著者の所属・活動拠点の国は、インドネシアです。
掲載誌:COMPETITOR Jurnal Pendidikan Kepelatihan Olahraga
ライセンス: CC BY-SA 対象: 公開論文 確認元: OpenAlex
研究の目的
無償の栄養給食プログラム(MBG)は、学校に通う生徒の栄養摂取を改善することを目的としています。しかし著者らによると、その成果は、皿に残される食べ残しの多さによって妨げられることが少なくありません。食べ残しには、料理の味のような外的な要因が影響すると考えられています。
そこで研究チームは、マカッサルの公立中学校SMPN 33 Makassarで提供されたMBGの献立を対象に、生徒による料理の味の評価、食べ残しの割合、そして両者の関係を調べました。
調べた方法
調査は2026年1月に行われ、目的に合う対象者を選ぶ方法で9年生90人が参加しました。ある一時点のデータを集め、二つの事柄に関連があるかを確かめる研究デザインです。
味の評価は、質問項目をあらかじめ定めた質問票で集めました。食べ残しは、コムストック法と呼ばれる方法で、皿に残った量を目で見て段階的に見積もりました。味の評価と食べ残しの関係は、カイ二乗検定という統計手法で分析し、有意水準は0.05としました。
主な結果
論文によると、回答者の55.6%がMBGの献立の味を満足できるものと評価しました。食べ残しについては、68.9%が「食べ残しなし」、つまり残した量が20%以下の区分に入っていました。
さらに、味の評価と食べ残しの間には統計的に有意な関係があると報告されています(p値は0.000)。
研究が示すこと
著者らは、料理の味の評価が生徒の食べ残しと直接関連していると結論づけています。そのうえで、食べ残しを減らし、10代の生徒の栄養をより確実に満たすために、給食を担う提携キッチンの運営者が定期的に評価を行い、レシピを調整することを強く勧めています。
この研究は、給食の栄養面の目的を果たすには、生徒がおいしいと感じるかどうかという点も見逃せないことを、一つの学校の調査から示したものといえます。
原著論文の著者・所属:M. Rachmat Kasmad(Universitas Negeri Makassar)、Marzayla Aprillia(Universitas Negeri Makassar)、Sahabuddin(Universitas Negeri Makassar)
※本記事は原著論文をもとに、日本語で要約・説明を加えた研究紹介です。 出典(原著論文):M. Rachmat Kasmad, Marzayla Aprillia, Sahabuddin The Relationship Between Food Taste and Food Waste in the MBG Menu. COMPETITOR Jurnal Pendidikan Kepelatihan Olahraga 2026-08-25. DOI: 10.67322/cpjok.v18i3.1212. 原著ライセンス:CC BY-SA 4.0.
本紹介記事の文章(題名・見出しを含む)は、CC BY-SA 4.0で提供します。原著論文をもとにNutriMap Japanが日本語で要約・説明を加えています。対象は本紹介記事の文章に限り、ヒーロー画像・サイトのロゴ・画面デザイン・他の記事・データベース全体は含みません。