研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ヒマラヤの伝統的な酒造りの種「ダエリ」の成分と微生物を調べた研究 研究論文DOAJインド

ヒマラヤの伝統的な酒造りの種「ダエリ」の成分と微生物を調べた研究

インド北西部ヒマラヤ地域には、地域の人々が受け継いできた発酵食品や酒が数多くあります。その一つが、ヒマーチャル・プラデーシュ州バルマウル地方のガッディ族がつくる米の酒「スール」です。スールは集まりや季節の祭り、儀礼の場で飲まれ、地域の暮らしと深く結びついています。

公開日: 2026年10月18日 21:30

茯磚茶を毎日飲むと血中脂質や血管の働き、腸内細菌はどう変わるか:健康な成人を対象とした12週間の予備的ランダム化比較試験 研究論文DOAJ中国

茯磚茶を毎日飲むと血中脂質や血管の働き、腸内細菌はどう変わるか:健康な成人を対象とした12週間の予備的ランダム化比較試験

糖尿病、肥満、脳卒中、心臓病などをまとめた「心代謝疾患」は、世界で慢性疾患による病気や死亡の主な原因です。その予防と管理では食事の工夫が基本とされています。ただし食習慣は地域ごとに大きく違うため、その土地の食生活になじむ食品を見つけることが課題になっています。

公開日: 2026年10月15日 16:54

ビートの皮の抽出液で、アレルゲン性を抑えた乳糖分解ヨーグルトの抗酸化能を高める試み 研究論文DOAJハンガリー

ビートの皮の抽出液で、アレルゲン性を抑えた乳糖分解ヨーグルトの抗酸化能を高める試み

牛乳のたんぱく質は代表的な食物アレルゲンのひとつで、乳糖が体質に合わない人もいます。そこで、酵素でたんぱく質を分解したり乳糖を分解したりして、こうした人にも食べやすい乳製品をつくる研究が進められています。ただし著者らは以前の研究で、たんぱく質を酵素で分解してから乳酸菌で発酵させると、発酵乳製品の抗酸…

公開日: 2026年10月14日 23:25

発酵マコモタケの風味はどのように生まれるのか――香り成分と微生物の移り変わりを追った研究 研究論文DOAJ中国

発酵マコモタケの風味はどのように生まれるのか――香り成分と微生物の移り変わりを追った研究

マコモタケ(英語でwater bamboo shoot)を発酵させた食品は、発酵が進むにつれて味や香りが変わっていきます。研究チームは、その変化の過程で風味のもとになる成分と、発酵を担う微生物の集団がどのように移り変わるのかを明らかにすることを目指しました。

公開日: 2026年10月14日 14:23

甘さの違う紹興酒(黄酒)の香り成分を3つの分析手法で比べた研究 研究論文DOAJ中国

甘さの違う紹興酒(黄酒)の香り成分を3つの分析手法で比べた研究

黄酒(ホアンジウ、中国の米を原料とした醸造酒)は、ビールやブドウ酒と並ぶ世界最古の酒のひとつとされ、中国では飲用だけでなく料理の調味料や漢方薬の加工補助材料としても使われています。中国の国家規格では、黄酒に含まれる総糖量(糖分の総量)に応じて、辛口(元紅)・半辛口(加飯)・半甘口(善醸)・甘口(香雪…

公開日: 2026年10月02日 14:27

豆腐ホエーを使った発酵飲料の味わいを調べる — ブラジルの研究チームによる官能評価 研究論文DOAJブラジル

豆腐ホエーを使った発酵飲料の味わいを調べる — ブラジルの研究チームによる官能評価

豆腐は豆乳を凝固させてつくられますが、その過程でチーズづくりの乳清(ホエー)に相当する液体が大量に生まれます。これが「豆腐ホエー」です。たんぱく質や炭水化物、ミネラルを含む栄養豊富な液体でありながら、多くは排水として処分されており、廃棄にともなう環境負荷が課題として指摘されてきました。

公開日: 2026年09月29日 17:27

おからを発酵させると何が変わるのか――微生物の入れ替わりと成分の変化を追った研究 研究論文DOAJ中国

おからを発酵させると何が変わるのか――微生物の入れ替わりと成分の変化を追った研究

豆腐や豆乳をつくる過程で大量に出る「おから」(大豆残渣)は、タンパク質や炭水化物を多く含み、家畜の飼料として使える可能性があります。しかし水分が多いため傷みやすく、保存が難しいという課題があります。そこで古くから使われてきたのが、微生物の力を借りて保存性と栄養価を高める「発酵」です。

公開日: 2026年09月28日 15:28

酵母プロバイオティクス「ブラウディ酵母」を使った発酵飲料――素材ごとの働きの違いを整理した総説 研究論文DOAJパレスチナ

酵母プロバイオティクス「ブラウディ酵母」を使った発酵飲料――素材ごとの働きの違いを整理した総説

発酵飲料は、プロバイオティクス(生きたまま腸に届いて健康に役立つとされる微生物)や体に働きかける成分を届ける手段として注目されています。ただし著者らは、その働きは微生物の性質だけで決まるものではなく、微生物・食品素材(マトリックス)・製造条件の相互作用によって大きく左右されると指摘しています。

公開日: 2026年09月25日 06:32

サハラ以南アフリカの伝統的な発酵穀物食品――プロバイオティクス、腸内細菌、健康に関する研究の現状を地図化する 研究論文DOAJ南アフリカ

サハラ以南アフリカの伝統的な発酵穀物食品――プロバイオティクス、腸内細菌、健康に関する研究の現状を地図化する

サハラ以南アフリカでは、トウモロコシ、ソルガム、トウジンビエ、シコクビエ、テフといった穀物を自然に発酵させた食品が古くから日常的に食べられてきました。ナイジェリアなど西アフリカの粥「オギ」、南部アフリカの飲料「マヘウ」、タンザニアの「トグワ」、ガーナの「ケンケイ」、エチオピアやエリトリアの平たいパン…

公開日: 2026年09月25日 06:10

排便回数が多く軟らかい便に悩む健康な成人を対象に、加熱処理した乳酸菌の「ポストバイオティクス」の効果を検証した研究 研究論文DOAJ

排便回数が多く軟らかい便に悩む健康な成人を対象に、加熱処理した乳酸菌の「ポストバイオティクス」の効果を検証した研究

おなかの調子の悩みは、必ずしも病気と診断される段階だけに生じるものではありません。研究チームは、便が軟らかく排便回数が多いものの、下痢と診断される基準には当てはまらない人がいることに着目しました。こうした状態は医学的な診断がつかなくても、本人が感じる生活の質を下げることがあると論文は説明しています。

公開日: 2026年09月25日 05:54

焼成発酵乳を使った新しいプロバイオティクス冷凍ヨーグルトの開発と特性評価 研究論文DOAJエジプト

焼成発酵乳を使った新しいプロバイオティクス冷凍ヨーグルトの開発と特性評価

アイスクリームに比べて脂肪が少なく、生きた乳酸菌を含む冷凍ヨーグルトは、より健康的な冷菓として関心を集めています。この研究で著者らが着目したのは「焼成発酵乳(baked fermented milk、以下BFM)」と呼ばれる素材です。BFMは、牛乳を高温で長めに加熱してから乳酸菌で発酵させたもので、…

公開日: 2026年09月25日 05:39

宇宙変異株の乳酸菌がヨーグルトの質を高める――多糖の増産に着目した研究 研究論文DOAJ中国

宇宙変異株の乳酸菌がヨーグルトの質を高める――多糖の増産に着目した研究

乳酸菌などの微生物がつくり出す「菌体外多糖(EPS)」は、食品のとろみづけや乳化、ゲル化を助ける成分として食品産業で広く使われてきました。これまでは外部で製造したEPSを原料として加える方法が一般的でしたが、研究チームは、発酵の過程で乳酸菌自身にEPSをつくらせる「その場(in situ)生産」に注…

公開日: 2026年09月24日 17:34