研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

イヤホンで食事の速さを測り、その場で促す——「Earinter」の研究紹介 研究論文OpenAlex中国

イヤホンで食事の速さを測り、その場で促す——「Earinter」の研究紹介

早食いはよくある習慣ですが、食事のその場で自分の速さを調整するのは難しいとされています。研究チームはその理由として、人は食べる速さの変化にほとんど気づかないこと、そして自分の食べ方を常に意識し続けること自体が負担になることを挙げています。

公開日: 2026年10月01日 21:37

サルコペニア肥満とは何か——概念・診断・管理をめぐる総説の紹介 研究論文OpenAlexポーランド

サルコペニア肥満とは何か——概念・診断・管理をめぐる総説の紹介

この論文は、「サルコペニア肥満」と呼ばれる状態について、現時点でわかっていることを整理することを目的としています。サルコペニア肥満とは、体脂肪が過剰である一方で、骨格筋の量と機能が低下している状態を指します。太っていることと筋肉が衰えていることは一見すると逆の問題のようですが、この二つが同じ人に同時…

公開日: 2026年09月30日 20:47

加熱殺菌したビフィズス菌はサルコペニアの筋力を改善するか――24週間のランダム化比較試験 研究論文OpenAlex

加熱殺菌したビフィズス菌はサルコペニアの筋力を改善するか――24週間のランダム化比較試験

加齢とともに筋肉の量と力が落ちていく状態を「サルコペニア」と呼びます。虚弱や生活動作の障害、死亡リスクの上昇と強く結びつくため、高齢化が進む社会では大きな課題です。対策の柱は筋力トレーニングと栄養の改善ですが、持病があったり続けるのが難しかったりする高齢者では、効果が限られる場合があると論文は指摘し…

公開日: 2026年09月30日 08:39

スベリヒユの残留農薬を落とす洗い方を比べた研究——酸性溶液・重曹・超音波洗浄の効果と品質への影響 研究論文OpenAlexトルコ

スベリヒユの残留農薬を落とす洗い方を比べた研究——酸性溶液・重曹・超音波洗浄の効果と品質への影響

スベリヒユ(Portulaca oleracea L.)は古くから食用・薬用に利用されてきた植物で、ビタミンCやミネラル、ビタミンE、α-リノレン酸などのω-3脂肪酸に富み、ポリフェノール類やカロテノイドといった生理活性成分も含むと論文は紹介しています。トルコやギリシャなど地中海地域の食文化では日常…

公開日: 2026年09月30日 08:00

乳用ヤギの乳腺細胞でSIRT7の働きを抑えると乳脂肪の合成が高まる——脂肪酸の組成も変化 研究論文OpenAlex中国

乳用ヤギの乳腺細胞でSIRT7の働きを抑えると乳脂肪の合成が高まる——脂肪酸の組成も変化

牛乳やヤギ乳に含まれる乳脂肪は、乳製品の中心的な栄養成分です。論文によれば、その約95%はトリグリセリド(中性脂肪)が占めています。乳脂肪は乳腺上皮細胞(乳腺で乳の成分をつくる細胞)の中で、脂肪酸を新たに合成する働き、外から脂肪酸を取り込む働き、そしてそれらを組み立てて分泌する働きが組み合わさること…

公開日: 2026年09月30日 06:42

空腹での1日2回トレーニングは筋damageと炎症の指標をどう動かすか——アマチュアサッカー選手を対象にした研究 研究論文OpenAlexトルコ

空腹での1日2回トレーニングは筋damageと炎症の指標をどう動かすか——アマチュアサッカー選手を対象にした研究

運動前に体内のエネルギー源がどれだけ蓄えられているかによって、運動が筋肉に与える負担は変わるのでしょうか。研究チームはこの問いを、持久系の自転車運動を用いて検討しました。

公開日: 2026年09月30日 06:34

クロスカントリースキー選手における4週間のグルタミン摂取と腸内細菌叢の変化 研究論文OpenAlex

クロスカントリースキー選手における4週間のグルタミン摂取と腸内細菌叢の変化

腸内細菌叢は、代謝の調節や免疫の働き、腸の粘膜が異物を通しにくく保つ「腸管バリア機能」の維持に関わるとされ、近年はアスリートの健康や運動能力に影響する要因としても注目されています。クロスカントリースキーは長時間の練習と高いエネルギー消費を伴う持久系競技で、こうした負荷が消化管の働きや腸内細菌の構成に…

公開日: 2026年09月30日 05:12

寝たきり状態で筋肉と骨に何が起きるのか——両者のつながりに着目した総説 研究論文OpenAlexチリ

寝たきり状態で筋肉と骨に何が起きるのか——両者のつながりに着目した総説

高齢者は入院して退院した後、転倒や骨折の危険が大きく高まることが知られています。その主な理由として、ベッド上での安静によって筋肉と骨が急速に衰えることが挙げられます。加齢に伴う筋肉や骨の減少はふつう時間をかけて少しずつ進みますが、急に体を動かさない状態になると、サルコペニア(筋肉量と筋力の低下)や骨…

公開日: 2026年09月30日 03:41

ブラジル・ロライマ州の高齢者における健康的な食品摂取の社会人口学的な差 研究論文OpenAlexブラジル

ブラジル・ロライマ州の高齢者における健康的な食品摂取の社会人口学的な差

ブラジルの食事ガイドラインは、生の果物、豆、野菜を毎日食べることをすすめています。研究チームは、これらの食品を食べているかどうかを示す指標を「健康的な食品摂取のマーカー」と呼び、高齢者の間でその摂取状況が性別や年齢、学歴、肌の色・人種、住んでいる場所といった社会人口学的な特徴によってどう異なるのかを…

公開日: 2026年09月29日 06:57

エクアドル・ロハ州の高齢者施設で見られたサルコペニアの実態とたんぱく質摂取の調査 研究論文OpenAlexエクアドル

エクアドル・ロハ州の高齢者施設で見られたサルコペニアの実態とたんぱく質摂取の調査

加齢とともに骨格筋の量が減り、筋力や身体機能の低下を伴う状態は「サルコペニア」と呼ばれます。研究チームによれば、その割合は診断基準や調査の場によって幅があり、世界の高齢者では10〜16%程度、ラテンアメリカでは13%程度と見積もられてきました。一方で、介護施設などに入所している高齢者を対象とした研究…

公開日: 2026年09月29日 05:51

化学放射線療法を受ける舌がん患者への栄養療法——重度の低栄養を伴った1例の報告 研究論文OpenAlexインドネシア

化学放射線療法を受ける舌がん患者への栄養療法——重度の低栄養を伴った1例の報告

頭頸部がんの患者は、治療中に栄養状態が悪化しやすいことが知られています。著者らによれば、頭頸部がんでは患者の30〜50%が低栄養に該当し、低栄養は生存期間の短縮、合併症の増加、治療の中断、治療に伴う副作用の強まりと結び付いているといいます。腫瘍そのものが口から食べることを妨げるうえ、炎症や代謝の変化…

公開日: 2026年09月29日 05:29

頭頸部がんで化学放射線療法を受ける低栄養の患者において、たんぱく質・分岐鎖アミノ酸の摂取量と歩行能力の関連を調べた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

頭頸部がんで化学放射線療法を受ける低栄養の患者において、たんぱく質・分岐鎖アミノ酸の摂取量と歩行能力の関連を調べた研究

頭頸部がん(口やのど、鼻など頭と首の領域に生じるがん)の患者は、低栄養や身体機能の低下が起こりやすい集団だと、著者らは説明しています。治療にともなって食事が十分にとれなくなることが背景にあります。

公開日: 2026年09月29日 05:25