研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ハワイ固有種「ママキ」の葉に含まれる成分を調べた研究 ― 抗酸化作用と血管細胞での炎症反応 研究論文OpenAlexアメリカ

ハワイ固有種「ママキ」の葉に含まれる成分を調べた研究 ― 抗酸化作用と血管細胞での炎症反応

ママキ(学名 Pipturus albidus)は、ハワイ諸島にだけ自生するイラクサ科の低木です。葉を湯に浸してハーブティーとして飲む習慣が古くからあり、ストレスや不安をやわらげる、アレルギーに用いる、血圧やコレステロールを整えるといった伝統的な用途が記録されてきました。しかし研究チームによれば、こ…

公開日: 2026年09月30日 04:42

コラーゲン入りローゼル飲料の品質はどう変わるか――配合・加熱殺菌・6か月保存の影響を調べた研究 研究論文OpenAlexベトナム

コラーゲン入りローゼル飲料の品質はどう変わるか――配合・加熱殺菌・6か月保存の影響を調べた研究

ハイビスカス・サブダリファ(ローゼル、ベトナム語で「ブップ・ザム」)の赤いがくには、アントシアニンと呼ばれる赤い色素成分が豊富に含まれています。この色素は抗酸化作用などの生理的な働きが報告されている一方、加工中や保存中に壊れやすいという性質があります。近年、加水分解コラーゲン(コラーゲンを分解して小…

公開日: 2026年09月29日 09:14

根粒菌の接種で大豆栽培からの一酸化二窒素(N₂O)排出を抑える——酸性土壌とアルカリ性土壌での温室実験 研究論文OpenAlexケニア

根粒菌の接種で大豆栽培からの一酸化二窒素(N₂O)排出を抑える——酸性土壌とアルカリ性土壌での温室実験

一酸化二窒素(N₂O)は、二酸化炭素・メタンに次いで影響の大きい人為起源の温室効果ガスです。著者らによれば、100年の時間スケールで見た温暖化への寄与は二酸化炭素のおよそ273倍とされ、さらに現在では成層圏のオゾン層を破壊する人為起源物質として最大の残存要因にもなっています。その主要な発生源が農地の…

公開日: 2026年09月29日 07:47

ブドウ「ハラワニ」品種の果実品質とメラトニン散布 ― イラクでの試験報告 研究論文OpenAlexイラク

ブドウ「ハラワニ」品種の果実品質とメラトニン散布 ― イラクでの試験報告

ブドウは世界で広く栽培され、生食のほかジュースやワイン、干しブドウとしても消費される果実です。著者らは、ブドウの商品価値を左右する要素として、果実の成熟、粒の大きさ、色、味の組み合わせを挙げています。とくに有色の食用ブドウでは果皮の着色が品質の目安となり、色づきが不足したり色がぼやけたりすることが生…

公開日: 2026年09月29日 07:07

岡山の一地域で採れたはちみつを6年間分析 ― 採蜜時期ごとに微量成分の傾向に違い 研究論文OpenAlex

岡山の一地域で採れたはちみつを6年間分析 ― 採蜜時期ごとに微量成分の傾向に違い

はちみつには、糖のほかにアミノ酸や有機酸といったごく少量しか含まれない成分(微量成分)が含まれています。研究チームは、こうした微量成分の量が、同じ地域で採れたはちみつであっても採蜜の時期によって違ってくるのかどうかを調べました。

公開日: 2026年09月29日 06:40

赤や黄の色素をもつ植物6種を比べる──ベタレインとポリフェノールの組成と生物活性の関係を調べた研究 研究論文OpenAlexポーランド

赤や黄の色素をもつ植物6種を比べる──ベタレインとポリフェノールの組成と生物活性の関係を調べた研究

食後に血糖値が急に上がる状態や、糖とタンパク質が酵素によらずに結びついてできる「終末糖化産物(AGEs)」の生成は、互いに関係しながら体に負担をかける現象として知られています。研究チームは、こうした過程に関わる二つの消化酵素に着目しました。α-アミラーゼはデンプンの分解を始める酵素、α-グルコシダー…

公開日: 2026年09月28日 21:31

赤ビーツの皮の粉末と揚げ油の違いがミートボールの品質とアクリルアミド生成に与える影響 研究論文OpenAlexトルコ

赤ビーツの皮の粉末と揚げ油の違いがミートボールの品質とアクリルアミド生成に与える影響

赤ビーツ(Beta vulgaris L.)を加工する際に出る皮は、通常は廃棄される副産物ですが、論文によれば、赤紫色のもととなるベタレイン色素をはじめ、ポリフェノール、食物繊維、ミネラルを豊富に含み、抗酸化性を持つ素材として注目されています。一方、ミートボールのような食肉製品は加工・保存の過程で脂…

公開日: 2026年09月28日 20:39

ヤシオオオサゾウムシ幼虫の栄養と安全性を調理法別に調べた研究 研究論文OpenAlexガーナ

ヤシオオオサゾウムシ幼虫の栄養と安全性を調理法別に調べた研究

ガーナでは、ヤシの木に育つヤシオオオサゾウムシ(Rhynchophorus phoenicis)の幼虫が伝統的な食用昆虫として食べられており、その消費は増えていると論文は述べています。しかし著者らによれば、調理によって栄養成分や安全性がどう変わるのかについての総合的なデータは乏しいままでした。

公開日: 2026年09月28日 19:59

タイのマメ科植物をめぐる伝統医療の知識と産業利用の可能性を整理した総説 研究論文OpenAlexタイ

タイのマメ科植物をめぐる伝統医療の知識と産業利用の可能性を整理した総説

この論文は、タイで利用されているマメ科(Fabaceae)植物について、含まれる成分、薬学的な働き、そして産業での使われ方を幅広く見渡すことを目的とした総説(レビュー論文)です。総説とは、あるテーマについて既に発表された研究を集め、全体像を整理して示すタイプの論文を指します。

公開日: 2026年09月28日 19:50

モリンガの葉に含まれる栄養素と生理活性成分は糖尿病の血糖管理にどう関わるか——10編の研究を整理した文献レビュー 研究論文OpenAlexインドネシア

モリンガの葉に含まれる栄養素と生理活性成分は糖尿病の血糖管理にどう関わるか——10編の研究を整理した文献レビュー

糖尿病(糖尿病メリトゥス)は、インスリンの分泌や働きの障害によって血糖値が慢性的に高くなる代謝性の病気です。著者らは、高血糖が長く続くと腎症・網膜症・神経障害といった細い血管の合併症や、冠動脈疾患・脳卒中などの太い血管の合併症につながり、患者の生活の質を下げ、家計と医療制度の負担も増やすと述べていま…

公開日: 2026年09月28日 17:21

川と氾濫原のつながりを取り戻す——トンレサップ湖の「コミュニティ魚類保護区」から考える国際河川の再生 研究論文OpenAlexカンボジア

川と氾濫原のつながりを取り戻す——トンレサップ湖の「コミュニティ魚類保護区」から考える国際河川の再生

複数の国をまたいで流れる国際河川では、ダムや堤防などの人工構造物によって川の生態系が分断され、本来あったつながりが失われることが大きな課題になっています。著者らは、気候変動がこうした分断をさらに強めていると指摘します。

公開日: 2026年09月28日 16:31

イチゴ栽培におけるケイ素の葉面散布と根への施用 ― 3種のケイ素資材を比較した研究 研究論文OpenAlexメキシコ

イチゴ栽培におけるケイ素の葉面散布と根への施用 ― 3種のケイ素資材を比較した研究

ケイ素は、作物の生産性や品質を高める手立ての一つとして注目されてきた要素です。研究チームは、この着眼点にもとづき、イチゴ栽培においてどのケイ素資材が、またどの施用経路が有効なのかを確かめることを目的としました。

公開日: 2026年09月28日 08:39