研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

尿中ヒパフォリンは豆類の摂取量を映す指標になるか——自由生活下の成人138人を対象とした横断研究 研究論文OpenAlexスペイン

尿中ヒパフォリンは豆類の摂取量を映す指標になるか——自由生活下の成人138人を対象とした横断研究

レンズ豆、ひよこ豆、いんげん豆、えんどう豆といった豆類は、植物性たんぱく質や食物繊維、微量栄養素の供給源として、健康と環境の両立をめざす食事の枠組みでも中心的な位置を占めています。そのため、人がふだんどれくらい豆類を食べているかを正確に把握することは、栄養研究にとって重要な課題です。

公開日: 2026年09月30日 07:30

腸内環境から認知機能を考える——薬用植物シャタバリの生理活性成分に関する総説 研究論文OpenAlexインド

腸内環境から認知機能を考える——薬用植物シャタバリの生理活性成分に関する総説

著者らは、認知機能の低下が遺伝的要因だけでなく、生活習慣に関連した要因とも結びつくようになっている現状を出発点に、この総説をまとめています。インスリン抵抗性、酸化ストレス、神経炎症といった要素が重なり合って認知機能の問題が生じるという見方が広がっており、また女性の産後うつや生殖関連のホルモン変動に伴…

公開日: 2026年09月30日 07:12

プロアントシアニジンと免疫介在性炎症性疾患:原著レビューが整理した作用のしくみ 研究論文OpenAlex中国

プロアントシアニジンと免疫介在性炎症性疾患:原著レビューが整理した作用のしくみ

著者らが取り上げたのは、免疫介在性炎症性疾患(IMIDs)と呼ばれる病気のグループです。これは免疫のはたらきが過剰になったり調節を失ったりすることで慢性の炎症が続き、やがて臓器の傷みにつながる一群の疾患を指します。具体例として、アトピー性皮膚炎、炎症性腸疾患(クローン病と潰瘍性大腸炎を含む)、乾癬、…

公開日: 2026年09月29日 07:39

黒コショウと白コショウの抽出物を比べる — 収率・成分・抗酸化と抗菌のはたらき 研究論文OpenAlexサウジアラビア

黒コショウと白コショウの抽出物を比べる — 収率・成分・抗酸化と抗菌のはたらき

コショウ(Piper nigrum L.)は世界で広く使われる香辛料であり、同時に生物活性をもつ植物成分の供給源でもあります。著者らによると、コショウの辛味や価値は「オレオレジン」と呼ばれる油状の抽出物、アルカロイドのピペリン、精油といった成分に支えられています。オレオレジンとは、コショウの粉末から…

公開日: 2026年09月29日 07:33

ブドウの葉は収穫時期で成分が変わる――3月・5月・9月を比べた研究 研究論文OpenAlexエジプト

ブドウの葉は収穫時期で成分が変わる――3月・5月・9月を比べた研究

ブドウ(Vitis vinifera)は世界で広く栽培される果樹で、エジプトでも栽培が拡大し、地域の農業にとって重要な作物になっています。ただし研究の関心は主に果実とその加工品に向けられてきました。著者らは、葉がフェノール酸、フラボノイド、タンニン、スチルベンなど構造の多様な二次代謝産物(植物が自ら…

公開日: 2026年09月28日 19:41

干し魚から見つかったカビ「ペニシリウム・シトリヌム」を分子的手法で特定した報告 研究論文OpenAlexバングラデシュ

干し魚から見つかったカビ「ペニシリウム・シトリヌム」を分子的手法で特定した報告

バングラデシュの沿岸地域では、Stolephorus commersonnii というイワシ類の小型海水魚が、干し魚として広く食べられています。この研究チームは、その干し魚に付着している菌類が何であるかを、形の特徴と遺伝子の情報の両面から確かめることを目的としました。あわせて、その菌がどのような条件…

公開日: 2026年09月28日 13:20

海藻から複数の有用成分を一段の工程で取り出す試み ― 二相性の深共晶溶媒を用いた研究 研究論文OpenAlexオランダ

海藻から複数の有用成分を一段の工程で取り出す試み ― 二相性の深共晶溶媒を用いた研究

褐藻類は、ゲル化や粘性の性質をもつ多糖のアルギン酸のほか、硫酸化多糖のフコイダン、糖アルコールのマンニトール、黄色系の色素フコキサンチンなど、用途の異なる成分を併せもつ原料です。しかし著者らによれば、現在の工業的な処理はアルギン酸を主な目的物とすることが多く、強いアルカリや酸を用いる処理に依存してい…

公開日: 2026年09月28日 10:10

コーヒー焙煎の温度プロファイルを画面から選べる制御装置の試作 —— PLCとHMIを組み合わせた設計と検証 研究論文OpenAlexペルー

コーヒー焙煎の温度プロファイルを画面から選べる制御装置の試作 —— PLCとHMIを組み合わせた設計と検証

コーヒーの味や香り、色といった感覚的な特徴は、焙煎中の温度と時間の組み合わせで大きく変わります。ところが著者らによれば、その設定は豆の性質や作業者の経験に頼る部分が大きく、標準化が難しいままです。産業規模の工場であっても作業者の判断が入るため、仕上がりのばらつきや再現性の低下、人的ミスが避けにくいと…

公開日: 2026年09月28日 09:41

アマゾン産果実の加工残渣を比較した研究——アサイーの種子に抗菌・抗酸化成分の有望性 研究論文OpenAlexブラジル

アマゾン産果実の加工残渣を比較した研究——アサイーの種子に抗菌・抗酸化成分の有望性

果物を加工すると、果皮や種子、搾りかすといった残渣が大量に生まれます。研究チームは、こうした食品廃棄物にどのような生物活性があるかを評価することは、食品分野で使える有用成分(生物活性化合物)の供給源を見つけるうえで欠かせないと述べています。

公開日: 2026年09月28日 05:51

大豆の品種ごとに違う抗酸化ペプチド——大豆タンパク質分解物の脂質酸化抑制を比べた研究 研究論文OpenAlexアメリカ

大豆の品種ごとに違う抗酸化ペプチド——大豆タンパク質分解物の脂質酸化抑制を比べた研究

食品に含まれる油脂は、時間の経過とともに酸素と反応して劣化します。これを脂質酸化と呼び、風味の悪化や品質低下の原因になります。この酸化を抑える働きが期待されているものの一つが、タンパク質を酵素で細かく切り分けて得られる「ペプチド」です。

公開日: 2026年09月28日 05:31

アマゾンの「非慣行食用植物」6種を調べた研究 ― 栄養成分と抗酸化性の記録 研究論文OpenAlexブラジル

アマゾンの「非慣行食用植物」6種を調べた研究 ― 栄養成分と抗酸化性の記録

ブラジルのアマゾン地域には多数の樹木や草本が生育していますが、その多くは「食べられるのに、ほとんど知られていない植物」として利用が進んでいません。ブラジルではこうした植物を「非慣行食用植物(UFPs)」と呼びます。これは、人口の多くにとってなじみが薄い、あるいは十分に活用されていない食用植物を指す言…

公開日: 2026年09月27日 20:40

発酵食品の効果は「発酵」よりも「素材」で変わる — マウスで腸内細菌を比較した研究 研究論文OpenAlexアイルランド

発酵食品の効果は「発酵」よりも「素材」で変わる — マウスで腸内細菌を比較した研究

キムチやザワークラウト、コンブチャ(紅茶キノコ)といった発酵食品は、微生物とその代謝産物を体に届ける食品として注目され、腸内細菌への影響を調べる研究が増えてきました。しかし著者らは、これまでの研究に共通する弱点を指摘します。発酵食品を食べた影響を調べるとき、発酵させていない元の素材(キャベツそのもの…

公開日: 2026年09月27日 20:08