研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
植物由来の食品は運動後の回復を助けるのか——36件の介入研究をまとめた系統的レビュー
激しい運動、とくに筋肉が引き伸ばされながら力を出す動作(坂道の下り走やジャンプの着地など)を繰り返すと、運動誘発性筋損傷と呼ばれる状態が起こります。その後に現れるのが、いわゆる遅発性筋肉痛(DOMS)です。著者らによれば、これに伴って一時的な筋力の低下、関節可動域の縮小、運動パフォーマンスの低下が生…
公開日: 2026年09月29日 13:45
熟成年数の違う六堡茶の水抽出物が、ゼブラフィッシュのアルツハイマー病様の症状をどう変えたか
お茶に含まれるポリフェノールなどの成分が、アルツハイマー病に関わる酸化ストレスや神経の炎症をやわらげる可能性は、これまで数多く報告されてきました。ただし緑茶、白茶、黄茶、烏龍茶、紅茶、黒茶(後発酵茶)は製造法が異なるため成分の内訳も異なり、神経を守るはたらきの強さにもかなりの差があると論文は整理して…
公開日: 2026年09月29日 10:37
食物繊維はアスリートの体重管理と脂質代謝にどう関わるか——ナラティブレビューの紹介
食物繊維は、人の小腸にある消化酵素では分解・吸収されにくい複雑な炭水化物の総称です。著者らによれば、この「消化されにくさ」こそが、体重の調節や脂質代謝において重要な働きをもたらす鍵だとされています。食物繊維は大腸で腸内細菌のエネルギー源となって発酵を受け、短鎖脂肪酸と呼ばれる活性の高い代謝産物を生み…
公開日: 2026年09月17日 14:14
腸内細菌と食事は、小児がん経験者の長期的な認知・心理社会的な問題にどう関わるか——総説による整理
小児の血液・腫瘍分野では治療法の進歩と治療プロトコルの強化が進み、生存率が大きく向上しました。その一方で、治療を終えたあとに長い年月をかけて現れる合併症が課題として浮かび上がっています。とくに思春期・若年成人(AYA)にあたる小児がん経験者では、時間をおいて現れる神経認知面の低下——集中力や記憶の働…
公開日: 2026年09月17日 13:55
難消化性マルトデキストリンと高齢マウスの筋肉:腸内細菌叢の変化とともに筋萎縮が抑えられたとの報告
加齢に伴って骨格筋の量と機能が徐々に失われる状態はサルコペニアと呼ばれ、転倒や骨折、入院、死亡のリスクを高めるとされています。高齢化が世界的に進むなか、対策として確立しているのは主に運動と食事のバランスであり、栄養面からの有効な手立ては限られていると著者らは述べています。
公開日: 2026年09月14日 19:40
コラーゲンを飲むと肌はきれいになる? ヒト臨床試験を横断的にまとめたレビュー研究
「飲むコラーゲン」は美容分野で定番の栄養サプリメントとなりましたが、実際にヒトを対象にした臨床試験でどこまで効果が確認されているのかは、意外と整理されていません。ポーランドのビャウィストク医科大学の研究者らは、コラーゲン由来ペプチドの経口摂取が肌・毛髪・爪・傷の治りにどのような影響を与えるかを検証し…
公開日: 2026年09月04日 08:29