研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

野菜の硝酸塩をめぐる「逆説」――健康への利点と毒性リスクをどう両立させるか 研究論文OpenAlexポルトガル

野菜の硝酸塩をめぐる「逆説」――健康への利点と毒性リスクをどう両立させるか

硝酸塩(硝酸イオン)は水や土壌、食品に自然に含まれる無機化合物で、植物にとっては成長に欠かせない栄養分です。農業では窒素肥料として広く使われ、とくに葉物野菜では見た目や商品価値を高める目的で多めに施されることもあると著者らは述べています。その結果、一部の野菜には硝酸塩が高い濃度でたまります。

公開日: 2026年10月04日 00:33

ダイジョ(ウォーターヤム)のイモの色・デンプン・食感に関わる遺伝子を、6品種の遺伝子発現ネットワークから探る 研究論文OpenAlex中国

ダイジョ(ウォーターヤム)のイモの色・デンプン・食感に関わる遺伝子を、6品種の遺伝子発現ネットワークから探る

ダイジョ(Dioscorea alata、グレーターヤムやウォーターヤムとも呼ばれる)は、アフリカ、アジア、太平洋地域、カリブ海地域で広く栽培されるイモ類です。収量が高く環境適応力にも優れる一方、食用としての品質には品種ごとに大きなばらつきがあると著者らは述べています。消費者や加工業者は、果肉(イモ…

公開日: 2026年10月04日 00:13

黒米と赤米の色素をあわせ持つ「二重着色米」――栄養成分と抗酸化能を比較した研究の紹介 研究論文OpenAlex中国

黒米と赤米の色素をあわせ持つ「二重着色米」――栄養成分と抗酸化能を比較した研究の紹介

イネの種皮(果皮)には色の違いがあり、黒米はアントシアニン、赤米はプロアントシアニジンという色素成分を蓄えます。どちらも植物由来の抗酸化成分として知られ、機能性食品の素材として関心を集めてきました。このうち、両方の色素を同時に蓄える「二重着色米」はきわめてまれなタイプだと論文は説明しています。中国の…

公開日: 2026年10月04日 00:07

契約栽培は農薬使用を減らすのか——中国の小規模農家パネルデータによる分析 研究論文OpenAlex中国

契約栽培は農薬使用を減らすのか——中国の小規模農家パネルデータによる分析

農薬の不適切な使用や過剰な使用は、人の健康と生態系の双方に深刻な影響を及ぼしうる問題だと指摘されています。論文の著者らは、土壌中の微生物や花粉を運ぶ昆虫、鳥や魚といった対象外の生物への悪影響、流出による河川・地下水の汚染、さらに害虫が薬剤抵抗性を獲得して散布量が増え続ける「農薬のトレッドミル」といっ…

公開日: 2026年10月03日 08:12

人工米(アナログライス)の素材と品質を整理したレビュー研究の紹介 研究論文OpenAlexインドネシア

人工米(アナログライス)の素材と品質を整理したレビュー研究の紹介

穀物やいも類、豆類などを混ぜて粒状に成形した「人工米(アナログライス)」は、栄養上の必要や代謝性の病気に対応する機能性主食として注目されている素材です。この論文は、そうした人工米の原料になりうる素材について、既存の研究をまとめ直したレビュー(総説)です。

公開日: 2026年10月03日 08:08

伝統菓子「バイ・タット」にアワ(フォックステイルミレット)粉を混ぜると何が変わるか 研究論文OpenAlexインドネシア

伝統菓子「バイ・タット」にアワ(フォックステイルミレット)粉を混ぜると何が変わるか

インドネシアのブンクル州には、小麦粉を生地に使い、パイナップルジャムなどをのせて焼く「バイ・タット(bay tat)」という伝統菓子があります。研究チームは、この菓子の小麦粉の一部を、地元で栽培されているアワ(フォックステイルミレット、学名 Setaria italica)の粉に置き換えたとき、菓子…

公開日: 2026年10月03日 07:47

ナツメヤシの実は消化の健康を支えるか — 栄養成分と生体活性成分から整理した総説 研究論文OpenAlexインドネシア

ナツメヤシの実は消化の健康を支えるか — 栄養成分と生体活性成分から整理した総説

近年、食品に「基本的な栄養の供給」だけでなく「健康状態を改善し、病気のリスクを下げる生理的な働き」も期待する機能性食品という考え方が広がってきました。著者らは、その背景として、脂質の摂取が多い現代の食習慣と、肥満・糖尿病・消化器系の障害といった疾患の増加との関連が指摘されてきたことを挙げています。

公開日: 2026年10月03日 07:30

植物性中心の食事と生活習慣をまとめた指標と、肥満関連がんの発生・死亡との関連を調べた大規模コホート研究 研究論文OpenAlex中国

植物性中心の食事と生活習慣をまとめた指標と、肥満関連がんの発生・死亡との関連を調べた大規模コホート研究

肥満は、食道がん、大腸がん、肝がん、膵がん、腎がん、子宮体がんなど複数のがんの発生と関係があると指摘されており、こうした「肥満関連がん」は世界的な健康課題になっています。研究チームは、肥満の広がりとともにその負担が今後さらに増すと見込まれる中で、生活の中で変えられる要因を見つけることに臨床的・公衆衛…

公開日: 2026年10月03日 06:38

長年の菜食・ビーガン食を続ける高齢者で、たんぱく質と微量栄養素の摂取が不足していたという報告 研究論文OpenAlexオランダ

長年の菜食・ビーガン食を続ける高齢者で、たんぱく質と微量栄養素の摂取が不足していたという報告

植物性中心の食事は健康上の利点と関連づけられてきましたが、高齢者では必要な栄養素を十分にとることが難しくなる可能性があります。研究チームは、この点を実際の食事記録から確かめようとしました。

公開日: 2026年10月03日 06:11

発酵米がゆ由来の短鎖脂肪酸がキイロショウジョウバエの中性脂肪に与える影響を調べた研究 研究論文OpenAlexインド

発酵米がゆ由来の短鎖脂肪酸がキイロショウジョウバエの中性脂肪に与える影響を調べた研究

南アジアで広く家庭的に食べられている発酵米がゆは、タミル語で「カンジ」と呼ばれる伝統食です。研究チームは、こうした伝統的な発酵食品が乳酸菌などの有用微生物や生体活性のある代謝産物を含む一方で、カンジについては微生物学的・代謝的な意味づけの研究が十分でないと述べています。

公開日: 2026年10月03日 05:46

肝臓ケアをうたう植物由来サプリメントの真正性・安全性・品質を検証した総説 研究論文OpenAlexポルトガル

肝臓ケアをうたう植物由来サプリメントの真正性・安全性・品質を検証した総説

植物由来のサプリメントは広く使われており、その中には肝臓の健康を支えるとうたう製品が数多く流通しています。しかし研究チームは、「天然だから安全」という印象が先に立ち、副作用や医薬品との相互作用、製品ごとの品質の違いが見過ごされやすいと指摘しています。

公開日: 2026年10月03日 05:42

小魚粉と大豆粉を組み合わせた高たんぱくマカロニ菓子の開発 研究論文OpenAlexインドネシア

小魚粉と大豆粉を組み合わせた高たんぱくマカロニ菓子の開発

インドネシアでは学齢期の子どもの栄養不足が課題として残っており、著者らは2023年のインドネシア保健調査に基づき、5〜12歳でやせの割合が11%、低身長の割合が18.7%と報告されている状況を研究の出発点としています。成長を支える栄養素のひとつがたんぱく質であり、2019年の栄養必要量では7〜9歳の…

公開日: 2026年10月02日 22:24