研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
スイカ・オレンジ・マンゴーを混ぜた果実ピューレを噴霧乾燥で粉末にしたときの栄養成分の変化
新鮮な熱帯果実は水分が多く傷みやすいため、保存や輸送の設備が不十分だと品質が落ち、収穫後のロスにつながります。そこで果実を粉末のような日持ちする形に加工する方法が注目されています。
公開日: 2026年10月20日 07:58
トウモロコシとソルガムにセイロンベンケイソウの葉粉末を加えた押出成形朝食シリアルの性質を調べた研究
朝食シリアルは手軽に栄養をとれる食品として広く食べられています。ただし、主な原料であるトウモロコシや小麦は精製された粉として使われることが多く、ビタミンやミネラル、食物繊維は多くありません。そこで、体に働きかける成分を持つ植物素材を加えて、栄養面や機能面の価値を高める試みが行われています。
公開日: 2026年10月20日 07:11
精油を加えたサチャインチ油の酸化のしやすさと推定保存期間を調べた研究
サチャインチは脂質を多く含む種子で、その油は「多価不飽和脂肪酸」が豊富なことで知られています。研究チームが分析した油でも、多価不飽和脂肪酸が脂肪酸全体の約82%を占め、なかでもω-3系のα-リノレン酸が46.7%と最も多く含まれていました。一方、こうした脂肪酸は酸化しやすく、酸化が進むと品質や風味が…
公開日: 2026年10月20日 07:03
中国の通販で「タラ(鳕)」として売られる冷凍魚の種類と栄養の違い DNAによる種の判定と栄養成分の比較
タラは高たんぱく・低脂肪で味にくせが少ない白身魚として世界中で取引されています。生物学的にはタラ目の魚、特にマダラやタイセイヨウダラなどのタラ属が「本来のタラ」とされます。一方、商取引上の「タラ」は国や制度によって範囲が異なる呼び名で、分類上まったく別の魚が同じ名前で売られることがあります。中国でも…
公開日: 2026年10月20日 06:57
二酸化硫黄のくん蒸は収穫後のドリアンの品質と病気への抵抗性にどう影響するか
ドリアンは独特の香りで知られる熱帯果実ですが、呼吸が盛んでエチレン(果実の成熟を進める植物ホルモン)を多く出すため、収穫後の日持ちが短い果物です。過熟、果皮の割れ、微生物による傷み、風味の劣化が早く進み、遠方への流通の妨げになっています。
公開日: 2026年10月20日 06:52
ハラール表示の食肉製品における豚DNAの検出と、近赤外分光による放血の有無に伴う組織変化の探索
加工が進んだ食肉製品では、表示どおりの動物種が使われているかを外見から確かめることは困難です。表示にない種の混入は、消費者保護や表示の管理だけでなく、宗教上の理由などで特定の食事上の制約を持つ人々にとっても重要な問題になります。
公開日: 2026年10月20日 06:24
3種のヤムイモから取り出したでんぷんの性質を比べた研究
ヤムイモ(ヤマノイモ属)は熱帯・亜熱帯の多くの国で食料を支える重要な作物で、でんぷんを多く含みます。ただし研究チームによると、その利用は主に、粉やでんぷんなどに加工せず、収穫したイモを生鮮品のまま食材として消費することにとどまり、でんぷんの供給源としてはまだ十分に活用されていません。世界のでんぷん生…
公開日: 2026年10月20日 06:09
市販しょうゆ28製品の香り成分と感じ方の違いを調べた研究
しょうゆは、たんぱく質やでんぷんを多く含む原料を微生物で発酵させて造る、東アジアを代表する調味料です。発酵や加工の過程では、酵素による分解、微生物の代謝、加熱で起こる反応などが重なり、多数の揮発性成分(においのもとになる、空気中へ広がりやすい成分)が生まれます。市販品は原料や製法、商品の位置づけがさ…
公開日: 2026年10月20日 05:45
殻をむきやすく、生に近い品質を保つ:上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)の部位別の短時間蒸し処理を比較した研究
チュウゴクモクズガニ(いわゆる上海ガニ)は、中国で年間約89万トン生産される淡水養殖の重要な種です。著者らによると、流通はこれまで主に活ガニの販売に頼ってきましたが、生産量が増えるにつれ、売り切れずに傷んでしまうカニが多く出て経済的損失につながっています。冷凍や塩漬けといった一次加工も広く行われてい…
公開日: 2026年10月20日 05:30
重曹(炭酸水素ナトリウム)の濃度が豚肉ミオシンの分子間の力と流動特性に与える影響
肉の主要なたんぱく質であるミオシンは、筋原線維たんぱく質の50〜55%を占めます。加熱するとゲル(ゼリー状の構造)をつくる性質があり、食肉製品の品質に深く関わります。ミオシンの構造は、溶液のpHやイオン強度(溶けている塩類の濃さ)によって変わることが知られています。
公開日: 2026年10月20日 05:23
PSE豚ロースを使った再成形加熱製品に超音波処理はどう影響するか
豚肉には、色が淡く、柔らかく、肉汁が出やすい「PSE肉」と呼ばれるものがあります。これに対して、赤みを帯びたピンク色で締まりがあり、肉汁が出にくい肉は「RFN肉」と呼ばれます。PSE肉には、加工品の原料として使う際の技術的な制約があるとされています。
公開日: 2026年10月20日 05:15
超音波の速さと弱まり方で桃の熟度と内部品質を推定できるかを調べた研究
桃は収穫後に日持ちしにくく、熟すにつれて果肉が急速に軟らかくなります。熟度の判断に使われる糖度や硬さなどの多くは、果実を切ったり押しつぶしたりしなければ測れません。そのため、果実を傷つけずに一つずつ品質を見分ける方法が求められてきました。
公開日: 2026年10月20日 05:04