研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
海ぶどうをジャムに加工する技術研修で、トゥアルの沿岸住民の知識と起業意欲はどう変わったか
インドネシア東部、カイ諸島にあるトゥアル市の沿岸には、海ぶどう(学名カウレルパ属の海藻)が豊富に生えています。粒が緑色の魚卵の房のように見えることから「グリーンキャビア」とも呼ばれます。著者らによれば、この地域の海ぶどうは一年を通して安定して育ち、病害虫にも強いという利点があります。一方で、地元では…
公開日: 2026年10月08日 04:58
食品ロス削減メッセージは消費者にどう受け止められたか:日本での2回にわたる無作為化実験
家庭から出る食品ロスを減らすために、行政などによる情報発信は広く使われています。しかし、こうした情報を受け取った人がその内容をどう解釈し、どのように心の中で受け止めているのかは、これまであまり調べられてこなかったと論文は指摘しています。
公開日: 2026年10月08日 00:42
燻製魚フレークを作る家庭工房に、油切りと真空包装の技術を導入した地域支援活動の報告
インドネシア・スラバヤ市の沿岸部ケンジェラン地区には、水産物を加工する小規模な家内工業があります。そのひとつが、燻製マグロを原料に「アボン」と呼ばれる味付けの魚フレークを作る、家族経営の「ASIAP」です。アボンは魚の身をほぐして調味し、炒って揚げることで乾いた田麩(でんぶ)状に仕上げる保存性のある…
公開日: 2026年10月08日 00:01
ソーセージの脂肪を魚の油で置き換える試み:文献レビューが示す可能性と課題
ソーセージなどの加工肉は手軽で人気がありますが、豚の脂身など陸上動物の脂肪を多く使うため、飽和脂肪酸やコレステロールが多くなりがちです。論文はこうした伝統的な製法のソーセージについて、飽和脂肪酸とコレステロールの多さが心血管疾患や肥満のリスクを高める要因と関連づけられる、という問題意識から出発してい…
公開日: 2026年10月07日 23:54
綿実油の成分は品種と搾油法のどちらで変わるのか――11品種を圧搾法と溶剤抽出法で比較した研究
綿花の種子(綿実)からとれる綿実油は、綿産業の副産物として食用油の原料になります。食用にする際には精製され、サラダ油や調理油のほか、マーガリンやソースなどの材料としても使われています。
公開日: 2026年10月07日 06:36
サイリウムのゲルと微粒化塩の組み合わせで、豚肉バーガーの脂肪と塩分を同時に減らす試み
ハンバーガーのパティは、脂肪や飽和脂肪酸、ナトリウムを多く含むことがあり、配合を見直す対象として注目されています。研究チームは、論文の導入で世界保健機関(WHO)の推奨に触れています。総脂肪は総エネルギー摂取量の30%以下、飽和脂肪酸は10%以下、ナトリウムは1日2000mg未満とされていますが、世…
公開日: 2026年10月07日 05:41
アルカリ性過酸化水素処理でジャガイモの皮はどう変わるか:繊維素材としての性質を調べた研究
ジャガイモの加工では大量の皮が出ます。皮は剥き方によって元のイモの重さの約15〜40%を占めるとされ、食物繊維やでんぷん、たんぱく質、ポリフェノール類を含みます。しかし現在は主に家畜飼料やエネルギー源に回されており、食品素材としてはあまり活用されていません。
公開日: 2026年10月07日 05:37
水溶性食物繊維はバター風味粉末の香りの保持と安定性をどう変えるか:β-グルカンとイヌリンの比較
食品の香りのもとになる香料成分は揮発しやすく、加熱や保存のあいだに失われたり劣化したりしやすい性質があります。そこで液体の香料を、でんぷんや糖などの「壁材」で包み込み、噴霧乾燥と呼ばれる方法で粉末にする技術が広く使われています。噴霧乾燥は、液体を細かい霧にして熱風の中で一気に乾かし、粉にする方法です…
公開日: 2026年10月07日 05:29
ホテルの朝食ビュッフェで食品ロスを減らす掲示メッセージ:イタリアとオーストラリアのホテルで比べた現地調査
ホテルの朝食ビュッフェでは、好きな料理を好きなだけ取れる気軽さから、食べきれない量を皿に取ってしまい、食品が残されやすくなります。旅行は楽しみやくつろぎを重視する場面であるため、食品ロスを減らす配慮は後回しになりがちだと、これまでの研究でも指摘されてきました。
公開日: 2026年10月07日 05:13
培養肉の「味・食感・栄養」はどこまで従来の肉に近づいたか:研究動向をまとめたレビュー
培養肉とは、動物から採取した細胞を培養液の中で増やし、筋肉や脂肪の細胞へと育てて作る肉のことです。増え続ける肉の需要に、より持続可能で動物にも配慮した形で応える方法の一つとして提案されてきました。著者らによると、2025年10月時点で、シンガポール、米国、イスラエル、オーストラリア・ニュージーランド…
公開日: 2026年10月07日 04:49
建設労働者の食事を支える栄養豊富な「カクラ」の開発
建設現場で働く人々は、体力を大きく使う仕事をしながら、食事の時間が不規則になりやすく、栄養のバランスがとれた食事を手に入れにくい状況に置かれがちです。研究チームは、こうした事情から建設労働者を、栄養不足に陥りやすい職業集団の一つとして位置づけています。
公開日: 2026年10月06日 22:05
メキシコ・サポテカの伝統食「トトポ」の栄養成分と食感を調べた研究
メキシコ南東部のテワンテペク地峡では、先住民サポテカの人々の食文化が今も受け継がれています。その代表的な食べ物が「トトポ」です。トトポは水分が10%未満になるまで焼き上げた、パリッとして硬いトルティーヤの一種です。この地域では、在来トウモロコシ品種「サパローテ・チコ」を原料に、主に女性たちが手作業で…
公開日: 2026年10月06日 21:46