研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ブラジルの発酵食品から得た乳酸菌によるL-グルタミン酸生産:菌株の選抜と培養条件の検討 研究論文OpenAlexブラジル

ブラジルの発酵食品から得た乳酸菌によるL-グルタミン酸生産:菌株の選抜と培養条件の検討

L-グルタミン酸は、自然界に多く存在するアミノ酸の一つです。体内の窒素代謝にかかわるほか、うま味のもととなる成分として食品産業で広く使われています。工業生産は主に微生物の発酵で行われ、中心となっているのはコリネバクテリウム・グルタミカムという細菌です。一方で、別の特性も備えた生産菌を探す研究も続いて…

公開日: 2026年10月07日 23:33

食品と腸内細菌、脳のつながりを食品科学の視点から整理した総説 研究論文OpenAlexガーナ

食品と腸内細菌、脳のつながりを食品科学の視点から整理した総説

私たちが食べるものが腸内細菌のはたらきを変え、それが脳にも影響しうるという考え方は「食事・腸内細菌叢・脳の軸」と呼ばれ、近年研究が急速に増えています。腸内細菌叢とは、腸の中にすむ多種多様な細菌の集まりのことです。

公開日: 2026年10月07日 21:36

食品素材でつくった栄養補助飲料と炎症後の腸内細菌:マウスでミルクベースの製品と比較 研究論文OpenAlex中国

食品素材でつくった栄養補助飲料と炎症後の腸内細菌:マウスでミルクベースの製品と比較

食事だけでは必要な栄養をとりきれない人のために、経口栄養補助食品(ONS)と呼ばれる飲むタイプの栄養剤が広く使われています。手術後の患者やがん治療中の人、虚弱な高齢者などが対象です。ただし、多くの市販品はエネルギーと必須栄養素の補給を主な目的として作られています。炎症からの回復や腸内細菌への影響につ…

公開日: 2026年10月07日 06:29

血管が硬くなった高齢者の腸内細菌の特徴を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

血管が硬くなった高齢者の腸内細菌の特徴を調べた研究

年齢を重ねると、動脈の壁は弾力を失って硬くなっていきます。この「血管の硬さ(血管スティフネス)」は血管の老化を示す代表的な特徴で、高齢者の心血管病の大きな危険因子とされています。

公開日: 2026年10月07日 05:50

インドネシア産の小さなヤムイモからイヌリンを取り出し、低脂肪アイスクリームへの利用を試した研究 研究論文OpenAlexインドネシア

インドネシア産の小さなヤムイモからイヌリンを取り出し、低脂肪アイスクリームへの利用を試した研究

より健康的な乳製品を求める声を受けて、脂肪分を減らしたアイスクリームの開発が進められています。ただし、脂肪を減らすと、なめらかなクリーム感が損なわれたり、空気を含んでふくらむ度合いや溶けにくさといった品質が落ちたりすることがあります。

公開日: 2026年10月07日 04:56

ブルガリアとフランスの伝統食に眠る微生物と植物の多様性を、新しい発酵・保存技術にどう生かすか――総説の紹介 研究論文OpenAlexブルガリア

ブルガリアとフランスの伝統食に眠る微生物と植物の多様性を、新しい発酵・保存技術にどう生かすか――総説の紹介

ヨーグルトやチーズ、パン、ワインなどの発酵食品は、微生物とその酵素が食品の成分を変化させることで生まれます。工場での大量生産では選び抜かれた少数のスターター(発酵の種となる微生物)が使われるのに対し、家庭や小規模な工房の伝統的な製法では、自然発酵や、前回の発酵物の一部を次の仕込みに加える方法が今も受…

公開日: 2026年10月06日 22:02

パレスチナの医学生と研修医は、セリアック病とグルテンフリー食の栄養をどこまで理解しているか 研究論文OpenAlexパレスチナ

パレスチナの医学生と研修医は、セリアック病とグルテンフリー食の栄養をどこまで理解しているか

セリアック病は、小麦などに含まれるたんぱく質「グルテン」をきっかけに免疫反応が起こり、小腸が傷つく慢性の病気です。治療の中心は、グルテンを含まない食事(グルテンフリー食)を生涯続けることです。ただし、腸での吸収が悪くなることで鉄、葉酸、ビタミンB12、ビタミンD、カルシウムなどが不足しやすく、さらに…

公開日: 2026年10月06日 21:38

ブドウの搾りかすを使ったカプセルで乳酸菌を守る研究 研究論文OpenAlexブラジル

ブドウの搾りかすを使ったカプセルで乳酸菌を守る研究

研究チームは、ブドウの搾りかすを乾燥・粉砕した粉末をカプセルの材料に加えることで、乳酸菌の一種であるラクトカゼイバチルス・ラムノサスGG(LGG)を保護できるか調べました。食品への利用で課題となる、保存中や加熱時、消化管を通過する際の生きた菌の減少を抑えることが研究の目的です。

公開日: 2026年10月05日 05:21

小児肥満と腸内細菌の関係を整理する――乳幼児期の環境から介入研究まで 研究論文OpenAlex中国

小児肥満と腸内細菌の関係を整理する――乳幼児期の環境から介入研究まで

著者らは、子どもの肥満と腸内細菌がどのように関わるのかを、既存の研究から整理しました。注目したのは、肥満に伴う細菌の構成の違い、細菌が代謝や炎症に関わる仕組み、乳幼児期の環境、そして腸内細菌に働きかける介入です。遺伝や生活習慣に加えて、腸内細菌の働きを理解することが、予防や治療を考えるうえでどのよう…

公開日: 2026年10月04日 21:38

腸内細菌と心血管代謝疾患——プロバイオティクス研究の現状を整理した総説 研究論文OpenAlex中国

腸内細菌と心血管代謝疾患——プロバイオティクス研究の現状を整理した総説

肥満、2型糖尿病、高血圧、脂肪肝、心不全などは、それぞれ別の病気として扱われがちですが、互いに深く関わり合っています。著者らはこれらをまとめて「心血管代謝疾患」と呼び、都市化や生活習慣の変化、高齢化を背景に世界的な健康課題になっていると述べています。論文によれば、非感染性疾患による死亡のほぼ半数がこ…

公開日: 2026年10月04日 05:15

腸内微生物とタンパク質の品質管理のつながり――神経変性疾患への示唆をまとめた総説 研究論文OpenAlexアメリカ

腸内微生物とタンパク質の品質管理のつながり――神経変性疾患への示唆をまとめた総説

細胞の中では、タンパク質が正しく作られ、正しい形に折りたたまれ、不要になれば片付けられる、という一連の管理が絶えず働いています。この仕組み全体をプロテオスタシス(タンパク質の恒常性)と呼びます。著者らによれば、この管理の破綻は、アルツハイマー病やパーキンソン病を含む「タンパク質の立体構造の異常による…

公開日: 2026年10月03日 23:31

発酵食品の香りをつくる乳酸菌――Lactiplantibacillus plantarumの揮発性成分を食品別に整理した総説 研究論文OpenAlexイタリア

発酵食品の香りをつくる乳酸菌――Lactiplantibacillus plantarumの揮発性成分を食品別に整理した総説

ヨーグルト、漬物、発酵ソーセージなど、世界中の発酵食品づくりに使われてきた乳酸菌の一つに、Lactiplantibacillus plantarum(ラクティプランティバチルス・プランタルム)という種があります。この細菌は、野菜や果物からチーズ、肉、魚、さらにはヒトの消化管まで、きわめて幅広い環境に…

公開日: 2026年10月03日 07:26