしとなった人の割合は煮出し水を飲んだ群で数値上高かったと報告しています。
この報告が示すこと
著者らは、この結果だけではショウガの煮出し水そのものの効果は確立できないと結論づけています。対照群でも症状が改善しており、両群の変化の差を直接検証した明確な統計解析が示されていないためです。
また、対象者が少なく、症状の分類と平均点との対応が不明確で、飲用条件や併用されたケアの記載も十分ではないという限界を挙げています。この報告は、飲用前後に観察された症状の変化を示すものであり、煮出し水による改善と、それ以外の要因による変化を切り分けたものではありません。
原著論文の著者・所属:Farida Mentalina Simanjuntak(Midwifery, STIKes Medistra Indonesia, Bekasi, Indonesia)、Aritonang, Tetty Rina(Midwifery, STIKes Medistra Indonesia, Bekasi, Indonesia)、Silalahi, Friska Junita(Midwifery, STIKes Medistra Indonesia, Bekasi, Indonesia)、Siregar, Renince(Midwifery, STIKes Medistra Indonesia, Bekasi, Indonesia)
※本記事は原著論文をもとに、日本語で要約・説明を加えた研究紹介です。 出典(原著論文):Farida Mentalina Simanjuntak, Aritonang, Tetty Rina, Silalahi, Friska Junita, Siregar, Renince Effect of Boiled Ginger Water Consumption on Nausea and Vomiting Among First-Trimester Pregnant Women in the Working Area of Cabangbungin Health Center, Bekasi. Jurnal Medicare 2026-10-31. DOI: . 原著ライセンス:CC BY-SA 4.0.
本紹介記事の文章(題名・見出しを含む)は、CC BY-SA 4.0で提供します。原著論文をもとにNutriMap Japanが日本語で要約・説明を加えています。対象は本紹介記事の文章に限り、ヒーロー画像・サイトのロゴ・画面デザイン・他の記事・データベース全体は含みません。