研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
接ぎ木でナスの栄養価は変わる? 品種の組み合わせを比較した現地試験
ナスは家庭料理でおなじみの野菜ですが、実は接ぎ木栽培によって収量だけでなく栄養成分にも変化が生じることが知られています。接ぎ木とは、育てたい品種(穂木)を、病気に強かったり生育が旺盛だったりする別の株(台木)につないで一体化させる技術です。トマトやキュウリ、ピーマンといった野菜ですでに広く使われてい…
公開日: 2026年09月02日 03:30
プラズマ活性化水がゼラチンのゲル化を左右する仕組みとは 中国の研究チームが分子レベルで解析
ゼリーやグミ、カプセル、化粧品など、私たちの身近にある「ゲル状の食品・製品」の多くはゼラチンから作られています。ゼラチンは冷やすと固まる性質を持ちますが、その固まりやすさや強度、食感は、加工の際の条件によって変化することが知られています。近年、食品加工の分野では「プラズマ活性化水(PAW)」と呼ばれ…
公開日: 2026年09月02日 03:28
冷やして密封、ガスで守る――フライドシュリンプの『おいしさ』を長持ちさせる包装技術とは
コンビニやスーパーで売られている冷蔵の揚げ物は、時間が経つと風味が落ちてしまうことがあります。特にエビを使ったフライ食品は栄養価の高さから人気が高まっている一方で、保存中に味や香りが劣化しやすいという課題を抱えています。今回紹介する研究は、この課題に対して「ガス置換包装(MAP:Modified A…
公開日: 2026年09月02日 03:26
有毒藍藻「ノジュラリア」の毒素、マウス実験で急性毒性の目安が明らかに
湖や汽水域で夏場に大発生することがある藍藻(シアノバクテリア)の一種、Nodularia spumigenaは、これまで世界各地で犬や馬、羊、豚など多くの動物の死亡と関連づけられてきました。この藻が作り出す毒素「ノジュラリン」は魚介類にも蓄積することが知られており、気候変動によって藻の大発生が増えて…
公開日: 2026年09月02日 02:40
てん菜シロップと糖蜜、栄養と成分にはどんな違いがあるのか——製糖過程でできる副産物を比較した研究
砂糖の原料としておなじみのてん菜(サトウダイコン)ですが、砂糖の結晶を取り出すまでの過程では、シロップや糖蜜(モラセス)と呼ばれる中間製品・副産物が生まれます。これらは長らく家畜の飼料や発酵の材料として扱われてきましたが、近年は食品廃棄物の削減や資源の有効活用(循環型経済)への関心の高まりから、機能…
公開日: 2026年09月02日 02:39
らっきょうを黒く加熱すると抗酸化力が上がり辛みが減る、その仕組みを成分分析で追跡
らっきょう(Allium chinense)は独特の辛みとシャキシャキした食感が特徴の野菜ですが、加熱によって黒く変色させた「黒らっきょう」と呼ばれる加工品があります。中国・江西農業大学などの研究グループは、この黒変加工の過程でらっきょうの中で何が起きているのかを、成分を網羅的に調べるメタボロミクス…
公開日: 2026年09月02日 02:37
亜麻仁オイル由来の環状ペプチドに、炎症による骨量減少を抑える働き?マウス実験で報告
骨は一生を通じて壊されては作られる、を繰り返している組織です。ところが炎症が続くと、骨を壊す働きを持つ「破骨細胞」が過剰に活性化し、骨を作る速度を上回って骨がどんどん失われてしまうことがあります。これが炎症性の骨量減少で、既存の治療薬には長期的な安全性の課題も指摘されています。そこで注目されたのが、…
公開日: 2026年09月02日 02:34
女子大学生の食事を調べると、体格(BMI)よりも「エネルギー摂取が足りているか」の方が栄養不足を映し出していた
若い女性のやせすぎは日本で長年指摘されてきた健康課題です。20代女性のやせの割合は20.2%にのぼるとされ、その背景にはやせ願望やダイエット経験、運動習慣の変化などが関わっていると考えられています。やせている女性の多くは栄養摂取が不足しており、なかでも葉酸やビタミンB12の不足が目立つという報告もあ…
公開日: 2026年09月02日 02:32
電圧をかけて生姜を乾かす?EHD乾燥が品質と乾燥速度に与える影響を調べた研究
生姜を乾燥させて保存性を高める加工は昔から行われていますが、乾燥に時間がかかりすぎたり、熱によって色や風味成分が損なわれたりすることが課題とされています。今回紹介する研究は、電気流体力学(EHD、Electrohydrodynamic)という手法を使い、生姜の乾燥にかける電圧の違いが乾燥のスピードや…
公開日: 2026年09月02日 02:31
赤と緑、同じ野菜でも中身は違う? アルテルナンテラの2つの見た目タイプを比べた研究
観葉植物としても、また一部地域では食用としても知られるヒユ科の植物アルテルナンテラ・ベッツィキアナ(Alternanthera bettzickiana)には、葉が緑一色のタイプと、赤と緑が入り混じった斑入りタイプが存在します。同じ植物種でありながら見た目がこれほど異なると、含まれる成分や体に対する…
公開日: 2026年09月02日 02:29
みかんの皮は「捨てる部分」から「食品の材料」になれるか——世界の研究をまとめたレビュー
みかんを食べたあと、皮は当たり前のように捨てられている。しかしこの皮には、食物繊維やポリフェノールをはじめとする成分が多く含まれていることが、これまでの研究で分かってきた。ロシア・カザン国立研究工科大学のグループが2026年8月発行予定の学術誌「フードシステムズ」に発表したレビュー論文は、2005年…
公開日: 2026年09月02日 02:28
食品を扱う健康な人からもカンピロバクター検出、薬剤耐性と菌株の変遷を調査
カンピロバクターは、鶏肉などの食品を介して人に下痢や腸炎を引き起こす代表的な細菌の一つです。世界的に抗菌薬が効きにくい耐性菌の広がりが問題視されており、なかでもフルオロキノロン系抗菌薬に耐性を持つカンピロバクターは、優先的に監視すべき薬剤耐性菌として位置づけられています。今回、広島大学大学院統合生命…
公開日: 2026年09月02日 02:26