研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

タイ北部のマンゴーから検出された農薬残留、日本の研究者も参加した調査で急性・慢性リスクを評価 研究論文OpenAlex

タイ北部のマンゴーから検出された農薬残留、日本の研究者も参加した調査で急性・慢性リスクを評価

マンゴーは追熟すると皮ごと手軽に食べられる人気の果物ですが、栽培過程では害虫や病気を防ぐために農薬が繰り返し散布されることがあります。タイ北部下部地域(ピチット県、ピッサヌローク県、ペッチャブーン県)で生産される「ナムドークマイ」種のマンゴーを対象に、農薬残留の実態と、それを食べた場合の健康リスクを…

公開日: 2026年09月08日 06:23

養殖魚に潜む薬剤耐性菌のリスクとは 微生物叢を通じた抗生物質耐性の広がりを考える 研究論文OpenAlexインド

養殖魚に潜む薬剤耐性菌のリスクとは 微生物叢を通じた抗生物質耐性の広がりを考える

魚の刺身や切り身は日常の食卓に並ぶ身近な食材ですが、その多くは養殖によって育てられています。養殖現場では魚の病気を防いだり治療したりするために抗生物質が使われることがあり、これが魚の体内や周囲の環境にすむ微生物にどのような影響を与えているのかが、近年の研究テーマとして注目されています。今回紹介するの…

公開日: 2026年09月08日 06:22

モモアレルギーの新たな手がかり:GRPやLTPに反応しない患者で見つかった未知のタンパク質「FKBP20-1」 研究論文OpenAlex

モモアレルギーの新たな手がかり:GRPやLTPに反応しない患者で見つかった未知のタンパク質「FKBP20-1」

モモを食べてアレルギー症状が出る場合、これまでの研究では「ジベレリン制御タンパク質(GRP、Pru p 7)」や「脂質輸送タンパク質(LTP、Pru p 3)」というタンパク質に対する感作(IgE抗体ができている状態)が、重い全身症状を起こしやすい患者を見分ける手がかりとされてきました。GRPは日本…

公開日: 2026年09月08日 05:26

洗浄後もレタスに残る大腸菌はなぜ抗生物質に強くなるのか——発酵ネイビービーン抽出物とその由来ペプチドを使った研究 研究論文OpenAlex韓国

洗浄後もレタスに残る大腸菌はなぜ抗生物質に強くなるのか——発酵ネイビービーン抽出物とその由来ペプチドを使った研究

野菜や果物についた細菌を落とすために、私たちは水で洗うという行為を当たり前のように行っています。ところが、洗浄で取り除ける菌はごく一部にすぎず、表面に残り続ける菌がいることは意外と知られていません。今回紹介する研究は、レタスの表面に付着した大腸菌が、洗浄という『物理的な力』にさらされることで、抗生物…

公開日: 2026年09月07日 06:43

「DDTとその代謝物」という表示は何を意味するのか——残留農薬の基準表示をめぐる研究 研究論文OpenAlexロシア

「DDTとその代謝物」という表示は何を意味するのか——残留農薬の基準表示をめぐる研究

スーパーで売られている食品には、残留農薬の基準値が細かく定められています。その代表格の一つが、かつて世界中で使われた有機塩素系殺虫剤DDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)です。ロシアの技術規則では「DDTとその代謝物」という項目がすべての食品で申告義務の対象になっていますが、実はこの表現自体が…

公開日: 2026年09月07日 04:56

枯草菌の脂質ペプチドに、細胞保護と抗菌の二面性 国際研究が分子レベルで解析 研究論文OpenAlexチュニジア

枯草菌の脂質ペプチドに、細胞保護と抗菌の二面性 国際研究が分子レベルで解析

食品の保存性を高めたり、健康に役立つ機能性成分を微生物から見つけ出す研究は、天然由来の添加物や機能性食品素材への関心の高まりとともに進んでいます。今回紹介する研究は、バチルス属(Bacillus)の菌が作り出す『リポペプチド(脂質とペプチドが結合した化合物)』という物質に着目し、その細胞への影響や抗…

公開日: 2026年09月07日 03:31

アマゾン・シングー川のダム下流域、魚の水銀濃度はどう変わったか 研究論文OpenAlexブラジル

アマゾン・シングー川のダム下流域、魚の水銀濃度はどう変わったか

大型ダムの建設は川の流れだけでなく、魚に含まれる水銀の量にも影響を与えることがあると報告されています。アマゾン地域で最大級の発電容量を持つベロモンテ水力発電所(ブラジル・パラー州、シングー川)が2016年に稼働を始めて以降、周辺の魚にどのような変化が起きているのかを調べた研究を紹介します。

公開日: 2026年09月06日 05:31

マイクロプラスチックは体にどう入り、何を引き起こすのか——曝露経路とリスク管理を整理した研究解説 研究論文OpenAlexモロッコ

マイクロプラスチックは体にどう入り、何を引き起こすのか——曝露経路とリスク管理を整理した研究解説

ペットボトルの水や魚介類、さらには室内の空気からも検出されるようになったマイクロプラスチック(微小なプラスチック粒子)。もはや環境中どこにでも存在する汚染物質となったこの物質が、人の健康にどう関わるのかを整理した論文が、エクスプローラ・エンバイロメント・アンド・リソース誌に2026年08月に掲載予定…

公開日: 2026年09月06日 05:25

ポテトチップスに潜む金属・農薬・カビ毒——イランでの摂取リスク評価研究 研究論文OpenAlexイラン

ポテトチップスに潜む金属・農薬・カビ毒——イランでの摂取リスク評価研究

ポテトチップスは子どもから大人まで幅広く親しまれているスナック菓子ですが、原料となるじゃがいもや製造・流通の過程で、金属、農薬、カビ毒(マイコトキシン)といった汚染物質がわずかに混入する可能性が指摘されています。今回紹介する研究は、こうした複数種類の汚染物質を同時に取り上げ、ポテトチップスを食べるこ…

公開日: 2026年09月06日 05:23

菌床袋の殺菌をパルス電界で行うと、ヒラタケの菌の育ちはどう変わるか 研究論文OpenAlexインドネシア

菌床袋の殺菌をパルス電界で行うと、ヒラタケの菌の育ちはどう変わるか

ヒラタケ栽培では、おがくずなどを詰めた「菌床袋(バッグログ)」を種菌(オガクズや米ぬかなどを混ぜた培地)に仕込む前に殺菌する工程が欠かせません。この殺菌が不十分だと雑菌やカビが先に増えてしまい、収穫にたどり着けないことがあります。インドネシア・パンカジェネ諸島国立農業ポリテクニクの研究グループは、こ…

公開日: 2026年09月05日 05:37

農薬と食品添加物、がんリスクの関係をどう考えるか──インドでの研究レビューから 研究論文OpenAlexインド

農薬と食品添加物、がんリスクの関係をどう考えるか──インドでの研究レビューから

「農薬を使った野菜は体に悪いのでは」「加工食品の保存料はがんの原因になるのでは」——こうした不安は世界各地で共有されていますが、実際のところ研究はどこまで明らかにしているのでしょうか。今回紹介するのは、インドを舞台に、農業で使われる化学農薬と食品の保存料が、がんとどのように関係しうるかを既存の研究知…

公開日: 2026年09月05日 01:42

カップ麺容器から検出されたマイクロプラスチック、1杯あたり300個超という調査結果 研究論文OpenAlex中国

カップ麺容器から検出されたマイクロプラスチック、1杯あたり300個超という調査結果

プラスチックごみが細かく砕けてできる微小な粒子「マイクロプラスチック」は、すでに海や土壌など自然環境のいたるところで見つかっており、食品を通じて人の体内に入り込むことも知られています。中でも即席麺(カップ麺)は、多くの人にとって手軽な食事の選択肢である一方、樽型(バレル型)の容器に入ったタイプでのマ…

公開日: 2026年09月03日 06:26