研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

小麦に頼らない「混合粉」は途上国の食料問題を救えるか——国際研究チームが現状と課題を整理 研究論文OpenAlexナイジェリア

小麦に頼らない「混合粉」は途上国の食料問題を救えるか——国際研究チームが現状と課題を整理

パンや麺など、小麦粉を使う食品は世界中で日常的に食べられていますが、多くの発展途上国では小麦を輸入に頼っており、経済の不安定さや気候変動の影響を受けやすいという弱点があります。こうした状況を背景に、キャッサバや雑穀、豆類など地域で手に入る作物を小麦粉に混ぜ合わせた「コンポジット粉(混合粉)」が、途上…

公開日: 2026年09月09日 04:57

オキアミ油に含まれる成分、老化促進マウスの筋肉の衰えを和らげる可能性を示唆する研究 研究論文OpenAlex中国

オキアミ油に含まれる成分、老化促進マウスの筋肉の衰えを和らげる可能性を示唆する研究

年齢を重ねると誰にでも起こる筋肉量や筋力の低下は「サルコペニア」と呼ばれ、生活の質や寿命に大きく関わることが知られています。この現象に食品由来の成分がどう働きかけられるのかを調べた研究が、エヌピージェイ・サイエンス・オブ・フードに発表される予定です。今回注目されたのは、南極海に生息するオキアミから得…

公開日: 2026年09月09日 04:55

捨てられる柑橘の種から油を——6種の柑橘種子油を比較した研究 研究論文OpenAlexイラン

捨てられる柑橘の種から油を——6種の柑橘種子油を比較した研究

オレンジやライムを食べたり搾ったりしたあと、種は多くの場合そのまま廃棄されます。しかし柑橘の種には油分が含まれており、農産業の副産物としてどの程度活用できる可能性があるのかは、種の種類によってあまり整理されてきませんでした。今回紹介する研究では、同じイランの気候条件で栽培された6種類の柑橘、すなわち…

公開日: 2026年09月09日 04:53

「畏敬の念」は食品ロスを減らす気持ちを高めるか——788人によるオンライン実験 研究論文OpenAlex

「畏敬の念」は食品ロスを減らす気持ちを高めるか——788人によるオンライン実験

食べ物を無駄にしてしまうことへの罪悪感は誰にでもあるものですが、それを実際に減らす行動につなげるのは簡単ではありません。これまでの研究の多くは、食品ロスの環境負荷を伝える情報提供や啓発キャンペーンに焦点を当ててきましたが、それだけでは行動が変わりにくいことも指摘されてきました。今回、広州大学とナンザ…

公開日: 2026年09月09日 04:51

冷凍保存で変わるティラピアの筋肉タンパク質構造と『におい』の抱え込みやすさ 研究論文OpenAlex中国

冷凍保存で変わるティラピアの筋肉タンパク質構造と『におい』の抱え込みやすさ

冷凍した魚を長く保存していると、解凍したときに風味が落ちていると感じることがあります。この変化には、においの成分そのものが減ること以外に、魚肉に含まれるタンパク質が香りの成分を『抱え込む』能力が変化していることも関わっていると考えられています。中国・北部湾大学(Beibu Gulf Universi…

公開日: 2026年09月09日 04:50

インゲンマメの種皮模様と栄養成分は品種と栽培環境でどう変わるのか 研究論文OpenAlexアメリカ

インゲンマメの種皮模様と栄養成分は品種と栽培環境でどう変わるのか

インゲンマメ(Phaseolus vulgaris L.)は、世界中で人が直接食べる豆類の中でも消費量の多い作物であり、多くの地域で重要な栄養源となっています。豆の種類によって種皮の色や模様はさまざまですが、その見た目の違いと、たんぱく質やミネラルといった栄養成分との関係は、これまで十分に整理されて…

公開日: 2026年09月09日 04:48

米粉パンケーキ「シナシル」をプランテンとゴマ粉で栄養強化する試み 研究論文OpenAlexナイジェリア

米粉パンケーキ「シナシル」をプランテンとゴマ粉で栄養強化する試み

西アフリカの一部地域では、米粉を発酵させて焼く円形のパンケーキ「シナシル」が親しまれています。ナイジェリアなどで日常的に食べられている軽食ですが、原料が米粉に偏っているため、たんぱく質やビタミン・ミネラルが少なくなりがちだという課題があります。今回、フェデラル・ダットシンマ大学食品科学技術学部などの…

公開日: 2026年09月09日 04:47

ウガンダの加工食品・超加工食品、栄養表示と成分に見えた課題とは 研究論文OpenAlexウガンダ

ウガンダの加工食品・超加工食品、栄養表示と成分に見えた課題とは

スナック菓子や清涼飲料、加工肉といった包装済みの加工食品・超加工食品は、世界的に消費量が増えており、脂質や糖、塩分の摂りすぎを通じて生活習慣病のリスクと関連することが指摘されてきました。ただしアフリカの国々では、実際に店頭で売られている商品がどれほど脂肪や糖、ナトリウムを含んでいるのか、また栄養表示…

公開日: 2026年09月08日 21:36

ローズヒップ由来成分ティリロシド、腹部内臓脂肪への影響を検証したランダム化比較試験 研究論文OpenAlex

ローズヒップ由来成分ティリロシド、腹部内臓脂肪への影響を検証したランダム化比較試験

ローズヒップ(バラの実)に含まれる「ティリロシド」というポリフェノールの一種が、内臓脂肪に関わる可能性があるとして研究が続けられている。過去には肥満予備群を対象にした研究で、腹部の総脂肪面積や内臓脂肪面積を減らしたとの報告もあったが、その根拠となるデータはまだ限られているという。今回、日本の過体重の…

公開日: 2026年09月08日 21:34

エチオピアの都市部に暮らす中高生、4割が超加工食品を毎日摂取——学校ベース調査の最初の結果 研究論文OpenAlexエチオピア

エチオピアの都市部に暮らす中高生、4割が超加工食品を毎日摂取——学校ベース調査の最初の結果

ハンバーガーやスナック菓子、清涼飲料水のように、工業的な加工を重ねてつくられる「超加工食品」は、世界的に消費が拡大していると指摘されています。所得の低い国や中程度の国では、食生活が急速に変化する中で、若い世代がこうした食品にどの程度触れているのかがまだよくわかっていません。今回紹介する研究は、エチオ…

公開日: 2026年09月08日 21:32

夕食づくりを手伝う中学・高校生ほど、超加工食品の摂取が少ない傾向 スペインの青少年調査 研究論文OpenAlexチリ

夕食づくりを手伝う中学・高校生ほど、超加工食品の摂取が少ない傾向 スペインの青少年調査

スーパーで買い物かごに何を入れるか、フライパンで何を炒めるか——食卓に並ぶまでの一連の作業に、家庭の子どもがどれだけ関わっているかは、食生活の中身と関係しているのだろうか。今回紹介する研究は、12〜17歳の青少年を対象に、夕食の準備や買い物の手伝いの頻度と、スナック菓子や清涼飲料、菓子パンなどに代表…

公開日: 2026年09月08日 21:30

モスルの伝統的ポテトチップスに使われる食用油、揚げ続けるとどう変化するのか 研究論文OpenAlex

モスルの伝統的ポテトチップスに使われる食用油、揚げ続けるとどう変化するのか

屋台や個人商店で作られる揚げたてのポテトチップスは、多くの国で親しまれている軽食のひとつです。しかし同じ油を繰り返し使って揚げ続けると、油の中では酸化や熱分解といった化学変化が進んでいくことが知られています。今回紹介する研究は、イラク・モスル市で販売されている、包装されていない伝統的な製法のポテトチ…

公開日: 2026年09月08日 21:28