研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

自閉スペクトラム症の子どもと母親に共通する腸内細菌の特徴を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

自閉スペクトラム症の子どもと母親に共通する腸内細菌の特徴を調べた研究

自閉スペクトラム症(ASD)は、対人的なやりとりやコミュニケーションの難しさ、こだわりの強い反復的な行動などを特徴とする、子どもの頃に現れる発達の特性です。原著によれば、その背景には遺伝的な要因と環境的な要因が複雑に関わっており、原因や発症の仕組みにはまだ分かっていない部分が多く残されています。

公開日: 2026年09月21日 06:47

肥満と腸内細菌のつながりを整理した総説 ― 慢性的な炎症の仕組みと、腸内環境を立て直す試み 研究論文Europe PMC中国

肥満と腸内細菌のつながりを整理した総説 ― 慢性的な炎症の仕組みと、腸内環境を立て直す試み

肥満は世界的に増え続けている健康課題であり、体型の問題にとどまらず、インスリン抵抗性や2型糖尿病、心血管疾患などの土台になると考えられています。著者らは、この背景にあるのが「慢性的で弱い炎症」だと説明します。けがや感染に対する急性の炎症が一時的で局所的なのに対し、こちらは全身に広がり、何年も静かに組…

公開日: 2026年09月21日 04:29

腸内細菌と前立腺がんのつながりを整理した総説 研究論文OpenAlex中国

腸内細菌と前立腺がんのつながりを整理した総説

前立腺がんは男性に多いがんの一つで、早期であれば手術や放射線治療で高い治癒率が得られる一方、転移した段階では男性ホルモン(アンドロゲン)を抑える治療(アンドロゲン遮断療法、ADT)が標準となります。しかし多くの患者は最終的に、ホルモンを抑えても進行する「去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)」へと移行しま…

公開日: 2026年09月20日 07:21

腸内細菌の乱れと関節リウマチ ― 文献をたどって見えてきたつながり 研究論文OpenAlex中国

腸内細菌の乱れと関節リウマチ ― 文献をたどって見えてきたつながり

関節リウマチは、関節を包む膜に炎症が起き、時間をかけて関節が壊れていく自己免疫の病気です。自己免疫とは、本来は外敵を攻撃するはずの免疫が自分の体の組織を誤って攻撃してしまう状態を指します。著者は、この病気が世界人口のおよそ1%に及び、関節の不可逆的な損傷だけでなく、心血管疾患や骨粗しょう症といった合…

公開日: 2026年09月20日 07:05

キウイフルーツ酒のメタノールを工程調整で抑える——香りと品質を保つ発酵条件の検討 研究論文OpenAlex中国

キウイフルーツ酒のメタノールを工程調整で抑える——香りと品質を保つ発酵条件の検討

キウイフルーツを原料とした果実酒は、独特の酸味と香り、栄養成分から注目されている一方で、製造上の難しさがあります。キウイフルーツにはペクチンという多糖類が多く含まれ、果汁の粘度を高めて固液分離や清澄化を妨げます。そのため実際の製造では、ペクチンを分解する酵素剤(ペクチナーゼ)を加えて処理効率を上げる…

公開日: 2026年09月20日 05:05

体脂肪率でみた肥満と抑うつの関連、および両者が重なる場合の腸内細菌の特徴 研究論文OpenAlex中国

体脂肪率でみた肥満と抑うつの関連、および両者が重なる場合の腸内細菌の特徴

体重と身長から計算するBMIではなく、体に占める脂肪の割合である体脂肪率(BFP)を基準に肥満を判定した場合、大学生において肥満と抑うつがどう関係するのかは、これまではっきりしていませんでした。また、肥満と抑うつが同時に見られる状態で腸内細菌にどのような違いが生じるのかについても、十分に調べられてい…

公開日: 2026年09月18日 17:46

腸内細菌のバランスの乱れと慢性閉塞性肺疾患(COPD)——「腸と肺のつながり」をめぐる総説 研究論文OpenAlex中国

腸内細菌のバランスの乱れと慢性閉塞性肺疾患(COPD)——「腸と肺のつながり」をめぐる総説

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、気道の炎症が続き、空気の通りが悪くなる状態が進行していく病気です。著者らは、現在の治療が症状の緩和や急な悪化(急性増悪)の抑制には役立つ一方で、病気の進行そのものを止める効果は限られている点を出発点としています。そのうえで、新たな仕組みの手がかりとして「腸と肺のつなが…

公開日: 2026年09月18日 06:50

発酵食品の香りはどう生まれるのか——乳酸菌による揮発性香気成分の形成を整理した総説 研究論文OpenAlex中国

発酵食品の香りはどう生まれるのか——乳酸菌による揮発性香気成分の形成を整理した総説

発酵食品の味わいや香りの印象を左右する大きな要素に、揮発性香気成分(VFC)があります。これは常温で空気中に揮発しやすい化合物の総称で、鼻で感じ取る「香り」の正体にあたります。チーズや漬物、発酵乳といった乳酸菌が関わる食品では、こうした香気成分がどのように生まれるのかが品質を考えるうえで重要になりま…

公開日: 2026年09月17日 19:51

発酵豆乳ホエー豆腐は輸送中の温度変動でどう劣化するか——動態モデルと機械学習による予測の試み 研究論文Europe PMC中国

発酵豆乳ホエー豆腐は輸送中の温度変動でどう劣化するか——動態モデルと機械学習による予測の試み

発酵豆乳ホエー豆腐(FSW豆腐)は、豆腐づくりの際に絞り出されるホエー(乳清)を発酵させ、それを凝固剤として用いる伝統的な大豆製品です。化学的な添加物を使わずに作れることから、著者らは近年の「クリーンラベル」志向にも合う製品だと位置づけています。一方で、水分が多く(通常80%超)タンパク質も豊富(お…

公開日: 2026年09月17日 15:16

食事の炎症・抗酸化・腸内細菌に関する指標と胃がんリスクの関連を調べた症例対照研究 研究論文OpenAlex中国

食事の炎症・抗酸化・腸内細菌に関する指標と胃がんリスクの関連を調べた症例対照研究

食事の傾向は、体内の炎症、酸化ストレス、腸の透過性、腸内細菌といった経路を通じて胃がんの発生に関わる可能性があると考えられています。しかし著者らは、炎症・抗酸化・腸内細菌に着目した複数の食事指標を同時に評価し、あわせて複数の生物学的指標(バイオマーカー)も測定した包括的な研究は、胃がんの分野ではまだ…

公開日: 2026年09月17日 12:37

慢性ストレスが腸内細菌のバランスと脳の炎症に与える影響を調べたマウス実験 研究論文OpenAlex中国

慢性ストレスが腸内細菌のバランスと脳の炎症に与える影響を調べたマウス実験

長く続くストレスが、腸内に住む細菌の集まり(腸内細菌叢)の乱れや、脳内の炎症(神経炎症)と関わることは以前から知られていました。しかし、その間をつなぐ仕組みについては、まだよく分かっていないと著者らは述べています。

公開日: 2026年09月17日 09:57

ブドウの熟度が蒸留酒の香り成分と官能品質に与える影響を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

ブドウの熟度が蒸留酒の香り成分と官能品質に与える影響を調べた研究

生食用ブドウ「ヘティエンホン(和田紅)」を原料に蒸留酒をつくるとき、収穫時の熟し具合が仕上がりの品質をどう左右するのか。研究チームはこの点を明らかにするため、糖度の異なる3つの熟度段階でブドウを収穫し、それぞれから得た蒸留液を比較しました。

公開日: 2026年09月17日 06:45