研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食事研究のメタ解析、『調整方法』の違いが結果を歪めている可能性
飽和脂肪酸や魚の摂取と心血管疾患の関係を調べた研究は数多くあり、それらをまとめて総合的な結論を出す『メタ解析』は、食事に関するガイドラインづくりの重要な根拠になっています。しかし、食事の研究には見落とされがちな落とし穴があります。それは、食べた総エネルギー量(カロリー)をどう扱うかという『エネルギー…
公開日: 2026年09月04日 04:48
米国の加糖飲料離れは進んでいるのか——20年間の食事調査からみえた変化
清涼飲料水やスポーツドリンクなど、砂糖で甘みをつけた飲み物(加糖飲料)は、長年にわたって食生活の中で摂取エネルギーや糖類の主要な供給源のひとつとされてきました。近年は健康志向の高まりや飲料メーカーの製品構成の変化などを背景に、こうした飲料の摂取量が変わってきたのではないかという関心が持たれています。…
公開日: 2026年09月04日 01:37
食品ラベルより「何の料理か」が効く? VR空間で調べたNOVA・ニュートリスコアと食欲の関係
加工度の高い食品、いわゆる「超加工食品」は便利でおいしい一方、繊維や微量栄養素が少なく、心血管疾患や2型糖尿病、肥満といった生活習慣病との関連が指摘されています。こうした食品を見分ける手がかりとして、原材料の加工度合いを4段階に分ける「NOVA分類」や、栄養価をA〜Eで色分けする「ニュートリスコア」…
公開日: 2026年09月04日 01:35
料理スキルが高い女性は食事の質も体重も良好とは限らない――トルコの女性281人を対象にした横断研究
「料理が得意な人ほど健康的な食生活を送っている」というイメージは根強くあります。実際、家庭で調理する頻度が高い人ほど加工食品への依存が減り、栄養バランスが整いやすいという見方は、これまでも多くの栄養教育プログラムの前提になってきました。しかし、料理や食品を準備するスキルそのものが、食事の質や体重と本…
公開日: 2026年09月04日 01:33
運動とお茶・カカオ由来ポリフェノールの組み合わせは脳の老化にどう働きかけるのか、研究の整理から
年齢を重ねると、脳や筋肉の細胞でエネルギーを作り出すミトコンドリアの働きが落ちたり、血管の柔軟性が失われたり、筋肉量や認知機能が徐々に低下したりすることが知られています。こうした変化はフレイル(心身の虚弱)や生活習慣病、神経変性疾患のリスクを高める要因とされ、運動習慣や食事内容を組み合わせて健康な老…
公開日: 2026年09月04日 01:32
「作ってみたい」と思わせる健康レシピ投稿とは? SNSエンゲージメントを予測する要因を調査
SNSで健康的なレシピの投稿を見かけたとき、思わずクリックしたり、実際に作ってみたり、友人にシェアしたりしたくなる投稿と、スルーされてしまう投稿の違いは何でしょうか。米ミシシッピ州立大学のRachel Adair氏、Andrew B. Cole氏、Holli H. Seitz氏による研究チームは、こ…
公開日: 2026年09月04日 01:31
タンパク質摂取とBMIの関係、中国の長期調査から見えたこと
肉や卵、大豆製品などタンパク質を多く含む食品は、ダイエットや体重管理の文脈でしばしば話題になります。しかし「タンパク質を多く摂ると体重にどう影響するのか」という問いは、実は一筋縄ではいきません。人によって普段からタンパク質を多く摂る傾向がある場合と、ある時期だけ一時的に摂取量が増減する場合とでは、体…
公開日: 2026年09月04日 01:29
医療機関の食事提供とサステナビリティ政策はかみ合っているか——オーストラリアの政策を検証した研究
病院や介護施設などの医療機関で提供される食事は、患者の健康だけでなく、施設全体の環境負荷にも関わっています。近年、植物性食品を中心とした食生活は、健康面でも環境面でも注目される選択肢とされてきました。しかし、こうした食品が実際に医療機関向けの政策の中でどのように扱われているのかは、これまであまり整理…
公開日: 2026年09月04日 01:28
所得の違いは家庭にある果物・野菜の『形態』にどう表れるのか——4つの研究データから見えたもの
果物や野菜を積極的にとることは健康的な食生活の基本とされていますが、家庭にどのような果物・野菜が置かれているかは、所得によって差があるのではないかという見方があります。ただし、果物・野菜には生鮮だけでなく、冷凍、缶詰、乾燥といった複数の形態があり、これらを一括りに『家にあるかどうか』だけで捉えると、…
公開日: 2026年09月04日 01:26
L-フコースの摂取が慢性的な社会的ストレスによるうつ様症状を和らげる可能性、マウス実験で報告
強い対人ストレスが続くと気分の落ち込みが慢性化していく過程には、脳内の炎症反応が関わっていると考えられています。今回、東北医科薬科大学大学院薬学研究科のグループなどによる研究チームが、マウスを使った実験で、体内の糖代謝の乱れがこのプロセスに関与している可能性を報告しました。注目されたのは「L-フコー…
公開日: 2026年09月03日 11:22
市場経済化が進む農村で見られた慢性炎症の違い ラオス北部の調査から
経済発展とともに、これまで自給的な農業や採集に頼ってきた農村地域にも市場で売られる食品が入り込み、食生活が大きく変わりつつあります。こうした食の変化は、生活習慣病のリスクに関わる『慢性炎症』を高める可能性があると指摘されています。今回紹介する研究は、ラオス人民民主共和国北部の3つの村を対象に、市場と…
公開日: 2026年09月03日 10:23
余ったご飯がナゲットに?米を主原料にした「ライスナゲット」の受容性を調べた研究
食べ残しや作りすぎで余った白いご飯を、そのまま捨てずに別の料理に作り替えられたら――という発想から生まれたのが、今回紹介する研究です。フィリピンのシティ・カレッジ・オブ・アンジェレスのGeraldine D. Pili氏、Aira Joyce V. Tumang氏、Marvin C. Punsala…
公開日: 2026年09月03日 10:22