研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

南黄海と東シナ海に暮らす3種のガザミ、それぞれ違う「好みの海」を大規模トロール調査で解明 研究論文OpenAlex中国

南黄海と東シナ海に暮らす3種のガザミ、それぞれ違う「好みの海」を大規模トロール調査で解明

中国の沿岸漁業では、ガザミ属(Charybdis属)の遊泳ガニが小規模漁業者にとって重要な漁獲対象になっています。今回紹介する研究は、南黄海と東シナ海に生息する近縁の3種、フタホシイシガニ(Charybdis bimaculata)、イボイソガニに近いCharybdis japonica(和名の記載…

公開日: 2026年09月08日 04:56

捨てられるドラゴンフルーツの茎、粉にすると使えるかもしれない――乾燥方法と収穫時期を比べた研究 研究論文OpenAlexメキシコ

捨てられるドラゴンフルーツの茎、粉にすると使えるかもしれない――乾燥方法と収穫時期を比べた研究

ドラゴンフルーツ(ピタヤ)は果実を収穫した後、サボテンの仲間らしい平たい茎(茎節、クラドードと呼ばれる部分)が大量に残ります。この茎は普段は廃棄されることが多い部位ですが、粉末に加工して機能性のある食品原料として活用できないかを調べたのが今回の研究です。研究にはUniversidad Tecnoló…

公開日: 2026年09月08日 04:54

魚と野菜を同時に育てる「アクアポニックス」、野菜の生育を画像とデータで追跡した研究 研究論文OpenAlexスウェーデン

魚と野菜を同時に育てる「アクアポニックス」、野菜の生育を画像とデータで追跡した研究

都市部で食料を持続的に生産する方法として、魚の養殖(アクアカルチャー)と水耕栽培(ハイドロポニックス)を組み合わせた「アクアポニックス」という農法が注目されています。魚の排せつ物を微生物が分解して植物の栄養にし、その水を浄化して魚のもとに戻すという循環の仕組みですが、栄養バランスや水質、微生物の管理…

公開日: 2026年09月08日 04:46

無添加糖のグミは作れるか——ナツメヤシの甘みを活かした食感と風味の比較実験 研究論文OpenAlexインドネシア

無添加糖のグミは作れるか——ナツメヤシの甘みを活かした食感と風味の比較実験

グミといえば砂糖の甘みが欠かせないお菓子ですが、もし果物そのものの甘さだけで作れたら、砂糖の摂取量を気にする人にとって新しい選択肢になるかもしれません。今回紹介する研究は、中東などで広く食べられているナツメヤシ(デーツ)を使い、砂糖を一切加えずにグミを作るという試みを扱っています。ナツメヤシは栄養価…

公開日: 2026年09月08日 03:28

農業の近代化は食料安全保障をどう支えるのか、インドを事例に考える研究 研究論文OpenAlexインド

農業の近代化は食料安全保障をどう支えるのか、インドを事例に考える研究

世界の人口増加や気候変動、資源の劣化、食生活の変化が進むなかで、農業をどのように変えていけば食料の安定供給を保てるのかは、多くの国にとって重要な課題です。今回紹介する研究は、開発途上国の経済を支える基盤である農業に着目し、伝統的な自給的農業から、技術を活用し市場志向で持続可能性を意識した農業システム…

公開日: 2026年09月08日 01:31

モリンガ種子の苦味成分を減らす発芽・発酵技術、成分プロファイルへの影響を解析 研究論文OpenAlexタイ

モリンガ種子の苦味成分を減らす発芽・発酵技術、成分プロファイルへの影響を解析

モリンガ(Moringa oleifera)は葉だけでなく種子も栄養価の高い食材として注目されていますが、種子粉末を食品原料として活用する際には大きな壁があります。種子に多く含まれるグルコシノレートという成分が、強い苦味の原因になっているのです。この苦味を抑えつつ栄養価の高い粉末として利用できないか…

公開日: 2026年09月07日 07:23

野菜工場のバジルは「量」と「質」を両立できるのか 水耕栽培と土耕栽培を比べた研究 研究論文OpenAlexスイス

野菜工場のバジルは「量」と「質」を両立できるのか 水耕栽培と土耕栽培を比べた研究

植物工場のように光や温度、養分をすべて管理しながら作物を育てる方式は、都市化や気候変動、農地不足への対応策として注目されています。なかでも高密度の垂直農場(バジルなどの葉物を何段にも積み重ねて育てる屋内農場)は、限られた面積で多くの収穫を得られる一方、成長を速めすぎると香りや風味のもとになる成分が薄…

公開日: 2026年09月07日 06:36

野菜のパック内包装、酸素と二酸化炭素どちらが「呼吸の乱れ」の主犯か——レタスやトマトで検証した研究 研究論文OpenAlexギリシャ

野菜のパック内包装、酸素と二酸化炭素どちらが「呼吸の乱れ」の主犯か——レタスやトマトで検証した研究

サラダ用にカットされた野菜がパックの中でどのように「呼吸」しているか、気にしたことはあるだろうか。野菜や果物は収穫後も生きた組織として呼吸を続けており、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する。この呼吸のバランスを表す指標が「呼吸商(RQ)」で、二酸化炭素の排出速度を酸素の消費速度で割った値として計算され…

公開日: 2026年09月07日 05:37

プラムの品種や樹の仕立て方、収穫時期は果実の栄養成分にどう影響するのか 研究論文OpenAlexボスニア・ヘルツェゴビナ

プラムの品種や樹の仕立て方、収穫時期は果実の栄養成分にどう影響するのか

プラム(西洋スモモ)は栄養価の高い果物として親しまれていますが、味や品質にばらつきがあることが消費者の満足度を下げる一因になっているといわれます。今回紹介する研究は、プラムの化学組成、つまりポリフェノールや有機酸、糖類、糖アルコールといった成分の含まれ方が、品種・樹冠の仕立て方(トレーニングシステム…

公開日: 2026年09月07日 05:26

痩せた砂質土壌で小麦を育てる:微生物とバナナの皮の抽出物を組み合わせた研究 研究論文OpenAlexエジプト

痩せた砂質土壌で小麦を育てる:微生物とバナナの皮の抽出物を組み合わせた研究

小麦は世界80カ国以上でカロリーとタンパク質の主要な供給源となっている作物です。人口増加にともない需要はさらに高まると見込まれていますが、エジプトのように国内生産だけでは消費量を大きく下回る国もあり、砂漠を農地に転換した「造成砂質土壌」での栽培拡大が進められています。ただし砂質土壌は水や養分を保持す…

公開日: 2026年09月07日 05:07

ガヨ・アラビカ・スペシャルティコーヒーへの消費者の好みと満足度を調べた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

ガヨ・アラビカ・スペシャルティコーヒーへの消費者の好みと満足度を調べた研究

インドネシアを代表するコーヒーの産地のひとつに、スマトラ島アチェ州の高原地帯「ガヨ」がある。ここで栽培されるアラビカ種のスペシャルティコーヒーは、独特の香りや酸味、余韻の複雑さで知られ、国内外で評価が高まっている。こうした人気の高まりを受けて、コーヒー豆の焙煎から提供まで自前で行う「コーヒーショップ…

公開日: 2026年09月07日 04:54

養殖用エサに新素材「細菌タンパク質」は使えるか バラマンディとティラピアで検証 研究論文OpenAlexシンガポール

養殖用エサに新素材「細菌タンパク質」は使えるか バラマンディとティラピアで検証

養殖魚のエサには、これまで魚粉や大豆などのタンパク質原料が広く使われてきましたが、資源の持続性という点で課題も指摘されています。こうした背景から、微生物を利用してつくる「細菌タンパク質ミール(BPM)」が新しい代替タンパク源として注目されています。今回紹介する研究は、シンガポールのTemasek L…

公開日: 2026年09月07日 03:33