研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

子どものビタミンD値と筋肉量・握力の関係は?――NHANESデータを用いた横断研究 研究論文OpenAlex中国

子どものビタミンD値と筋肉量・握力の関係は?――NHANESデータを用いた横断研究

ビタミンDというと骨の健康に関わる栄養素というイメージが強いかもしれませんが、近年は筋肉の量や働きとの関連にも関心が寄せられています。とはいえ、この関連が子どもや青少年でも成り立つのかどうかは、まだ十分にわかっていない部分がありました。今回紹介するのは、8〜17歳という成長期の子どもを対象に、血液中…

公開日: 2026年08月22日 05:29

高齢者に必要なタンパク質量、実際には足りていない? 加齢と食事をめぐる最新レビュー 研究論文OpenAlex中国

高齢者に必要なタンパク質量、実際には足りていない? 加齢と食事をめぐる最新レビュー

年齢を重ねると、体は少しずつ変化していきます。中でも「筋肉量や筋力の低下」は多くの人にとって身近な悩みであり、転倒や要介護状態のリスクにもつながることが知られています。こうした変化に、日々の食事、とりわけタンパク質の摂取がどう関わっているのかは、栄養学の分野で長く関心を集めてきたテーマです。今回紹介…

公開日: 2026年08月22日 05:19

脂の多い魚をよく食べる人は多発性硬化症になりにくい? 遺伝統計を用いた因果関係の検討 研究論文OpenAlex中国

脂の多い魚をよく食べる人は多発性硬化症になりにくい? 遺伝統計を用いた因果関係の検討

多発性硬化症(MS)は、脳や脊髄などの神経を包む組織が自分の免疫によって傷つけられてしまう病気で、手足のしびれや視力の低下などさまざまな症状を引き起こすことが知られています。これまでの観察研究では、食習慣がMSの発症に関わっている可能性が指摘されてきましたが、こうした研究では「食習慣が原因でMSにな…

公開日: 2026年08月22日 05:17

食事性鉄欠乏の世界的な負担、中国は改善もインドでは若年層・女性に課題――GBD2021データ分析 研究論文OpenAlex中国

食事性鉄欠乏の世界的な負担、中国は改善もインドでは若年層・女性に課題――GBD2021データ分析

鉄は赤血球のもとになる重要な栄養素で、不足すると貧血をはじめとするさまざまな健康上の問題につながるとされています。とりわけ食事からの鉄摂取が不足することで生じる「食事性鉄欠乏(DID)」は、世界中で見られる微量栄養素欠乏の一つで、その負担は地域によって大きく異なることが知られています。今回紹介する研…

公開日: 2026年08月22日 04:32

更年期移行期の代謝変化を早期にとらえる意義とは 栄養・生活習慣アプローチを整理した総説 研究論文OpenAlex中国

更年期移行期の代謝変化を早期にとらえる意義とは 栄養・生活習慣アプローチを整理した総説

更年期というと「閉経後の体調変化」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、実際にはその前段階である「更年期移行期(パリメノポーズ)」の時点で、すでに代謝面での重要な変化が始まっている可能性があります。今回紹介するのは、この更年期移行期におけるホルモン変動と代謝・心血管代謝リスクの変化を整…

公開日: 2026年08月20日 01:29

食品選択のパターンから見えてきた「動脈のかたさ」との関連――中国人成人1155名の横断研究 研究論文OpenAlex中国

食品選択のパターンから見えてきた「動脈のかたさ」との関連――中国人成人1155名の横断研究

血管が年齢とともに徐々にかたくなっていく「動脈硬化」は、心血管疾患のリスクを知る手がかりの一つとされています。これまで食事と動脈硬化の関連を調べる研究の多くは、あらかじめ『健康的』『欧米的』といった枠組みを研究者側で決めてから食事パターンを分類する方法が使われてきました。しかし、実際の食べ方の傾向は…

公開日: 2026年08月20日 01:28

養殖オオサンショウウオ皮膚のユーメラニン、術後出血の管理に役立つ可能性は?ラット実験の報告 研究論文OpenAlex中国

養殖オオサンショウウオ皮膚のユーメラニン、術後出血の管理に役立つ可能性は?ラット実験の報告

手術を受けたあと、出血がなかなか止まらないことは患者さんの回復を左右する重要な問題です。現在使われている止血剤は効果がある一方で、血栓ができやすくなるリスクも指摘されており、より安全な栄養学的アプローチが求められてきました。今回紹介する研究は、養殖されたオオサンショウウオの皮膚に含まれる「ユーメラニ…

公開日: 2026年08月20日 01:26

幼いノコギリガザミの成長と脂質代謝に葉酸が関わる可能性、腸内細菌との関係も報告 研究論文OpenAlex中国

幼いノコギリガザミの成長と脂質代謝に葉酸が関わる可能性、腸内細菌との関係も報告

カニやエビといった甲殻類の養殖では、成長を助ける栄養素をどう食事から補うかが重要なテーマになっています。人にとってビタミンB群の一つである葉酸(フォリックアシッド)は、細胞分裂やエネルギー代謝に関わることが知られていますが、水産養殖で重要なノコギリガザミ(Scylla paramamosain)のよ…

公開日: 2026年08月16日 18:26

アズキの完全長ゲノムを解読、セントロメアの特殊な構造と品種改良への応用が明らかに 研究論文OpenAlex中国

アズキの完全長ゲノムを解読、セントロメアの特殊な構造と品種改良への応用が明らかに

あずきご飯や和菓子の餡でおなじみのアズキ(Vigna angularis)は、経済的にも栄養的にも重要なマメ科作物です。しかし、これまでのアズキのゲノム(遺伝情報の全体像)解読には、技術的な限界からどうしても読み切れない『すき間』が残っていました。今回、中国の研究グループによって、この空白を埋める『…

公開日: 2026年08月16日 06:27

在来ダイコン「黄州」のゲノム解読で見えてきた、食感を決めるセルロース蓄積の仕組み 研究論文OpenAlex中国

在来ダイコン「黄州」のゲノム解読で見えてきた、食感を決めるセルロース蓄積の仕組み

ダイコンは煮物や漬物、乾物などさまざまな料理に使われる身近な野菜ですが、品種によって水分量や食感、加工への向き不向きが大きく異なることをご存じでしょうか。今回紹介する研究は、中国湖北省黄州(こうしゅう)地域に古くから伝わる在来種ダイコン「黄州(HZ)」を対象にしたものです。この品種は円錐に近い独特な…

公開日: 2026年08月15日 02:27

一般市民の骨粗鬆症予防をどう進めるか——中国で発表された市民向けガイドラインを紹介 研究論文OpenAlex中国

一般市民の骨粗鬆症予防をどう進めるか——中国で発表された市民向けガイドラインを紹介

骨粗鬆症は、骨の量が減り骨の内部構造がもろくなることで、骨折しやすくなる慢性的な骨の病気です。高齢化が進む社会では患者数が増えていくと考えられていますが、その一方で「自分が骨粗鬆症のリスクを抱えているかどうか」「どう予防すればよいか」について、一般の人々の関心や知識はまだ十分ではないと指摘されていま…

公開日: 2026年08月15日 01:29

下痢型過敏性腸症候群への中医学・鍼治療・食事療法:長期的な症状緩和に向けた可能性を探る総説 研究論文OpenAlex中国

下痢型過敏性腸症候群への中医学・鍼治療・食事療法:長期的な症状緩和に向けた可能性を探る総説

お腹の調子が慢性的に不安定で、下痢や腹痛を繰り返す「下痢型過敏性腸症候群(IBS-D)」。ストレスや自律神経の乱れなど、脳と腸の相互作用が関わる身近な疾患として知られていますが、既存の治療法だけでは症状が長く落ち着かないケースも少なくないとされています。そうした中で近年、副作用が少ないとされる中医学…

公開日: 2026年08月15日 00:27