研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
クズウコン粉を一部使った「ソフトクッキー」—食物繊維と食べやすさを調べた研究
思春期は体の成長が速く、必要な栄養も多い時期ですが、ファストフードや市販の加工菓子に偏った食生活では食物繊維が不足しやすいと指摘されています。著者らは、食物繊維の摂取不足が代謝の乱れや消化器の不調、非感染性疾患のリスク増加につながりうる点を挙げ、肥満の思春期世代を栄養面で支える工夫が必要だと述べてい…
公開日: 2026年10月01日 09:38
ローゼル(ハイビスカス)と赤肉ドラゴンフルーツの皮を配合したジャム——ビタミンCと食物繊維はどう変わるか
ジャムは、つぶした果実に砂糖を加えて煮詰め、パンに塗れるくらいの半固形にした食品です。この研究の著者らは、赤いローゼル(学名 Hibiscus sabdariffa)のがく片と、赤肉ドラゴンフルーツ(Hylocereus polyrhizus)の皮という二つの材料に着目しました。論文によれば、どちら…
公開日: 2026年10月01日 09:18
食品に含まれるγ-アミノ酪酸(GABA)――生理作用とそのしくみをめぐる研究の整理
γ-アミノ酪酸(GABA)は、発芽玄米や大麦、トマト、ホウレンソウ、緑茶、発酵食品などに含まれる成分です。タンパク質の材料にはならない「非タンパク質アミノ酸」の一種で、グルタミン酸から炭酸ガスが外れる反応(脱炭酸)によってつくられます。分子量は103.12 g/mol、融点は202 ℃で熱に比較的強…
公開日: 2026年09月30日 14:20
タマネギ畑のそばで採れた蜂蜜は「タマネギ蜜」なのか——花粉と化学成分から原料植物を確かめた事例研究
蜂蜜の成分は、ミツバチがどの植物から蜜を集めたかを反映します。そのため、産地表示や品質評価では「植物由来(botanical origin)」の確認が重要になります。一方で、周囲にある作物がいくら豊富に咲いていても、ミツバチがその花を選ぶとは限りません。
公開日: 2026年09月30日 09:14
インド型カリフラワーの雄性不稔系統を花と種子のつくりから調べる
カリフラワーでは、品質がそろい生産性の高いF₁雑種(一代雑種)が広く使われています。しかし雑種の種子を大量につくるには、花のおしべを一つずつ手で取り除く作業が必要で、手間と費用が大きな制約になります。そこで利用されるのが「雄性不稔」、つまり花粉が機能しない性質です。花粉をつくれない系統を母親側に使え…
公開日: 2026年09月30日 09:09
買い物かごの「カーボン・アウェア・チェックアウト」——オンライン食料品購入時に排出量を見直す仕組みの提案
食べ物の選び方は、家庭から出る温室効果ガスの大きな部分を占めます。論文は、食料消費が世界の排出量のおよそ26%にあたり、サプライチェーン全体を含めると34%に達するという既存の推計を紹介しています。また、食品の排出の68%は生産方法に由来し、小売・流通が27%、輸送は5%にとどまるという内訳も引いて…
公開日: 2026年09月30日 09:01
袋栽培のサツマイモ「栗こがね」にパクロブトラゾールを与えるとどうなるか
サツマイモは炭水化物に加えてビタミンや食物繊維、抗酸化成分を含む作物として知られています。なかでも「栗こがね」は栗のような風味と黄金色の果肉をもつ日本のサツマイモ品種です。しかし論文は、タイでのサツマイモ生産には課題があると述べています。雨季に水を過剰に受け取ると、つるや葉ばかりが茂り、光合成でつく…
公開日: 2026年09月30日 08:47
植物由来カスタードにビタミンD3を配合 ― カルシウム供給と骨組織への影響を調べた研究
カスタードパウダーは、とうもろこしでんぷんを主体に香料やミネラル・ビタミンを加えた粉末食品で、熱湯を注いで手軽に調製できるため、熱帯地域の多くの国では朝食や離乳食として広く使われています。著者らは、この親しみやすく調理が容易な食品を、栄養素を届ける「器」として活用できる点に着目しました。
公開日: 2026年09月30日 08:30
地中海地域で育てたフィンガーライム2品種とフォーストライムの品質を多角的に調べた研究
フィンガーライム(Citrus australasica)はオーストラリア原産のかんきつで、指のような形の果実の中に色鮮やかな「さのう」(果汁を含む粒)が詰まっています。粒がはじける食感から「シトラスキャビア」と呼ばれ、料理の飾りや風味づけに使われる高付加価値の作物として、近年ヨーロッパやアジアなど…
公開日: 2026年09月30日 07:20
ロバの乳は粉末にしても働きを保つのか——生乳と噴霧乾燥乳を比べた動物実験
ロバの乳は、脂肪とカゼイン(乳に含まれるたんぱく質の一種)が少なく、乳糖が多いなど、人の母乳に似た成分の組み合わせを持つとされます。リゾチーム(細菌の細胞壁を分解する働きを持つたんぱく質)などの生理活性成分を含み、免疫に関わる働きが注目されてきました。しかし著者らは、実際に食品素材として使うには大き…
公開日: 2026年09月30日 07:02
トルコ・メルシン産の蜂産品5種を化学成分と生物活性の両面から分析した研究
ハチミツ、花粉(ビーポーレン)、プロポリス、ローヤルゼリー、ビーブレッド(ペルガ)といった蜂産品は、古くから食用や伝統的な用途で使われてきました。研究チームによれば、これらに含まれる成分やはたらきは、ミツバチが集めた植物の種類や地域の気候、加工・保存の条件によって変わることが知られています。
公開日: 2026年09月30日 06:51
ビートカーリートップウイルス感染で植物の細胞内はどう変わるか――4種の作物を電子顕微鏡で比べた研究
ビートカーリートップウイルス(BCTV)は、ジェミニウイルス科クルトウイルス属に属する一本鎖DNAウイルスで、ビートヨコバイ(Circulifer tennellus)によって媒介され、世界各地に分布しています。論文によれば、このウイルスは宿主となる植物の範囲が非常に広く、テンサイ、トウガラシ、トマ…
公開日: 2026年09月30日 06:08