研究論文

食品・栄養科学の査読済み学術論文(J-STAGEEurope PMCOpenAlexDOAJ)から毎時収集した論文一覧です。ヒトの食・栄養に関わる論文のみを対象に収集しています。NutriMap紹介記事がある場合は、論文ページリンクの横に記事リンクを掲載します。

収集データソース

🇯🇵 J-STAGE

Japan Science and Technology Agency

食物繊維・発酵食品・大豆・魚の脂肪酸等の日本語論文

🌐 Europe PMC

EMBL-EBI(PubMed/MEDLINEを内包+プレプリント・農学)

日本食・和食・発酵食品・EPA/DHA等の英語論文(PubMed収集を統合)

🌐 OpenAlex

OurResearch(オープン学術カタログ・CC0)

日本食・栄養・食品科学の英語論文(オープンデータ)

🌐 DOAJ

Directory of Open Access Journals

オープンアクセス誌の食品・栄養論文(英語)

※ NutriMap紹介記事はAIによる要約・解説を含みます。原著論文へのリンクを各記事末尾に掲載しています。断定的な健康効果の表現は使用していません。

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阿波晩茶分離乳酸菌を用いた発酵米の調製の検討

J-STAGE 収録論文(日本)

【目的】日本では米粉及び米加工品の開発等に取り組み,これらの調理・加工特性や機能性の付与などにも注力している。機能性付与では,プロバイオティクス効果をもつ乳酸菌を利用した発酵食品の製品化が進んでいる。本研究では,人々の健康に寄与する食品として,徳島県の伝統的後発酵茶である阿波晩茶から分離した乳酸菌を用いた発酵米の調製を試み,食品特性の検討を行った。 【方法】阿波晩茶分離乳酸菌 Lactiplantibacillus pentosus を供試菌とし,MRS寒天培地で30℃,72h前培養し,得られたコロニーを滅菌水に懸濁した。米(徳島県産コシヒカリ)50gを水洗いした試料と0.2%酢酸を用いて洗った試料を準備し,それぞれの試料に水75mL(乳酸菌懸濁液0.75mL(OD 660 =1.0)を含む)を加えて浸漬し,30℃で培養した。24h培養後,pHの測定を行い乳酸菌の発酵性を確認した。さらに,培養浸漬液の細菌検査(一般生菌と乳酸菌)を実施し,衛生状態の評価を行った。食品特性は未発酵米及び発酵米を炊飯した後,色調,水分活性及び水分量,テクスチャー(かたさ,凝集性,付着性)の測定を行い,比較した。 【結果・考察】発酵米の浸漬液は30℃,24h培養することでpHの低下を示した。培養後,水洗いした試料からは米由来と考えられる一般生菌が多数検出された。0.2%酢酸で洗った試料では雑菌の増殖は抑制され,衛生的に安全な発酵米を製造できることが伺えた。発酵米を炊飯した発酵ごはんは未発酵ごはんと比較して,色調では明度が低く,テクスチャー特性ではやわらかく,付着性は高くなる傾向がみられた。発酵ごはんは炊飯することで培養浸漬液中に含まれる機能性成分を吸収することから,健康に寄与する有益な発酵食品になると考えられた。

掲載日: 2025年08月30日  / 収集: 2026年05月26日 10:00

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木曽郡王滝村における伝統野菜王滝カブの栽培と郷土食すんき作りに関する研究

J-STAGE 収録論文(日本)

1.研究の背景と目的 2013年12月に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され,2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsの17の目標でも食に関わる国際的な目標が掲げられた。これを受けて,農林水産省の第4次食育推進基本計画では,「日本の伝統的な和食文化の保護・継承」について,郷土料理や伝統野菜・発酵食品を始めとする伝統食材等の魅力の再発見や,伝統的な食文化や地域の郷土料理等の歴史や文化的背景等を学ぶ機会の提供といった食育の推進を行うとしている(農林水産省2021)。 長野県木曽地域には,塩を使わずに伝統野菜の赤カブの茎菜を乳酸菌で発酵して作る郷土食すんきがある(伊藤・三田・広田1979)。歴史,地域性に加え,無塩の漬物の希少性が評価され,2007年に「木曽の赤カブとすんき」が希少食材認定制度「味の箱舟」に認定された。高齢化・過疎化が進む木曽地域の食文化の継承は,今後ますます課題となっていくことが指摘できる。 以上を踏まえ,本研究は,長野県木曽郡王滝村においてすんきという食文化が集落内でどのように継承され,持続されているのかを明らかにすることを目的とする。なお,本発表では,2023年度および2024年度の①集落内の赤カブ栽培状況に関する土地利用調査,②すんきの作り方や王滝村の生活に関する聞き取り調査の結果について報告する。 2.研究方法 2023年10月6~7日,2024年10月19~20日に王滝村上島集落,中越集落,野口集落,小川集落,九蔵集落で岐阜大学教育学部地理学教室の3~4年生と土地利用調査を実施した。また,2023年11月18~19日,2024年11月5日に集落の女性5名(80歳代~50歳代)へすんきの漬け方や王滝村の生活に関する聞き取り調査を行った。 3.結果・考察 土地利用調査を実施した各集落では,多くが家庭菜園で赤カブを栽培していた。大滝村ではサル,イノシシによる獣害がみられることから,畑の周囲には防護柵等の獣害対策がみられた。 聞き取り調査から王滝村では,伝統野菜の王滝カブとJAで品種改良したアマカブラという赤カブが栽培されていることがわかった。王滝カブの種は集落内の各家庭で栽培し,5~6月に種採りすることで保護,継承している。一方,アマカブラは特許を取得していることから,JAを通じてのみ種が入手でき,集落内でのみ栽培,収穫できる。赤カブは,各家庭で9月に種まきし,10月下旬~11月に収穫され,主に茎菜はすんきに,カブは酢漬けにして食されている。茎菜は本来廃棄する部分であるため,すんきを漬けたい場合には,各家庭で赤カブを栽培するか,集落内で葉茎を分けてもらう。すんきは主に集落内の女性が漬けているが,男性のもつ常在菌が良いとされ,稀に男性が漬ける家庭もある。王滝村に嫁いできた女性は,すんきの漬け方を嫁ぎ先の義祖母や義父母から教わり,継承している。しかし,すんきは気象条件や各自の常在菌によって,毎年味や発酵具合が異なり,上手く発酵できないことがある。そのため,家庭内だけでなく集落内の女性同士で情報交換を行い,他の家庭からすんきを分けてもらい,自宅のすんきと混ぜることで,より良く発酵させる工夫をしている。また,伝統的な食べ方だけでなく,新しい料理についても情報交換をしている。これらのことから,すんきは集落内の女性が世代を超えてコミュニケーションを取るための媒体になっており,集落の維持にも関わっていることが考えられた。 文献 伊藤徳・三田コト・広田直子1979.長野県木曽地方における食 事調査.長野県短期大学紀要(34):21‐3

掲載日: 2025年03月31日  / 収集: 2026年05月26日 10:00

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新奇な技法による食品有用資源の解析とその応用

J-STAGE 収録論文(日本)

本研究は,亜臨界流体を用いる新奇抽出法の開発,ならびに,技術革新による発酵食品の菌叢解析の実践,および未知微生物の新奇な単離方法に関する.食品由来成分の効率的抽出法の確立を目標に,含水有機溶媒を用いる亜臨界流体抽出法を考案した結果,従来の亜臨界水抽出法に比べて抽出効率が向上することを見出した.さらに,小スケールの亜臨界抽出反応システムを開発し,和種薄荷精油の主要成分に対する熱分解特性の解明に応用した.また,伝統自然発酵食品である野菜発酵液(コウソ液)の菌叢解析を行い,未知の乳酸菌が優勢的に存在することを見出した.本菌は難培養菌の特性を有し,当初は純粋培養ができなかったが,筆者が考案した特殊な分離方法により純粋培養に成功し,単離した新菌を Apilactobacillus kosoi と命名した.さらに,共同研究により,本菌の腸管免疫賦活活性が非常に高く,その細胞壁成分に含まれる新奇リポテイコ酸が免疫賦活に寄与していることを明らかにした.

掲載日: 2025年03月15日  / 収集: 2026年05月26日 10:00

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大学生駅伝選手における腸内環境の改善が鉄栄養状態へ及ぼす影響

J-STAGE 収録論文(日本)

腸内環境が改善することで鉄代謝の抑制を防ぎ、鉄栄養状態の改善へ繋がる可能性がある.大学生駅伝選手に対し腸内環境を整える食事内容への介入により、腸内環境の改善が鉄栄養状態へ及ぼす影響を検討することを目的とした. 大学生男子駅伝ブロックに所属する選手13名を対象に、2024年4月から2025年1月を調査期間とし、血液検査、腸内細菌叢検査、食物摂取頻度調査を2~3か月に1回の頻度で計4回実施した.得られた検査結果を基に個別に栄養指導を行い、寮で提供される食事に腸内環境を整える食材を取り入れ、栄養セミナーにて選手の知識レベルを高め行動変容へ繋げるアプローチを行った.本発表では箱根駅伝本選の選抜選手(5名)と非選抜選手(8名)を比較し腸内細菌叢および鉄栄養状態に関する群間の差異を検討する.選抜選手と非選抜選手の平均で1回目と4回目の結果を比較すると、腸内細菌叢検査はビフィズス菌と酪酸産生菌の増加率がそれぞれ326%と159%、258%と150%であり、特に選抜選手での増加が顕著であった.一方、機能性下痢(IBS)スコアの増加率は選抜選手で減少(64%)、非選抜選手は増加(482%)を示した.食物摂取頻度調査は、水溶性食物繊維と鉄の摂取量増加率は全選手減少、ヨーグルト摂取頻度の増加率は183%,107%であり、全員が2回目以降はビフィズス菌入りの製品を摂取していた.血液検査は鉄栄養状態に変化は認められなかった.食事介入により有用菌は特に選抜選手での改善が顕著であったことがIBSスコアに影響を及ぼしたと考えられる.一方、夏合宿や実習などにより食環境が不安定となった時期(2・3回目調査)は、腸内環境の一時的な悪化がみられ、これが鉄栄養状態に変化が見られなかった要因の一つである可能性が考えられる.今後はより長期的介入での腸内環境の長期的安定化による鉄栄養状態への影響を改めて検討する必要がある.

掲載日: 2025年12月01日  / 収集: 2026年05月26日 09:32

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樹液食性のマーモセットにおける腸の栄養吸収機構の適応メカニズム解明を目指した腸管オルガノイド由来腸管上皮シートの作成

J-STAGE 収録論文(日本)

霊長類では昆虫食、葉食、樹液食、果実食など実に多様な食性が揃っており、食性に合わせた形質の進化を調べる上で魅力的な研究対象である。多様な食物は多様な消化・吸収機構を要求し,霊長類を含む動物は腸の形態や腸内細菌組成を食性に合わせて多様化させていることが知られている。食物が消化されて生じた糖やアミノ酸、短鎖脂肪酸などの栄養素は,腸管内腔を覆う腸管上皮に含まれる吸収上皮細胞に発現する輸送体によって吸収される。食性によって各栄養素への依存度が異なるため、吸収上皮細胞による栄養吸収機能にも種差があることが考えられる。しかし、種々の霊長類から機能解析が可能な新鮮な腸管組織をサンプリングすることが難しいため、この機能が霊長類の中でどのような多様性を示すのかは未解明である。本研究は、様々な霊長類に対して適用可能な、in vitro培養系を用いた栄養素吸収効率の評価系を構築し、霊長類の栄養吸収機構が食性に合わせてどのように多様化しているかを解明することを目的とする。腸管オルガノイド培養系は腸管組織に由来する腸管上皮幹細胞を生体外培養する技術で、生体内に近い状態の吸収上皮細胞を供給できるため、本研究に用いる培養系として最適である。発表者らは難消化性食物繊維である樹液を主食とするコモンマーモセットと、それに近縁で果実食性のワタボウシタマリンの腸管をサンプリングする機会に恵まれ、それぞれから腸管オルガノイドを樹立した(1,2)。現在、樹立したオルガノイドのうち、難消化性食物繊維が腸内細菌に分解されて発生する短鎖脂肪酸の吸収が主に起きる盲腸と、果実に含まれる糖の吸収が主に起きる十二指腸のオルガノイドを用い、それぞれの栄養素の輸送効率評価に利用可能な腸管上皮細胞シートの作成に取り組んでいる。本発表では、系構築の進展状況を報告する。

掲載日: 2025年10月18日  / 収集: 2026年05月26日 09:32

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ガム食と腸内細菌を介したコモンマーモセットとシロミミオポッサムの種間相互作用

J-STAGE 収録論文(日本)

樹上性である霊長類は様々な他の樹上性動物と,採食やねぐらなど,様々な状況で,競合的に相互作用をしている。中南米では,ヨザルを除くすべての霊長類が昼行性なので,種間相互作用は基本的に日中に見られる。ところが興味深いことに,ブラジル北東部に生息するコモンマーモセットが,夜行性有袋類であるシロミミオポッサムと相互作用する例が見つかっている。コモンマーモセットは発達した下顎の切歯により樹皮をガウジングし,時間をおいて再び空けた穴を訪れて,滲出したガムを摂食する。このとき,コモンマーモセットが寝ている夜間に,シロミミオポッサムがこのガム穴を訪れ,摂食することがある。シロミミオポッサムはガウジングすることができないので,コモンマーモセットにとっては時間を超えてシロミミオポッサムにガムという資源を一方的に奪われたことになる。私たちは,行動面だけでなく,消化生理の観点からもこのガム食を介した種間相互作用に注目した。ガムの栄養は高度に濃縮されたプロテオグリカンであり,難消化性の食物繊維である。コモンマーモセットは発達した盲腸に複数種の特異なビフィズス菌を共生させており,ビフィズス菌のはたらきでプロテオグリカンを消化できるとされている。本研究では,ペルナンブコ連邦農村大学のタパクラ研究林(大西洋岸森林)で,コモンマーモセットとシロミミオポッサムの腸内細菌の組成を,16S rRNA解析によって調べた。その結果,シロミミオポッサムの盲腸からも,コモンマーモセットと同系統のビフィズス菌を検出した。つまり同所的に生息するコモンマーモセットとシロミミオポッサムは,時間を超えて腸内細菌を介した相互作用もしている可能性がある。今後,異なる森林圏や,異なる季節での収集や,カメラトラップによる行動観察を通じて,この種間相互作用について詳細な分析を進めていく。

掲載日: 2025年10月18日  / 収集: 2026年05月26日 09:32

🇯🇵 J-STAGE

おからパウダーの摂取が日本人成人女性の腸内細菌叢および短鎖脂肪酸産生に及ぼす影響:無作為化プラセボ対照二重盲検試験

J-STAGE 収録論文(日本)

本研究では, 食物繊維が豊富なおからパウダーの摂取がヒトの腸内細菌叢および短鎖脂肪酸産生に及ぼす影響を調べることを目的にした。実験1のヒト介入試験では, 無作為化プラセボ対照二重盲検試験によりおからパウダーを健康な日本人女性24名に4週間摂取させ, 腸内細菌叢の変化と短鎖脂肪酸産生に及ぼす影響を調べた。実験2では, 4名のヒト新鮮糞便を用いて48時間の糞便培養試験を行い, 短鎖脂肪酸産生量を調べた。実験1の結果, おからパウダー摂取により Firmicutes 門/ Bacteroidetes 門比 (F/B比) の低下, および Bacteroides 属と Barnesiella 属の占有率の有意な増加が見られ, α 多様性の指標の有意な増加が見られた。また, 実験2の結果, おからパウダーにより酪酸産生菌の占有率が増加する傾向が見られ, 短鎖脂肪酸の中でも n -酪酸を多く産生する可能性が示された。以上のことから, おからパウダーは日本人女性の腸内細菌叢を変化させ, 多様性を増加させること, および腸内発酵性の食物繊維を含むことが示された。

掲載日: 2025年08月22日  / 収集: 2026年05月26日 09:32

🇯🇵 J-STAGE

地域高齢住民におけるフレイルと栄養・腸内細菌に関する横断研究:京丹後長寿コホート研究から

J-STAGE 収録論文(日本)

京丹後長寿コホートに参加した地域在住高齢者を対象に,フレイルの現状ならびにリスク因子を解析した.非フレイル群に比較してフレイル群で摂取が有意に少ない栄養素として,植物性たんぱく質,K,Mgなどのミネラル,ビタミンB群,食物繊維が,食品群としては大豆・大豆製品が抽出された.食・栄養素と腸内細菌叢との相関に関するクラスター解析から, Eubacterium_eligens , Christensenellaceae_R-7 , UCG-002 などが抽出された.食・栄養素と腸内細菌叢との関わりの詳細を解析することが,フレイル予防につながる可能性があることを,最新情報も含めて紹介する.

掲載日: 2025年08月01日  / 収集: 2026年05月26日 09:32

🇯🇵 J-STAGE

大学生駅伝選手における腸内環境の改善が鉄栄養状態へ及ぼす影響

J-STAGE 収録論文(日本)

腸内環境が改善することにより鉄代謝の抑制を防ぎ、鉄栄養状態の改善へつながる可能性がある.大学生駅伝選手に対し腸内環境を整える食事内容への介入を行うことで、腸内環境の改善が鉄栄養状態へ及ぼす影響を検討することを目的とした.大学生男子駅伝ブロックに所属する選手12名を対象に、2024年4月から2025年1月の箱根駅伝本選までの期間を調査期間とし、血液検査、腸内細菌叢検査、食物摂取頻度調査を2~3か月に1回の頻度で計4回実施する.得られた検査結果を基に個別に栄養指導を行い、寮で提供されている食事内容に腸内環境を整える食材を取り入れるだけでなく、腸活目線での栄養セミナーを実施し、選手の知識レベルを高め行動変容につながるようにアプローチを行った.本発表においては、1回目と2回目の結果について報告する.食物摂取頻度調査では水溶性食物繊維の摂取量に変化は見られなかったが、ヨーグルト等の摂取頻度は12名中3名が減小、1名が増加していた.ただし、ヨーグルトの種類は全員がビフィズス菌入りのものに変更していた.また、腸内細菌叢は菌の多様性スコアと菌数に変化は見られず、血液検査結果においてもヘモグロビン、フェリチンの数値に変化は見られなかった.今回、食事内容への介入を行ったところ、水溶性食物繊維の摂取量は変わらなかったものの、ビフィズス菌入りのヨーグルトに変更するなど食事内容に変化がみられた.しかしながら腸内細菌叢の変化は確認できなかったため、今後は食事内容に加え摂取量を高めることで腸内細菌叢の変化ならびに鉄栄養状態への影響を検討していくことが必要である.

掲載日: 2025年04月15日  / 収集: 2026年05月26日 09:32

🌐 PubMed

妊娠中の母親の食物繊維摂取量と5歳児の行動問題:九州沖縄母と子の健康研究

BMJペディアトリクス・オープン

母子1199組を対象とした出生前コホート研究で、妊娠中の母親の食物繊維摂取量と5歳時点の子どもの行動問題との関連を検討した。母親の総食物繊維摂取量が多いほど、子どもの多動性問題および社会性低下リスクが有意に低下した(最高四分位対最低四分位の調整OR各0.55・0.64)。水溶性・不溶性食物繊維ともに多動性問題との独立した逆相関が示された。

掲載日: 2026年05月21日  / 収集: 2026年05月26日 09:29

🌐 PubMed

経験的食事パターンおよび2018年世界がん研究基金/米国がん研究財団スコアはいずれもニュージーランドの高齢者の肥満度と関連する

栄養・食事学会誌

ニュージーランドの地域在住高齢者367名(65〜74歳)を対象とした横断研究で、2018年WCRF/AICRスコアと経験的食事パターンが肥満指標と関連するかを検討した。WCRF/AICRスコア(健康体重コンポーネントを除く)はBMI・腹囲・ウエスト/ヒップ比・体脂肪率・内臓脂肪率・アンドロイド/ジノイド比の全6指標と逆相関を示した。食事の質と肥満の関連を高齢者集団で検証した点で、食事ガイドラインの有用性を支持する知見である。

掲載日: 2026年05月21日  / 収集: 2026年05月26日 09:29

🌐 PubMed

食事摂取量および尿中バイオマーカーによって評価された植物性食事のポリフェノールプロファイル

フード・アンド・ファンクション

792名を対象に、食事摂取量と尿中測定を組み合わせて雑食者と各種植物性食事(PBD)実践者間のポリフェノールプロファイルの差異を検討した。植物性食事実践者では総ポリフェノール摂取量が雑食者より高く、ビーガンでは野菜(20.8%)と果物(10.4%)が主要な供給源であった。主成分分析とスピアマン相関を用いて食事性・尿中ポリフェノール間の関連も探索した。

掲載日: 2026年05月18日  / 収集: 2026年05月26日 09:29

🌐 PubMed

TSBおよびAGFK培地において共通の代謝プロファイルを示す枯草菌胞子の栄養誘導発芽

メタボロミクス

本研究は、NMRベースのメタボロミクスを用いて、TSBまたはAGFK(L-アスパラギン・D-グルコース・D-フルクトース・塩化カリウム)で誘導した枯草菌胞子の発芽中に放出される代謝物を同定した。両条件に共通してジピコリン酸・L-アラニン・酢酸・L-フェニルアラニン・フマル酸などが検出された。発芽初期の代謝バイオマーカーの同定は、食品安全における汚染検出戦略の向上に貢献する可能性がある。

掲載日: 2026年05月16日  / 収集: 2026年05月26日 09:29

🌐 PubMed

米粒から米ぬかへ:加工が生理活性化合物の栄養素保持、in vitro生体利用性およびCaco-2細胞吸収に与える影響

プラント・フーズ・フォー・ヒューマン・ニュートリション

本研究は、コスタリカ産11品種の米(インディカ・アロマティック・ジャポニカ亜種)の精米が栄養素保持に与える影響を評価した。白米はぬかと比較してビタミンEが66%少なく、ミネラルが75%少なかった。米ぬか中のγ-トコトリエノール・γ-オリザノール・フェルラ酸のin vitro消化・Caco-2細胞吸収を測定した結果、フェルラ酸が最も高い生体利用性を示した。

掲載日: 2026年05月15日  / 収集: 2026年05月26日 09:29

🌐 PubMed

テヘラン脂質・グルコース研究の若年成人集団における食事の質と食物繊維摂取量と頸動脈内膜中膜複合体厚との関連

ニュートリション・アンド・メタボリズム

テヘラン脂質・グルコース研究から選ばれた若年成人941名(平均年齢28.2歳)を対象とした横断研究で、全体的食事質スコア(GDQS)と主要栄養素摂取量が頸動脈内膜中膜複合体厚(CIMT)と関連するかを評価した。GDQSはCIMTと有意な逆相関を示さなかったが、食物繊維摂取量のみがCIMTと有意な逆相関を示した(β=−0.003、P=0.02)。食物繊維摂取量の多い群では高CIMTのオッズが低く、動脈硬化予防における食物繊維の重要性が示唆された。

掲載日: 2026年05月14日  / 収集: 2026年05月26日 09:29

🌐 PubMed

同位体希釈液体クロマトグラフィー・タンデム質量分析法(ID LC-MS/MS)を用いた食品マトリクス標準参照物質(SRM)中のビタミンDおよび25-ヒドロキシビタミンDの値付け

ジャーナル・オブ・アグリカルチュラル・アンド・フード・ケミストリー

食事性ビタミンD摂取量の報告値と実測血中ステータスの間には乖離が存在しており、25-ヒドロキシビタミンD [25(OH)D]は生体利用性が高い可能性があるにもかかわらず食品中含有量データは限られている。本研究では、NISTがID LC-MS/MSを用いて食品マトリクス標準参照物質中のビタミンDおよび25(OH)Dの値付けを実施し、分析法バリデーション支援を目的とした。

掲載日: 2026年05月13日  / 収集: 2026年05月26日 09:29

🌐 PubMed

オクラ(Abelmoschus esculentus L.)およびその副産物を活用した新規栄養豊富食品の開発

サイエンティフィック・レポーツ

本研究は、オクラ粉末とオクラ廃棄物粉末(さやと皮)をクラッカー製造に5%および10%代替で組み込む可能性を探索した。近似組成分析では生オクラが最も高いタンパク質含量(20.6%)、廃棄物オクラが最も高い粗食物繊維(20.78%)を示し、ミネラル含量も豊富であった。感覚評価では5%添加クラッカーが最も受け入れられやすく、感覚的品質を維持しながら栄養プロファイルを向上させる可能性が示された。

掲載日: 2026年05月07日  / 収集: 2026年05月26日 09:29

🌐 PubMed

北米食品成分データベース使用のための文献に基づく母乳栄養素組成値

アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション

本研究は、40年以上前の研究に基づく既存の米加共同母乳栄養プロファイルを更新するため、1980〜2022年の文献から40以上の母乳成分データを収集・統合した。更新値は既存の標準参照(SRレガシー)値と比較して、総脂肪・鉄・マンガン・多くのビタミン・脂肪酸で20%以上異なっていた。従来0と記録されていたDHAや他食品から推定されていたビタミンKなど、新たなデータが得られた成分も多数含まれた。

掲載日: 2026年05月01日  / 収集: 2026年05月26日 09:29

🌐 PubMed

日本の2つの農村地域における成人腸内細菌叢組成の個人間変動:エネルギーおよび栄養素摂取量との関連

アメリカン・ジャーナル・オブ・ヒューマン・バイオロジー

日本の農村地域263名を対象とした横断研究で、エネルギー・栄養素摂取量と腸内細菌叢の多様性・組成の関連を検討した。魚介類・米・野菜由来の栄養素(ビタミンD・オメガ3・炭水化物・食物繊維)摂取量が多い個人は腸内細菌叢多様性が有意に高く、アルコールと脂質の摂取量が多い個人は多様性が低かった。伝統的な日本食パターンが腸内細菌叢の多様性維持に寄与している可能性が示唆された。

掲載日: 2026年05月01日  / 収集: 2026年05月26日 09:29

🌐 PubMed

地域に住む高齢者のフレイル予防のための抗炎症食を推奨する行動変容介入の共同生産

ニュートリエンツ

地域に住む高齢者のフレイル予防のための抗炎症食を推奨する行動変容介入の開発に関する研究。

掲載日: 2026年04月30日  / 収集: 2026年05月26日 09:29