研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

抽出法と乾燥方法の違いは、発酵野菜から得られる成分にどう影響するか 研究論文OpenAlexポーランド

抽出法と乾燥方法の違いは、発酵野菜から得られる成分にどう影響するか

植物に含まれるポリフェノールなどの生理活性成分は、食品、医薬品、化粧品などの分野で関心を集めています。著者らは、乳酸発酵させた野菜や果物がこうした成分の供給源になりうる点に注目しました。発酵の過程では微生物の働きで成分が新たに生じたり、構造が変わったりします。ただ、これまでの研究の多くは発酵食品をそ…

公開日: 2026年10月15日 05:11

緑茶を飲む習慣と若年成人の空腹時血糖・ヘモグロビン濃度の関連を検討した横断研究 研究論文OpenAlexパキスタン

緑茶を飲む習慣と若年成人の空腹時血糖・ヘモグロビン濃度の関連を検討した横断研究

緑茶はカメリア・シネンシス(チャノキ)の葉から作られる飲み物です。紅茶に比べて製造時の酸化が少ないため、ポリフェノールの一種であるカテキンが多く残ります。なかでもエピガロカテキンガレート(EGCG)は、糖の代謝や酸化ストレスとの関わりが研究されてきました。一方、緑茶と空腹時血糖の関係について、人を対…

公開日: 2026年10月14日 09:53

白米と一緒に焙煎するロンボク島の伝統コーヒー 米の割合で成分と風味はどう変わるか 研究論文OpenAlexインドネシア

白米と一緒に焙煎するロンボク島の伝統コーヒー 米の割合で成分と風味はどう変わるか

インドネシアのロンボク島では、コーヒー豆に白米を混ぜて焙煎し、挽いて飲む習慣が古くから続いています。コーヒーは朝食として、また来客や伝統行事のもてなしとして親しまれてきました。一方で、コーヒー豆は比較的高価です。著者らによると、米を混ぜる背景には経済的な事情と文化的な事情の両方があるとされています。…

公開日: 2026年10月14日 08:17

カアチンガのパッションフルーツ「パッシフローラ・シンシナタ」の副産物に関する研究知見をまとめたレビュー 研究論文OpenAlexブラジル

カアチンガのパッションフルーツ「パッシフローラ・シンシナタ」の副産物に関する研究知見をまとめたレビュー

持続可能な食料システムへの関心が高まるなか、食品の加工などで生じる副産物を、機能性のある食品素材や生理活性をもつ成分の供給源として活用する取り組みが注目されています。この論文は、ブラジルの半乾燥地域カアチンガに自生するパッションフルーツの一種、パッシフローラ・シンシナタ(Passiflora cin…

公開日: 2026年10月14日 08:04

セイロンシナモンと中国産シナモンの樹皮抽出物の成分と抗酸化作用を比べた研究 研究論文OpenAlexウズベキスタン

セイロンシナモンと中国産シナモンの樹皮抽出物の成分と抗酸化作用を比べた研究

シナモンとして広く流通している植物には、主に二つの種類があります。一つはセイロンシナモン(学名シナモムム・ベルム)、もう一つは中国産シナモン、いわゆるカシア(シナモムム・カシア)です。セイロンシナモンは風味が穏やかで、クマリンという成分の含有量が少ないことから、長期的に摂取しても安全性が高いと考えら…

公開日: 2026年10月14日 07:55

「プラネタリーヘルス食」への近さと尿中の植物性エストロゲン量の関連:米国成人を対象とした横断研究 研究論文OpenAlex韓国

「プラネタリーヘルス食」への近さと尿中の植物性エストロゲン量の関連:米国成人を対象とした横断研究

「プラネタリーヘルス食」は、EAT–Lancet委員会が提案した食事パターンで、人の健康と環境負荷の軽減の両立を目指しています。全粒穀物、豆類、果物、野菜、ナッツなど植物性食品を中心とし、赤肉や精製糖を厳しく制限します。ただし完全な菜食ではなく、魚介類などの動物性食品も推奨範囲内で含まれます。この食…

公開日: 2026年10月14日 05:33

高麗人参(オタネニンジン)は認知機能を支える候補になり得るか――前臨床研究と臨床研究の知見を整理した文献レビュー 研究論文OpenAlexセルビア

高麗人参(オタネニンジン)は認知機能を支える候補になり得るか――前臨床研究と臨床研究の知見を整理した文献レビュー

記憶力、注意力、情報を処理する速さ、計画を立てて行動を組み立てる力(実行機能)などをまとめて「認知機能」と呼びます。学習や仕事、日々の生活の質を左右する大切な能力です。近年は脳の健康を支える手段として天然素材への関心が高まっており、その代表として多く研究されてきた植物がオタネニンジン(Panax g…

公開日: 2026年10月14日 04:41

果物・野菜の加工残さに含まれる健康機能成分の可能性を整理した総説 研究論文OpenAlexインド

果物・野菜の加工残さに含まれる健康機能成分の可能性を整理した総説

世界で果物や野菜の生産が増えるにつれ、収穫、加工、流通、消費後の各段階で、皮、種、搾りかす、さやなどの残さが大量に出るようになりました。著者らによると、これらの多くは廃棄物として扱われ、埋め立て地に運ばれることも少なくありません。その結果、環境への負荷となるだけでなく、価値を持つかもしれない資源を失…

公開日: 2026年10月13日 22:03

果実に天然に含まれる安息香酸の量は抽出方法で変わるか――ベリー類とプラムでの比較 研究論文OpenAlexチェコ

果実に天然に含まれる安息香酸の量は抽出方法で変わるか――ベリー類とプラムでの比較

安息香酸は「E210」の番号で知られる一般的な食品保存料ですが、植物が自然につくる代謝物でもあり、ベリー類などの果実にも天然に含まれています。植物の組織の中では、単独で存在する「遊離型」と、ほかの成分に結びついた「結合型」の二つの形で存在します。

公開日: 2026年10月13日 21:28

サプリメントの市場参入ルールと安全性評価を4か国・地域で比べた法制度レビュー 研究論文OpenAlexブルガリア

サプリメントの市場参入ルールと安全性評価を4か国・地域で比べた法制度レビュー

サプリメントはカプセルや錠剤の形で手軽に買える一方、栄養素や植物成分などを濃縮した形でとるため、量によっては健康上の問題が起こり得ます。また、消費者が、想定された使い方では確かめられていない効果を期待してしまうおそれもあります。

公開日: 2026年10月13日 07:12

食用アカパンカビの乾燥菌体に含まれるエルゴチオネインとスペルミジン:1ロットの分析結果と既存文献との比較 研究論文OpenAlexアメリカ

食用アカパンカビの乾燥菌体に含まれるエルゴチオネインとスペルミジン:1ロットの分析結果と既存文献との比較

アカパンカビ(Neurospora crassa)は、実験生物としてよく知られるカビの一種です。著者によると、アジアやアフリカでは発酵食品を通じて何世代にもわたり食べられてきました。現在は、液体の中で培養した菌糸体(カビの糸状の体)をまるごと乾燥させた食品素材としても生産されています。食品としての議…

公開日: 2026年10月13日 05:54

ハーブ抽出物などを配合した「認知・目の健康サポートグミ」の試作と品質評価 研究論文OpenAlexインド

ハーブ抽出物などを配合した「認知・目の健康サポートグミ」の試作と品質評価

学生や働く人の多くが、一日中スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器を使っています。著者は、こうした長時間の画面使用が目の疲れ、集中力の低下、頭の疲れにつながっていると述べています。そのうえで、自然由来で安全性が高く健康によいと考えられることから、ニュートラシューティカル(健康維持を目的とした食品…

公開日: 2026年10月12日 23:35