研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
抗生物質に頼らない養殖へ――魚の腸内環境と免疫力を支える『機能性飼料』とは
スーパーで見かけるサーモンやタイなどの養殖魚。世界的な水産養殖の需要拡大にともない、限られた水域でより多くの魚を健康に育てる技術が求められています。とくに近年注目されているのが、抗生物質にできるだけ頼らずに魚の腸内環境や免疫力を高める『機能性飼料添加物』という考え方です。今回紹介するのは、こうした添…
公開日: 2026年07月03日 03:29
完全植物性の病院食は実現できるか——多職種チームによる献立開発の試み
病院で提供される食事は、患者の回復を支える大切な要素です。近年、多くの病院が環境負荷の低い持続可能な食料政策と食事内容を両立させようとしていますが、そこには一つの壁があります。植物由来の食材だけで、必要なタンパク質量とアミノ酸バランスを満たし、なおかつ患者にとっておいしいと感じられる食事を作るのは簡…
公開日: 2026年07月03日 03:28
アクアポニクスのカリウム不足問題に飼料添加物で挑む――ティラピア×レタスの研究
魚を育てながら同じ水で野菜を育てる「アクアポニクス」は、資源循環型の農業として注目されています。魚の排泄物が野菜の肥料になるという仕組みですが、実はこの循環にはひとつ弱点があります。それは、野菜の生育に欠かせないミネラルである「カリウム(K)」が、魚だけを育てる水槽の水には十分な量が含まれていないこ…
公開日: 2026年07月01日 10:33
捨てられていた葉が、発酵でよみがえる
農家の畑の隅に、収穫のあとも使われずに残る葉がある。台湾在来の植物「アカザ(Chenopodium formosanum)」の葉もそのひとつだ。果実や種子が注目される一方で、葉は農業副産物として長らく見向きもされてこなかった。ところが2026年6月に発表された研究が、この「使われない葉」がコンブチャ…
公開日: 2026年06月26日 01:47
アガベシロップのGI値、測定したら35だった
天然由来の甘味料として注目を集めてきたアガベシロップに、国際基準に沿った試験によるGI値が報告されました。その数字は35。低GI食品の定義(GI55以下)を満たしつつ、これまでの報告よりやや高めという、注目に値する結果です。
公開日: 2026年06月21日 18:55
果実なのに甘くない——マダガスカルの椰子が問いかける繊維の実力
マダガスカルで食べられているヤシ科の植物(Hyphaene coriacea)の果実は、糖がごく少なく、炭水化物の大部分を難消化性の成分が占めることが明らかになりました。2026年6月に学術誌F1000Researchに掲載された研究が報告した数字です。果実の採取・分析は2021年2月に実施されたも…
公開日: 2026年06月21日 00:39
一さじのはちみつは、雨の記憶を持っている
ペルーのアマゾン奥地、ワヤガ川流域の森で、ある小さなハチが研究者の注目を集めています。針を持たないミツバチの一種で、体長はわずか数ミリ。2019年10月から2023年4月にかけて行われた調査で、このハチが生み出すはちみつの量が、季節ごとの降雨量と強く連動していることが報告されました(トロピカル・アン…
公開日: 2026年06月15日 10:36