ドラゴンフルーツ(ピタヤ)は果実を収穫した後、サボテンの仲間らしい平たい茎(茎節、クラドードと呼ばれる部分)が大量に残ります。この茎は普段は廃棄されることが多い部位ですが、粉末に加工して機能性のある食品原料として活用できないかを調べたのが今回の研究です。研究にはUniversidad Tecnológica de Tecamachalcoの食品工学系やBenemérita Universidad Autónoma de Puebla、Centro de Investigación en Ciencias Agrícolasの研究者らが取り組みました。
何を比べたのか
この研究では、ドラゴンフルーツ(Selenicereus undatus L.)の茎節を原料に粉末を作る際、乾燥の条件と、茎を採取する時期(成熟段階)が粉末の性質にどう影響するかを検討しています。茎節という、通常は捨てられてしまう部分をあえて素材として選び、それをどのような条件で乾燥させれば粉末原料として活用しやすくなるかを比較する、という組み立てです。
研究の位置づけと読むうえでの注意
提供された要旨の情報は「ドラゴンフルーツの茎節」という対象を特定する記述にとどまっており、具体的にどの乾燥温度・時間を比較したのか、どの成熟段階(若い茎か成熟した茎かなど)を対象にしたのか、粉末の水分量や色、抗酸化成分といった数値的な結果については、要旨からは読み取れませんでした。そのため本記事では、確認できた研究の枠組み(乾燥条件と成熟段階の影響を比較したこと)以上の具体的な数値や結論は記載していません。この研究はドラゴンフルーツの副産物活用に関する一つの知見であり、これだけで実用化や健康効果が確定したわけではない点に注意してください。
まとめ
ドラゴンフルーツを育てた後に残る茎という、これまであまり注目されてこなかった部位を、乾燥条件や収穫時期を変えて粉末原料にする可能性を探った研究です。食品ロスや未利用資源の活用という観点から関心を持たれるテーマですが、詳しい効果や条件の違いについては今後公開される詳細なデータを確認する必要があります。
※本記事は原著論文の翻訳ではなく、研究内容を独自に解説したものです。参考文献:L.M. Aguilar-Veloz, Universidad Tecnológica de Tecamachalco, M. Tellez-Orosco, et al. Valorization of dragon fruit (Selenicereus undatus L.) cladodes as source of functional flour: effect of drying conditions and maturity stage. レビスタ・メヒカナ・デ・インヘニエリア・キミカ (2026). DOI: 10.24275/rmiq/alim26867.