研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

高圧処理で食品中の細菌やウイルスはどこまで減るのか――2692件のデータを統合した評価 研究論文OpenAlexオランダ

高圧処理で食品中の細菌やウイルスはどこまで減るのか――2692件のデータを統合した評価

高圧処理(HPP)は、食品に高い圧力をかけて微生物を不活化する加工技術です。加熱に頼らないため、食品の品質を保ちながら微生物による危害を抑えられる方法として位置づけられています。

公開日: 2026年10月08日 05:35

ナイジェリア・イバダンの私設学生寮で使われる地下水の水質を調べた研究 研究論文OpenAlexナイジェリア

ナイジェリア・イバダンの私設学生寮で使われる地下水の水質を調べた研究

ナイジェリアの都市イバダンでは、ボーリング井戸(機械で深く掘った井戸)や手掘り井戸が、民間が運営する学生寮にとって重要な水源となっています。しかし、こうした寮に供給される地下水の質について、地域ごとの具体的な情報は限られていると著者らは指摘しています。

公開日: 2026年10月08日 00:38

サツマイモ粉づくりの前処理「パルス電界」は品種によって何をもたらすか 研究論文OpenAlexポルトガル

サツマイモ粉づくりの前処理「パルス電界」は品種によって何をもたらすか

パルス電界(PEF)処理は、食材に短い高電圧の電気パルスを繰り返しかけ、細胞膜に小さな穴を開ける技術です。加熱をほとんど伴わない前処理として、野菜や果物の乾燥を速めたり、ポリフェノールなどの成分を取り出しやすくしたりする効果が報告されてきました。ただし、デンプンを多く含むイモ類では結果が一定せず、そ…

公開日: 2026年10月07日 05:25

イタリアの人々は食事からどれくらいニッケルをとっているのか:公的検査データを用いた年齢別の長期摂取量評価 研究論文OpenAlexイタリア

イタリアの人々は食事からどれくらいニッケルをとっているのか:公的検査データを用いた年齢別の長期摂取量評価

ニッケルは土壌や水などに広く存在する金属です。一般の人にとっては、職業上の接触よりも、食事から体に入る量が主になると考えられています。豆類、ナッツ、穀物、カカオ製品、葉物野菜など植物性の食品は、土や水からニッケルを取り込みやすいことが知られています。

公開日: 2026年10月07日 04:45

ザンジバルの海産魚に含まれるヒスタミンと、保存管理・食中毒の認知 研究論文OpenAlexタンザニア

ザンジバルの海産魚に含まれるヒスタミンと、保存管理・食中毒の認知

研究チームは、ザンジバルのウングジャ島で、海産魚に含まれるヒスタミンの量と、魚の取り扱い・保存の実態を調べました。ヒスタミンは、魚による食中毒の一種「スコンブロトキシン魚中毒」の主な原因物質です。魚や魚製品を食生活の柱とする人々の健康に関わる問題として、消費者や医療従事者がこの食中毒をどの程度知って…

公開日: 2026年10月06日 06:47

妊娠中の発酵乳製品の摂取と、子どもの牛乳アレルギーが落ち着くまでの期間 研究論文OpenAlexトルコ

妊娠中の発酵乳製品の摂取と、子どもの牛乳アレルギーが落ち着くまでの期間

研究チームは、母親が妊娠中にヨーグルトとチーズを毎日食べていたかどうかと、子どもが牛乳アレルギーの症状を起こさずに牛乳を摂取できるようになるまでの期間との関係を調べました。牛乳アレルギーの発症を予防できるかではなく、すでにアレルギーのある子どもの経過に着目した研究です。

公開日: 2026年10月05日 06:22

セネガルで販売される輸入米の微量金属と、摂取に伴う健康リスクの推計 研究論文OpenAlexセネガル

セネガルで販売される輸入米の微量金属と、摂取に伴う健康リスクの推計

米が主要な食料であり、輸入への依存も大きいセネガルで、研究チームは輸入米に含まれる微量金属の濃度と、その摂取に伴う健康リスクを調べました。対象としたのは、ヒ素、カドミウム、クロム、銅、鉄、亜鉛の6元素です。

公開日: 2026年10月05日 06:18

食品の化学物質を「人の体に届いた量」から捉え直す——精密毒性学の枠組みを提案した論文 研究論文OpenAlexエジプト

食品の化学物質を「人の体に届いた量」から捉え直す——精密毒性学の枠組みを提案した論文

食品の安全性評価は長年、化学物質を一つずつ取り上げ、食品中にどれだけ含まれるか、人がどれだけ摂取すると推定されるか、どんな毒性があるかを調べて、健康に基づく指標値を定めるという方法で進められてきました。著者らは、この考え方が現代の食品規制の土台であることを前提として認めたうえで、それだけでは説明しき…

公開日: 2026年10月04日 01:57

開発途上国のマイクロプラスチック汚染をめぐる研究の整理 — 生態系・人の健康・気候とのつながり 研究論文OpenAlexインドネシア

開発途上国のマイクロプラスチック汚染をめぐる研究の整理 — 生態系・人の健康・気候とのつながり

研究チームは、5ミリメートルより小さいプラスチックの粒である「マイクロプラスチック」が、開発途上国の水環境でどのように見つかっているのかを、既存の科学論文を集めて整理しました。マイクロプラスチックには、化粧品や繊維、工業用の粒のように最初から小さく作られて環境に出るもの(一次)と、大きなプラスチック…

公開日: 2026年10月03日 06:07

腎臓病の治療で薬と食事はどう補い合うのか——総説が整理した統合的アプローチ 研究論文OpenAlexブラジル

腎臓病の治療で薬と食事はどう補い合うのか——総説が整理した統合的アプローチ

肥満、2型糖尿病、慢性腎臓病(CKD、腎臓のはたらきが長期にわたって低下していく病気)に対する薬の選択肢は、近年急速に広がりました。著者らは、こうした薬物療法が臨床の現場を変え、代謝性疾患の治療の幅を大きく広げたと述べています。

公開日: 2026年10月03日 04:59

排水で灌漑された畑の土壌とカボチャに含まれる重金属を調べた研究 研究論文OpenAlexスーダン

排水で灌漑された畑の土壌とカボチャに含まれる重金属を調べた研究

著者らは、ケナナの町の南に位置するクレイクス・クリーク周辺の耕作地を対象に、土壌と、そこで育ったカボチャに重金属がどれだけ含まれているかを調べ、それが食べる人にどのような影響を及ぼしうるかを検討しました。

公開日: 2026年10月01日 21:55

小学校での海洋ごみ授業は何を変えたか——神戸の5年生を対象にした研究の報告 研究論文OpenAlex

小学校での海洋ごみ授業は何を変えたか——神戸の5年生を対象にした研究の報告

海洋ごみは世界的な環境課題であり、なかでもプラスチックは分解されにくく、時間をかけて細かい破片になって海の生態系に蓄積していきます。研究チームは、この問題の長期的な解決は廃棄物処理の仕組みや政策だけでは足りず、人々の認識や日常の行動が変わるかどうかにも左右されると述べています。日本は廃棄物管理の体制…

公開日: 2026年10月01日 19:56