研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
文化を生かしたブランディングは民族料理の購買意欲を高めるか——インドネシア・ラブハンバトゥ県のZ世代を対象にした調査
インドネシア北スマトラ州のラブハンバトゥ県には、その土地の民族文化に根ざした料理(エスニック料理)を扱う小規模事業者が多く存在します。この研究の著者らは、そうした料理に「文化を土台にしたブランディング」を施すことが、消費者の購買意欲(買いたいという気持ち)にどのような影響を与えるのかを明らかにしよう…
公開日: 2026年09月25日 17:35
抹茶製品を「買う」までに何が起きているのか——インドネシア・スラバヤの消費者インタビュー調査
インドネシアのスラバヤでは、抹茶を使った飲み物や食品が数多く出回るようになりました。しかし著者は、選択肢が増えたからといって、消費者がそのまま抹茶製品を受け入れ、選び、買い続けるとは限らないと指摘します。そこで本研究は、消費者が抹茶製品をどう認識しているのか、そしてその認識がどのように購買の判断につ…
公開日: 2026年09月20日 07:09
ラブアンバジョの飲食店で「アップセリング」はどう実践されているか——接客スタッフの実務を探る質的研究
アップセリング(upselling)とは、飲食やホテルなどのホスピタリティ産業で用いられる販売手法で、客のニーズや好みに合わせて、より価格の高いメニューや追加の一品をすすめることを指します。著者らは、これが単なる売り込みではなく、客に合った提案を通じて食事体験そのものを高めうる接客の一部でもあると位…
公開日: 2026年09月14日 22:01
台湾ではなく西カリマンタン、シンカワン華人の食に見る『味の記憶』とアイデンティティ研究
インドネシア・西カリマンタン州のシンカワン市は、多民族が共存する地域として知られています。この街に暮らす華人系住民の食文化を、単なる料理習慣としてではなく『無形文化遺産』として捉え直し、街のアイデンティティ形成にどう関わっているのかを検討した研究が、ジャーナル・キャシム教育・社会人文学ジャーナルに2…
公開日: 2026年09月07日 03:39
トバ湖観光地の看板が映す「ハラールとバタック料理」の共存 ― パングルランの食の風景を読む研究
インドネシア・スマトラ島にあるトバ湖は、火山湖の絶景とバタック族の伝統文化で知られる観光地です。観光客が増えれば、宿泊施設や交通だけでなく、街に並ぶ飲食店の顔ぶれも変わっていきます。今回紹介する研究は、トバ湖畔のパングルラン地区で、レストランの看板や幕といった「食にまつわる文字情報」を手がかりに、こ…
公開日: 2026年09月03日 05:03
和食の技を伝える地域活動から見えてきたこと──インドネシア・カウィ山麓の村での食育実践
近年、世界的に和食への関心が高まっています。健康を意識したライフスタイルへの関心の広がりとともに、和食が持つとされる健康面での価値が注目されていることが、その背景にあると考えられています。今回紹介する研究は、インドネシア・マラン県のバンゲラン観光村で実施された地域貢献活動を報告したものです。和食の調…
公開日: 2026年09月03日 05:02
医学生の超加工食品摂取と血管の弾力性――糖分摂取量との関連を調べた研究
ジャンクフードやインスタント食品のような「超加工食品」を日常的に食べる生活が、まだ若く健康なはずの体にどんな影響を及ぼしうるのか。インドネシアの国防大学(Universitas Pembangunan Nasional Veteran Jakarta)の研究チームが、同大学の男子医学生を対象に、超加…
公開日: 2026年09月02日 00:12
タイのバンコクでテンペ作りを指導、モスク信徒向けハラール食品の地域活動を報告
大豆を発酵させてつくる「テンペ」は、インドネシア発祥の伝統食品として知られています。今回紹介する報告は、タイの首都バンコクにあるジャワモスクの信徒を対象に、テンペ作りを教える国際的な地域活動(コミュニティサービス)の記録です。研究チームはインドネシア・スラカルタのムハマディヤ大学などに所属する研究者…
公開日: 2026年08月31日 20:22
肥満成人の超加工食品摂取とBMIの関係は?インドネシア・バニュマスでの調査
ポテトチップスやインスタント麺、菓子パンなど、手軽に食べられる「超加工食品」は、忙しい現代の食生活に欠かせない存在になっています。こうした加工度の高い食品の広がりは、肥満が増える一因ではないかと指摘されることがあります。では、すでに肥満とされる人たちの中で、超加工食品をより多く食べている人ほど体格指…
公開日: 2026年08月23日 00:39
インドネシアの思春期における食事パターンとうつ症状の関連を調べた研究
思春期は心も体も大きく変化する時期であり、この時期のメンタルヘルスは生涯にわたる健康の土台になるといわれています。近年、食生活とメンタルヘルスの関連に関心が集まっていますが、インドネシアの思春期を対象に、日々の食事パターン全体とうつ症状との関連を調べた研究はまだ限られていました。今回紹介するのは、イ…
公開日: 2026年08月22日 08:35
料理起業家は「食の遺産」の守り手になれるか——インドネシアの飲食店に学ぶ現象学的研究
郷土料理や伝統的な食文化は、その土地らしさを伝える大切な資源として、観光の分野でも注目されてきました。ただしこれまでの研究の多くは、ガストロノミー(美食・食文化)を「観光の目玉」として扱うものが中心で、実際にお店を営む料理起業家たちが、その食文化の保存にどう関わっているのかは、あまり深く掘り下げられ…
公開日: 2026年08月22日 07:29
保健系学生の『過体重』、時間栄養学・睡眠・家族の支えとどう関係する?インドネシアの調査
大学で医療や看護などを学ぶ「保健系学生」は、将来、人の健康を支える立場になる人たちです。ところが皮肉なことに、彼ら自身が過密な授業スケジュールや大量の課題に追われ、不規則な生活習慣に陥りやすいことが知られています。実際、インドネシアの医学生を対象にした2023年の調査では、過体重・肥満の割合が35.…
公開日: 2026年08月22日 05:32