研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
メキシコ・サカテカス州で栽培されたビートの成分と機能性を調べた研究
ビート(テーブルビート、学名 Beta vulgaris L.)は、ビタミンや食物繊維、ミネラルといった栄養素に加え、体内ではたらきを持つとされる成分(生体活性成分)を含むことから、「スーパーフード」と呼ばれることがあります。しかし論文の著者らは、メキシコで栽培されたこの根菜については研究がごく少な…
公開日: 2026年09月28日 08:26
消化液を水耕栽培に活かす試み――レタスの生育と環境負荷を調べた研究
水耕栽培は土を使わずに液体の養液で植物を育てる方法で、収量の高さや環境の管理しやすさといった利点があります。しかし現在の水耕栽培は化学肥料に大きく依存しており、コストの増加だけでなく、養分の流出による水質汚染の懸念もあります。
公開日: 2026年09月28日 08:14
インドネシア・中央カリマンタンの湿地に生息するセパットシャム(スネークスキン・グラミー)の生物学的特徴
東南アジアの内陸水域でとれる淡水魚は、地域の人々にとって手に入りやすいたんぱく源であり、小規模な漁業による収入源にもなっています。今回紹介する研究が対象としたセパットシャム(学名 Trichopodus pectoralis、スネークスキン・グラミーとも呼ばれます)は、沼地や氾濫原、河川、湖などに広…
公開日: 2026年09月28日 07:41
バングラデシュ産「竹米」を調べる:形の特徴から栄養成分、機能性成分まで
竹の種子から採れる穀粒は「竹米(バンブーライス)」と呼ばれます。著者らによれば、竹米は独特でありながらこれまでほとんど調べられてこなかった食材で、バングラデシュの先住民の人々や経済的に恵まれない人々のあいだで、栄養価と薬としての価値を認められて伝統的に食べられてきました。
公開日: 2026年09月28日 07:03
タマネギペーストの保存性を8か月間追跡した研究の紹介
タマネギは世界中で栽培・消費されている野菜ですが、生のままでは傷みやすく、とくに気温の高い地域では収穫後に大きな損失が出ます。そこでタマネギをすりつぶしてペースト状に加工すれば、すぐ調理に使える便利な素材になり、損失も減らせると考えられてきました。ただし、著者らによれば、ペーストにする過程で細胞がこ…
公開日: 2026年09月28日 06:54
ミツバベンケイソウの若い葉で、発育段階によって変わる成分と働き
食用植物として知られるミツバベンケイソウ(Hylotelephium verticillatum)は、葉の成分が育つ過程でどのように変化するのかがよく分かっていませんでした。研究チームは、発芽して最初に出る本葉(第1本葉)と、その次に出る本葉(第2本葉)を取り上げ、成長のごく初期の段階で含まれる成分…
公開日: 2026年09月28日 05:07
乳酸菌と酵母の培養液をかん水で与えたブルーベリー——果実の糖度と根まわりの土壌はどう違ったか
農作物の栽培で、微生物を含む資材を土に施す方法が持続的な生産の手段として関心を集めています。しかしブルーベリー栽培では、そうした処理を行ったときに、果実の性質、根のまわりの土壌(根圏)の化学的な状態、そしてそこに住む細菌の集まりが同時にどう変わるのかが、よく分かっていませんでした。
公開日: 2026年09月27日 19:59
ソバの生産量と収量は60年でどう変わったか — 世界11か国の長期統計を解析した研究
ソバ(Fagopyrum esculentum Moench)は、イネ科の穀物ではないものの穀物のように利用される「擬穀類(ぎこくるい)」と呼ばれる作物です。論文によれば、ソバの種実は穀類で不足しがちな必須アミノ酸のリシンを多く含み、抗酸化物質や食物繊維、ミネラルも豊富で、さらに天然にグルテンを含ま…
公開日: 2026年09月27日 08:01
昆虫食への「なじみ」と購入意向の関係——韓国の伝統食ポンテギを手がかりにした全国調査
持続可能なたんぱく源をめぐる議論は、環境や技術の問題として語られることが多いものです。しかし研究チームは、実際に食べてもらえるかどうかは、その食品が「食べられるもの」「おいしいもの」「この場面で食べてよいもの」という既存の感覚に収まるかどうかで決まると指摘しています。環境価値を理解していても購入には…
公開日: 2026年09月27日 07:03
砂質土で育てたゼラニウムに、アゾラとモリンガの抽出液を土壌施用した研究
ゼラニウム(Pelargonium graveolens L.)は、地中海地域を原産とする常緑の多年草で、精油を採るために広く栽培されています。この精油にはゲラニオール、シトロネロール、リナロールといった香り成分が多く含まれ、香水や化粧品、アロマセラピーの分野で使われています。論文によれば、ゼラニウ…
公開日: 2026年09月27日 06:59
ロボットハンドで扱ったトマトとイチゴの収穫後品質を多角的に調べた研究
収穫した野菜や果物を人の手ではなくロボットのハンド(グリッパー)でつかんで運ぶ技術は、収穫後の損失を減らす手段として期待されています。しかし機械が果実に加える力は、見た目では分からない内部の傷みを引き起こす可能性があり、その影響を確かめる必要があると研究チームは指摘しています。
公開日: 2026年09月27日 06:43
食品選びの環境影響をどう捉えているか——ポルトガルとブラジルの都市で行われた消費者意識の調査
都市の食のしくみは、まちの持続可能性を左右する重要な要素です。しかし研究チームは、消費者が自分の食品選択による環境への影響を誤って見積もることが多いと指摘しています。
公開日: 2026年09月27日 06:32