研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

エンドウ豆タンパク質のゲルでチーズ代替品をつくる——酵素処理で硬さと弾力を調整する試み 研究論文OpenAlexデンマーク

エンドウ豆タンパク質のゲルでチーズ代替品をつくる——酵素処理で硬さと弾力を調整する試み

植物由来のチーズ代替品を求める消費者は増え続けていますが、チーズづくりに必要な構造や機能をそなえた高タンパク質のゲルをつくることは、依然として難しい課題だと著者らは述べています。

公開日: 2026年09月21日 04:44

タマネギの皮から取り出した抽出物は、牛肉の酸化をどこまで抑えるか 研究論文OpenAlexトルコ

タマネギの皮から取り出した抽出物は、牛肉の酸化をどこまで抑えるか

食品加工の現場では、皮や搾りかす、種などの副産物が大量に生じます。研究チームは、その中でもタマネギ(Allium cepa L.)の皮に注目しました。タマネギの皮は食用に向かず独特のにおいもあるため通常は廃棄されますが、可食部よりもケルセチンをはじめとするフラボノイドを多く含むことが知られています。…

公開日: 2026年09月20日 18:12

可視・近赤外分光の三つの波長帯を組み合わせ、ミカン「紅美人」の糖度を測る手法の報告 研究論文OpenAlex中国

可視・近赤外分光の三つの波長帯を組み合わせ、ミカン「紅美人」の糖度を測る手法の報告

果物の内部品質を素早く調べることは、選別や収穫後の管理、消費者の視点に立った品質評価にとって欠かせないと、研究チームは説明しています。なかでも可溶性固形分含量(SSC)は、カンキツ類の甘さと成熟度を示す重要な指標とされます。可溶性固形分含量とは、果汁に溶けている糖などの成分の量を表す値で、単位には …

公開日: 2026年09月20日 06:50

チュニジアの天日干しメルゲーズ、乾燥にともなう成分と性状の変化を調べる 研究論文OpenAlexチュニジア

チュニジアの天日干しメルゲーズ、乾燥にともなう成分と性状の変化を調べる

メルゲーズはチュニジアの食文化に深く根ざした腸詰めで、天日干しにしたもの(乾燥メルゲーズ)は独特の組成をもち、エネルギー消費の少ない製法で作られます。発酵させた食肉製品や機械で乾燥させた食肉製品とは異なり、天日干しメルゲーズは8〜12日かけて太陽光で自然に水分を抜くという、ただ一段階の工程だけで仕上…

公開日: 2026年09月20日 06:43

チーズ由来の乳酸菌をイタリア風サラミに加える——熟成と保存中の挙動を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

チーズ由来の乳酸菌をイタリア風サラミに加える——熟成と保存中の挙動を調べた研究

発酵食品づくりに欠かせない乳酸菌は、古くから発酵肉製品のスターターカルチャー(発酵を始動させるために加える微生物)として使われてきました。近年は、それに加えて「プロバイオティクス」としての性質をもつ乳酸菌を食品に取り入れる動きが広がっています。プロバイオティクスとは、十分な量を摂取したときに宿主に健…

公開日: 2026年09月20日 06:40

サチャインチ油と薬用植物エキスの乳化液を粉末にする——噴霧乾燥条件の予備的な探索と機械学習による試行 研究論文OpenAlexマレーシア

サチャインチ油と薬用植物エキスの乳化液を粉末にする——噴霧乾燥条件の予備的な探索と機械学習による試行

オメガ3系脂肪酸などの多価不飽和脂肪酸を多く含む油や、植物由来のポリフェノール類は、加工や保存の過程で酸化や熱によって劣化しやすく、そのまま食品に配合するのが難しいという課題があります。そこで広く使われているのが噴霧乾燥(スプレードライ)による微粒子化で、乳化液を熱風中に霧状に噴射して瞬時に乾かし、…

公開日: 2026年09月20日 05:44

メロン種子とローズマリーを加えたデンプン発泡容器 ― 食品産業の副産物を活かした包装材の研究 研究論文OpenAlexブラジル

メロン種子とローズマリーを加えたデンプン発泡容器 ― 食品産業の副産物を活かした包装材の研究

石油由来のプラスチック包装、とくに使い捨て製品の増加は廃棄物の蓄積を招き、食品産業がその主要な発生源のひとつとされています。こうした背景から、著者らは自然界で分解される「生分解性」の素材に注目しました。なかでもデンプンは、トウモロコシやキャッサバ、小麦、ジャガイモなど身近な植物から得られ、量が豊富で…

公開日: 2026年09月20日 05:39

天然色素のパッチとスマートフォン撮影で魚の鮮度を見分ける——アルギン酸ゲル製インジケーターの研究 研究論文OpenAlexドイツ

天然色素のパッチとスマートフォン撮影で魚の鮮度を見分ける——アルギン酸ゲル製インジケーターの研究

魚をはじめとする水産物は栄養に富む一方で、傷みやすい食品です。冷蔵保存中も微生物の増殖や魚自身がもつ酵素のはたらきによって品質が少しずつ落ち、アンモニアやトリメチルアミンといった「揮発性塩基窒素(TVB-N)」と呼ばれるアルカリ性の物質が発生し、魚肉のpHも上がっていきます。これらを測る従来の検査は…

公開日: 2026年09月20日 05:16

ベナンの発酵飲料「アクパン」を支える発酵トウモロコシでんぷん粉の製造条件を探る 研究論文OpenAlexベナン

ベナンの発酵飲料「アクパン」を支える発酵トウモロコシでんぷん粉の製造条件を探る

ベナンでは、アクパン(akpan)と呼ばれるヨーグルトのような発酵食品が広く親しまれています。これは発酵させたトウモロコシのでんぷん(FMS)を部分的に加熱して作られ、砂糖や加糖乳、氷などを加えて食べられるのが一般的です。

公開日: 2026年09月20日 04:52

ホンオニク(Boschniakia rossica)の多糖類をめぐる研究の整理——抽出法・構造・報告されている生物活性と課題 研究論文OpenAlex中国

ホンオニク(Boschniakia rossica)の多糖類をめぐる研究の整理——抽出法・構造・報告されている生物活性と課題

ホンオニク(学名 Boschniakia rossica、中国名「草蓯蓉」)は、中国東北部を中心に分布する植物で、ハンノキ属の細根に寄生して育ちます。民間では古くから、腎の働きを補う、便通を助ける、体力を養うといった目的で用いられてきました。近年は、この植物に含まれる多糖類(BRPs)が、薬理作用を…

公開日: 2026年09月19日 19:05

マグネシウム施肥がサトウキビの収量と肥料利用効率を高める――土壌の化学性と微生物の変化に着目した圃場試験 研究論文OpenAlex中国

マグネシウム施肥がサトウキビの収量と肥料利用効率を高める――土壌の化学性と微生物の変化に着目した圃場試験

マグネシウム(Mg)は植物の生育に欠かせない多量要素で、葉緑素の中心をなす成分であるほか、タンパク質の合成や光合成の電子伝達、酵素のはたらきの調節にも関わっています。ところが著者らによれば、中国の農地では窒素・リン・カリウムの肥料が長年過剰に使われる一方、Mgのような二次要素や微量要素の補給が不十分…

公開日: 2026年09月19日 17:37

菜種油の脱ガム法を比べる:リン脂質の回収と有用成分の行方 研究論文OpenAlex中国

菜種油の脱ガム法を比べる:リン脂質の回収と有用成分の行方

菜種油は不飽和脂肪酸を多く含む食用油として広く使われていますが、搾ったばかりの粗油には、油の主成分であるトリアシルグリセロールのほかに、リン脂質、トコフェロール、植物ステロール、カロテノイドといった微量成分が含まれています。このうちリン脂質は、水と油の両方になじむ性質をもち、精製の工程では「ガム」と…

公開日: 2026年09月19日 08:43