研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
7種のドングリ粉を比べる――栄養・粘り・脂質の成分を横断的に調べた研究
ドングリはブナ科コナラ属(Quercus)の樹木が実らせる果実で、北半球に広く分布しています。ポルトガルの「モンタード」やスペインの「デエサ」と呼ばれる林と牧地を組み合わせた土地利用の中では、生態的にも経済的にも重要な位置を占めてきました。しかし、著者らによれば、かつて食べられていたドングリの利用は…
公開日: 2026年09月26日 00:18
ローズヒップ由来の色素と炭素ドットを組み込んだ生分解性エアロゲル——牛肉の鮮度を色で知らせる包装材の研究
石油由来のプラスチック包装は、分解されにくいこと、温室効果ガスの排出、有害物質やマイクロプラスチックの放出といった問題を抱えています。研究チームは、こうした素材に代わる、自然界の材料からつくる包装材の開発に取り組みました。
公開日: 2026年09月25日 23:15
クコの実由来多糖類と動脈硬化モデルマウスの脂質・免疫に関する研究の紹介
血液中の脂質バランスが崩れる脂質異常症は、動脈硬化や心血管疾患と結びつく代謝の乱れとして知られています。著者らによれば、脂質異常症では肝臓や血管壁で慢性的に弱い炎症が続き、コレステロールの蓄積だけでなく免疫のはたらきの乱れも伴います。そのため、代謝と免疫の両方に作用しうる食品由来の成分に関心が集まっ…
公開日: 2026年09月25日 23:04
「食品ロスゼロ」の知識は調理実践にどうつながるか——インドネシアの調理教育専攻学生を対象とした調査
食べ物が捨てられるとき、失われるのは食材そのものだけではありません。そこまでに使われた水、エネルギー、土地、労働力、時間、費用、そして栄養も一緒に失われます。著者らはこの点を出発点に、廃棄の段階で対処するのでは遅く、必要量の計画、購入、保管、調理、提供、余剰の活用に至るまでの各段階で「そもそも無駄を…
公開日: 2026年09月25日 21:49
飼料のフェニルアラニン量を変えると豚肉の質はどう変わるか——肥育豚での検証
豚肉は世界で最も広く食べられている肉の一つで、色や軟らかさ、風味、多汁性といった「食べたときの質」が消費者の選択を左右します。こうした性質は、筋肉内脂肪(サシ)の量や脂肪酸の組み合わせ、と畜後の筋肉のpHの変化など、肉そのものが持つ性質に大きく影響されると考えられています。
公開日: 2026年09月25日 21:36
サトウキビ搾りかす由来のキサンタンガムで、食品包装用フィルムの性能を高める試み
石油などの化石資源からつくられる従来のプラスチック包装に代えて、環境負荷の小さい再生可能な材料を使いたいという要望が高まっています。著者らは、その候補として生分解性の高分子(微生物などの働きで分解される高分子材料)に注目しています。ただし、こうした材料は有望である一方、強度などの機械的性能や、水蒸気…
公開日: 2026年09月25日 21:21
コートジボワール産ナツメ(Ziziphus mauritiana)果実の栄養・植物化学成分を初めて調べた研究
ナツメの一種であるZiziphus mauritiana Lam.(クロウメモドキ科)は、西アフリカのサバンナに広く分布するとげのある常緑の果樹です。乾燥や痩せた土壌、高温に強いため、乾燥・半乾燥地域の農林複合システムで重要な役割を果たしており、マリやブルキナファソでは収穫の端境期に人々の食料と収入…
公開日: 2026年09月25日 21:04
小麦のカビ毒デオキシニバレノールを携帯型ラマン分光と機械学習で素早く見分ける試み
赤かび病(Fusarium Head Blight)は小麦の重要な病害で、収量を減らすだけでなく、デオキシニバレノール(DON)と呼ばれるカビ毒(マイコトキシン)による汚染を引き起こします。論文の著者らによれば、DONは小麦で最も広く見られる汚染物質のひとつで、急性の胃腸障害や免疫機能の低下、家畜の…
公開日: 2026年09月25日 20:17
海藻由来の素材にMXeneナノシートを加えた食品包装フィルムの研究
食品を包む材料には、破れにくさ、水分を通しにくいこと、内容物の劣化を抑える働きなど、複数の性能が同時に求められます。この研究で著者らが取り組んだのは、海藻から得られる多糖であるアルギン酸を基材とし、そこにTi3C2Txという組成の「MXene」と呼ばれるナノシート状の材料を混ぜ合わせることで、こうし…
公開日: 2026年09月25日 18:55
乾燥方法の違いが二種の在来葉菜の栄養成分と植物化学成分に与える影響を調べた研究
葉物野菜はたんぱく質や炭水化物、ミネラル、食物繊維のほか、体によい働きが期待される植物由来の成分を含み、食と栄養の安定に貢献する食材です。ナイジェリアをはじめアフリカ各地では、地域に自生する在来の葉菜が食用にも伝統的な薬用にも使われてきました。ただし、こうした野菜は収穫できる季節が限られるうえ、採り…
公開日: 2026年09月25日 18:26
白色LED照明がランブータンの貯蔵中の品質保持に与えた影響──インドネシアの研究チームによる報告
ランブータン(Nephelium lappaceum L.)は、インドネシアをはじめ東南アジアで広く栽培される熱帯果実で、主に生鮮のまま流通します。しかし収穫後の劣化が非常に速く、論文は先行研究を引きながら、常温では収穫後わずか1〜2日ほどしか商品価値を保てないと述べています。ランブータンは「非クラ…
公開日: 2026年09月25日 18:20
マイクロ波乾燥と低圧アルゴン冷プラズマを組み合わせた詰め物パスタ(マントゥ)の加工に関する研究
トルコの伝統食品であるマントゥは、小麦粉の生地で牛ひき肉や大豆たんぱく、玉ねぎ、香辛料などの具材を包んだ小さな包み状のパスタです。常温で流通させるには水分を12%未満まで下げる乾燥が必要ですが、従来の熱風乾燥は高温に長くさらすため、脂質の安定性や色、戻したときの品質に悪影響が出ることがあると著者らは…
公開日: 2026年09月25日 15:24