掲載誌:PengabdianMu Jurnal Ilmiah Pengabdian kepada Masyarakat
ライセンス: CC BY-SA 対象: 公開論文 確認元: OpenAlex
活動の目的
インドネシア・パレパレ市の児童養護施設「アバディ・アイシヤ」は、バナナチップスを製造・販売する小規模な事業を運営しています。著者らはこの施設をパートナーとして地域貢献(コミュニティサービス)活動を行い、その成果を報告しました。
活動の目的は、施設が営む小さな事業の力を高めることです。具体的には、商品の種類を増やすこと、インターネットを使った販売を支援すること、そしてブランドを強化することの三つを柱としていました。
取り組みの内容
活動はまず現状の観察から始まりました。次に、バナナの「偽茎(ぎけい)」を活用する研修を行いました。偽茎とは、バナナの木で幹のように見える部分のことで、実際には葉の付け根が何重にも重なってできています。
さらに、デジタルマーケティング、つまりインターネットやSNSなどを使った販売活動への支援、包装(パッケージ)とブランドの開発を行い、最後に活動全体の評価を実施しました。
報告された主な結果
論文によると、参加者の知識が向上しました。知識を測るテストの平均点は、活動前の50.00点から活動後には80.50点に上がったと報告されています。完了率は90%でした。また、「正規化ゲイン」と呼ばれる指標は0.61でした。これは、伸びる余地のうちどれだけ実際に伸びたかを表す数値です。
知識の向上に加えて、バナナの偽茎を原料にしたチップスという新しい商品が生まれ、デジタルでの販売経路が動き出し、施設のブランドや包装のコンセプトも改善されたと報告されています。
事業の規模についても、推計された月間売上高が145万ルピアから205万ルピアに増えたとされています。
この報告が示すこと
著者らは、商品の工夫、販売のデジタル化、ブランドづくりを組み合わせることで、施設の事業を続けていく準備を整えるとともに、児童養護施設という環境で起業について学ぶ機会を支えることができると結論づけています。身近な素材を生かした新商品づくりと販売面の支援を一体で進めた取り組みの報告といえます。
原著論文の著者・所属:Rasidah Wahyuni Sari(Universitas Muhammadiyah Pare-pare)、Wahyu Arthanugraha(Universitas Muhammadiyah Pare-pare)、Hernianti Harun(Universitas Muhammadiyah Pare-pare)、Melda Meiresa(Universitas Muhammadiyah Pare-pare)、Anggi Maharani Syah Putri(Universitas Muhammadiyah Pare-pare)
※本記事は原著論文をもとに、日本語で要約・説明を加えた研究紹介です。 出典(原著論文):Rasidah Wahyuni Sari, Wahyu Arthanugraha, Hernianti Harun, Melda Meiresa, Anggi Maharani Syah Putri Diversifikasi Produk Berbasis Batang Pisang, Penguatan Pemasaran Digital, dan Branding pada Usaha Panti Asuhan Abadi Aisyiyah Kota Pare-pare. PengabdianMu Jurnal Ilmiah Pengabdian kepada Masyarakat 2026-08-15. DOI: 10.33084/pengabdianmu.v11i8.12596. 原著ライセンス:CC BY-SA 4.0.
本紹介記事の文章(題名・見出しを含む)は、CC BY-SA 4.0で提供します。原著論文をもとにNutriMap Japanが日本語で要約・説明を加えています。対象は本紹介記事の文章に限り、ヒーロー画像・サイトのロゴ・画面デザイン・他の記事・データベース全体は含みません。