研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
医師は植物性食をどう見ているか——インド・医科大学での知識・態度・実践調査
野菜や果物、豆類、ナッツ、種子、全粒穀物を中心とする「植物性食」は、心血管代謝系の病気の予防や管理に役立つ可能性があるとして関心が高まっています。こうした食事について患者に助言する立場にあるのが医師ですが、医師自身がどれだけ知識を持ち、どんな態度で臨み、実際にどう実践しているかは、意外と調べられてき…
公開日: 2026年08月29日 03:32
インド北東部の祭りで受け継がれる伝統的な肉料理を調査 ― ホーンビル祭の市場を3年間記録
インド北東部ナガランド州のコヒマで毎年開催される「ホーンビル祭」は、州内の複数の民族が集まり、伝統文化を披露する大規模な祭典として知られています。こうした祭りの屋台や市場では、地域に伝わる動物由来の食品が数多く販売されていますが、その実態が体系的に記録されることはこれまで多くありませんでした。今回紹…
公開日: 2026年08月28日 12:36
赤米は白米に代わる機能性食品になりうるか、20品種を調べた研究
白米は主要な栄養素を多く含む一方で、色素が少ないために抗酸化性の面では見劣りするとされています。世界の人口が増え続ける中で、主食そのものを通じて栄養価の高い食品を届けることが求められており、色のついた米、なかでも赤米が注目されています。今回紹介する研究は、赤米20品種を対象に、生化学的な特性と調理の…
公開日: 2026年08月28日 12:33
赤ビートルート粉末で麺の栄養価アップ? アジア式塩味麺への添加を調べた研究
東アジアや東南アジア、さらにヨーロッパやアメリカの一部でも親しまれているアジア式塩味麺(ASN)は、ビタミンやミネラル、食物繊維といった栄養素や、健康に良いとされる生理活性成分が不足しがちな食品だといわれています。そこで、この不足を補う方法として注目されたのが、赤いビートルート(Beta vulga…
公開日: 2026年08月28日 03:42
オオクチバスの二大感染症に挑む二価経口酵母ワクチン、中国の研究チームが開発
オオクチバス(Micropterus salmoides)は北米原産の淡水魚で、中国では年間88万トンが生産される重要な養殖魚種です。しかし近年、さまざまな病原体による疾病がこの養殖業の持続的な発展を脅かしています。中でも大きな問題となっているのが、ラナウイルス科に属するDNAウイルスであるラージマ…
公開日: 2026年08月28日 03:35
動物園の動物の食事に「食物繊維」は足りているか──野生の食生活を模す新たな指標をめぐる考察
動物園で飼育される動物たちは、野生の仲間と同じ種であっても、口にしている食事の中身は大きく異なることがあります。今回紹介する論文は、伴侶動物(ペット)や産業動物、そして動物園動物に共通してみられるある栄養素の不足に着目し、その栄養素こそが「野生の食事をどれだけ再現できているか」を測るものさしになりう…
公開日: 2026年08月28日 00:30
アンデス由来の擬似穀物アマランサス、加工技術と食品応用を整理した総説
アマランサス(Amaranthus caudatus L.)は、南米アンデス地方で伝統的に栽培されてきた擬似穀物です。小麦や米のような一般的な穀物とは植物学的に異なるグループに属しながら、穀物と同じように利用されてきた作物で、近年は健康志向や持続可能な食料生産への関心の高まりとともに、その栄養価や加…
公開日: 2026年08月27日 07:39
藻類の可能性を探る:環境浄化から食品・農業・バイオ産業まで幅広い応用を概観する研究
藻類と聞くと、海苔やわかめのような食材を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし藻類には微細藻類(ミクロアルジー)や大型藻類(マクロアルジー)、シアノバクテリア(藍藻)など多様な種類があり、光合成を行う生物としての性質を生かして、環境問題や農業、食品、健康分野など幅広い課題に応用できる可能性が注目…
公開日: 2026年08月26日 02:37
アワの有機肥料代替がもたらす『穂と葉の連携』とは―窒素削減下でも収量と品質を両立できる可能性
化学肥料の使いすぎは土壌や環境への負担が指摘される一方で、単純に窒素肥料の量を減らせば作物の収量や品質が落ちてしまうことも知られています。そこで注目されているのが、化学窒素肥料の一部を有機肥料に置き換える『有機肥料代替』という方法です。この方法がなぜ収量や品質の維持・向上につながるのか、その体の中の…
公開日: 2026年08月25日 23:30
白酒づくりの副産物「底鍋水」、家畜のエサ(サイレージ)に活かせる? キングギニアグラスでの発酵実験
お酒づくりの過程では、思いがけない副産物が生まれることがあります。中国の伝統的な蒸留酒「白酒(バイジウ)」の製造でも、蒸留の際に釜の底にたまる「底鍋水(bottom pot water、BPW)」という液体が出ます。これは有機物を豊富に含む一方で、そのまま廃棄するのは処理の負担になるという課題を抱え…
公開日: 2026年08月24日 20:31
地域の発酵食品づくりを通じて学ぶ、食品バイオテクノロジー教育の実践
発酵食品といえば、味噌や納豆、ヨーグルトなど、私たちの食卓に身近な存在です。しかし「発酵」という現象の裏には微生物の働きを利用した立派なバイオテクノロジーがあり、その仕組みを正しく理解することは、食品加工に携わる人材を育てるうえで重要な課題とされています。今回紹介する研究は、インドネシアの農業・水産…
公開日: 2026年08月24日 19:34
中国のスモモ産業を読み解く:拡大する生産と広がる貿易赤字、その背景とは
スモモ(プラム)は、中国最古の医学書とされる『黄帝内経』にも登場するとされ、古くから中国の伝統的な果物「五果」の一つに数えられてきました。現在では単なる伝統食材にとどまらず、農村振興や農業の高付加価値化を担う戦略的な園芸作物としても位置づけられているといいます。今回紹介する論文は、そんな中国のスモモ…
公開日: 2026年08月23日 18:38