研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
母乳栄養と粉ミルク栄養、乳児の視覚発達に違いはある? 電気生理学的検査による比較研究
赤ちゃんの発達において、母乳がさまざまな栄養面で注目されることは多いですが、「目の発達」との関係を調べた研究はあまり知られていません。母乳には網膜の発達や視覚の成熟に関わるとされる生理活性成分が豊富に含まれているといわれますが、粉ミルクの製造技術が進歩した現在でも、経済的な事情から標準的な粉ミルクが…
公開日: 2026年08月19日 01:32
アーティチョークをもっと長持ちさせる? 可食性コーティングの効果を調べた研究
アーティチョークはカットしてしまうと変色や乾燥、傷みが進みやすく、収穫後の品質保持が難しい野菜のひとつとされています。近年、食品を薄い可食性の膜で覆う「可食性コーティング」は、野菜や果物の鮮度を保つ方法として注目されており、そこに天然の精油を組み合わせることで、抗菌性なども期待できると考えられていま…
公開日: 2026年08月09日 18:27
干ばつに強いトウモロコシは、トルティーヤブレッドの材料になり得るか——品種比較で見えたこと
トウモロコシからパンやトルティーヤを作るのは、実は簡単ではありません。小麦粉と違ってトウモロコシの生地は粘りや弾力(ビスコエラスティック性)に乏しく、生地をまとめて焼き上げるのが技術的に難しいことが知られています。一方で、気候変動により干ばつなど水不足の環境でも育つ作物への関心が高まっており、干ばつ…
公開日: 2026年08月04日 23:36
発芽大麦にバイオプライミング処理、フェノール類とビタミンB群が増強―ラットでの神経行動への影響を検証
大麦を発芽させると栄養価が変わることは知られていますが、発芽前の種子に特定の微生物を接種する「バイオプライミング」という処理を加えると、さらに成分が変化する可能性があります。今回紹介する研究では、この微生物バイオプライミングという手法を使って大麦の発芽抽出物の成分を変化させ、その機能性を調べています…
公開日: 2026年08月01日 01:39
小麦胚芽・米ぬか・カボチャ種子で作る低脂肪ケーキ、栄養と食感はどう変わる?
ケーキやクッキーなどの焼き菓子は、バターや油脂によって独特のしっとり感やコクが生まれますが、その分、脂肪分やカロリーが高くなりがちです。近年は健康志向や持続可能な食生活への関心の高まりから、食品業界では栄養価と食べやすさを両立させた新しい製品づくりが求められています。今回紹介する研究は、小麦胚芽、米…
公開日: 2026年07月26日 03:32
酸化チタンナノ粒子の毒性は小麦胚芽油のナノカプセル化でやわらぐか?ラット実験による検討
食品添加物や日焼け止め、化粧品などに広く使われている酸化チタンナノ粒子(TiO₂ NPs)。その微小なサイズゆえに体内に取り込まれた際の影響が、近年ナノ毒性学の分野で関心を集めています。一方で、小麦の胚芽から得られる小麦胚芽油(WGO)は抗酸化作用を持つ油として知られています。もしこの油を「ナノカプ…
公開日: 2026年07月11日 11:31
サトウキビ由来の有機肥料で砂質土壌のナス栽培を改善できるか、圃場試験で検証
ナスやトマトなどの野菜づくりでは、土壌の肥沃度が収量や品質を大きく左右します。しかし、砂質土壌は保水力や養分保持力が乏しく、持続的な野菜生産にとって大きな制約となることが知られています。化学肥料に頼りすぎない形で、こうした砂質土壌を改良しながら収量や品質を高める方法はあるのでしょうか。今回紹介する研…
公開日: 2026年07月10日 00:28
加熱で酸化した食用油の毒性、クルクミンとココナッツオイルの組み合わせで抑えられるか ラット実験で検証
揚げ物や炒め物で油を高温で繰り返し使うと、油が酸化して過酸化物や有害なアルデヒドなど、体に負担をかける可能性のある物質が生じることが知られています。こうした酸化産物は体内の酸化ストレスを高め、肝臓や腎臓などさまざまな臓器に影響を及ぼす一因になるとされています。今回紹介する研究は、加熱で酸化させたヒマ…
公開日: 2026年07月08日 21:30
焼いてから発酵させた牛乳「焼成発酵乳」、ラット実験で血糖・抗酸化への影響を調査
ヨーグルトなどの発酵乳は身近な食品ですが、発酵させる前の牛乳を高温でしっかり加熱する、あるいは「焼く」ように処理してから発酵させるとどうなるのでしょうか。高温加熱すると、食品の風味や色を変化させる「メイラード反応」という化学反応が進みやすくなります。この反応は香ばしさや機能性成分を生み出す一方で、好…
公開日: 2026年07月08日 21:27