研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ハーブ「ゼータリア・ムルティフローラ」の葉粉末をブロイラーの飼料に加えると何が起きるか
鶏肉の生産現場では、抗生物質に頼らずに成長効率や肉の品質を高める工夫が求められています。その候補として近年注目されているのが、地中海沿岸や中東の乾燥地帯に自生するシソ科のハーブ、ゼータリア・ムルティフローラです。イランのシラーズ大学やオーストラリアのセントラル・クイーンズランド大学などの研究グループ…
公開日: 2026年09月02日 01:34
牧草か稲わらか、羊の育て方が肉質を左右する?ドモン種とモンゴル種で比較した研究
羊肉は世界中で食べられている食材ですが、同じ「羊肉」でも品種や育て方によって成長のしかたや肉の質は変わります。中国内モンゴル農業大学の研究チームは、ドモン種とモンゴル種という2種類の子羊を対象に、与える粗飼料(牧草などの繊維質のエサ)の種類を変えることで、成長のようす、枝肉(食肉処理後の肉のかたまり…
公開日: 2026年09月02日 00:35
イネの「茎の強さ」と「収量」は両立できるか? 育種系統30種を統計解析で読み解く研究
イネは世界人口の半数以上が主食とする作物です。品種改良の現場では、収穫量を増やすことと同時に「倒伏(とうふく)」、つまり台風や大雨、あるいは肥料をよく効かせた栽培条件で茎が折れたり倒れたりしてしまう現象を防ぐことが、長年の大きな課題とされてきました。倒伏が起きると収量や品質、収穫作業の効率が大きく損…
公開日: 2026年09月02日 00:24
ホウレンソウの仲間「ツルムラサキホウレンソウ」で試された、ナノゼオライトを使う徐放性チッ素肥料の研究
化学肥料として畑にまかれるチッ素は、作物に吸収されずに雨水とともに流れ出たり、ガスとして大気中に逃げたりすることが少なくありません。特に一般的な尿素肥料は、土に入れてから10〜15日ほどで急速に溶け出してしまうため、作物が必要とするタイミングと供給のタイミングがずれやすいという課題があります。こうし…
公開日: 2026年08月31日 21:39
白ゴマを『発芽』させると栄養はどう変わる?発芽時間ごとの成分変化を調べた研究
ゴマといえば料理の風味づけや搾油の原料として馴染み深い食材ですが、実はまだ十分に活用しきれていない『underutilized(活用不足の)』作物だと指摘されています。今回紹介する研究は、豆類や穀類でよく行われる『発芽』という加工を白ゴマの種子に施すと、含まれる成分や抗酸化の働きがどう変化するのかを…
公開日: 2026年08月31日 21:36
サツマイモの皮の色はなぜ赤や黄色に分かれるのか 遺伝子と代謝物から探る研究
スーパーで見かけるサツマイモには、赤みがかった皮のものや黄色っぽい皮のものがあります。同じ品種であっても皮の色が違う個体が生まれることがあり、この色の違いは消費者の好みや品種を見分ける手がかりとして、生産の現場でも重要視されています。しかし、皮の色がどのような仕組みで赤から黄色へと変化するのかは、こ…
公開日: 2026年08月31日 21:32
「ヘザーはちみつ」は本物か? ギリシャ市販はちみつを花粉・成分・抗菌力から調べた研究
スーパーで「ヘザーはちみつ」「オレンジはちみつ」「モミはちみつ」といったラベルを見かけても、それが本当にその花や木に由来する蜜なのか、消費者が確かめる手立てはほとんどありません。ギリシャ・パトラス大学の研究チームは、実際に市場に流通している市販はちみつを買い集め、花粉の顕微鏡分析から成分の化学分析、…
公開日: 2026年08月31日 21:26
クチナシの実をコンブチャの発酵原料に――苦味の強い漢方素材から機能性飲料はできるか
クチナシ(Gardenia jasminoides Ellis)は中国南部を原産とするアカネ科の常緑低木で、その果実は「山梔子(サンシシ)」として2000年以上にわたり中国の伝統医学で使われてきました。イリドイド配糖体(主にゲニポシド)やクロシン、フラボノイド、ポリフェノール、有機酸、多糖類など多様…
公開日: 2026年08月31日 21:25
有機肥料と化学肥料の組み合わせでココナッツの収量は本当に増えるのか、バングラデシュでの2年間の栽培試験
ココナッツ(Cocos nucifera)は熱帯・亜熱帯地域の農業を支える多年生の高価値作物で、実だけでなく油・水・繊維まで幅広く利用されています。ただし1本の木が何年にもわたって実をつけ続けるため、土壌の養分は消耗しやすく、化学肥料だけに頼る従来の栽培では土壌中の有用微生物が減ったり、土の保水力が…
公開日: 2026年08月31日 20:32
モンスーン期の土池でブラックタイガーエビを養殖すると何が起きるか——体長と体重の関係から探る
エビ養殖の現場では、育てたエビがどれだけ順調に育っているかを日々知ることが経営の要になります。インド・グジャラート州の商業養殖場で行われたこの研究は、雨季(モンスーン期)に土池で育てられたブラックタイガーエビ(Penaeus monodon)を対象に、体の長さと重さの関係、そして「肥満度(コンディシ…
公開日: 2026年08月31日 20:25
乳酸菌は水耕栽培レタスの生育と栄養価を高めるか——3菌株の比較研究
野菜づくりの世界では近年、化学肥料に頼りすぎずに収量や品質を高める手段として「微生物バイオスティミュラント」への関心が高まっています。植物の根に有用な微生物を与えることで、栄養の吸収やストレス耐性を助けようという発想です。これまでこの分野では根圏微生物(PGPR)と呼ばれるBacillus属やPse…
公開日: 2026年08月31日 19:36
タイガーナッツミルクの栄養は低温殺菌でどう変わる? コートジボワールの研究から
近年、豆乳やアーモンドミルクなど植物性ミルクの人気が世界的に高まっています。乳糖不耐症や牛乳アレルギーを避けたい人の選択肢としてだけでなく、ヴィーガン志向の広がりも背景にあります。今回紹介する研究は、そうした植物性ミルクの中でもあまり知られていない「タイガーナッツミルク」を取り上げたものです。コート…
公開日: 2026年08月31日 19:32