研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
人と地球の健康を両立させる国際版「食事ピラミッド」の提案
食事のガイドラインは、各国の食料政策や学校などでの教育、さらには食料システム全体のあり方にまで影響を与えています。論文の著者らは、近年のガイドライン作成をめぐる論争に加えて、食事と関わりの深い慢性疾患の負担が増していること、そして環境への負荷が高まっていることを挙げ、人の健康と地球環境の双方に沿った…
公開日: 2026年09月28日 05:00
乳用子牛から分離されたビフィズス菌株の消化管耐性とサルモネラ抑制作用に関する研究
家畜の腸炎や肺炎、敗血症といった感染症を防ぎ、抑えるための手段として、抗生物質に代わるプロバイオティクスへの関心が高まっています。プロバイオティクスとは、生きたまま腸に届いて健康に役立つと期待される微生物のことです。
公開日: 2026年09月27日 05:59
アロエベラゲルにスピルリナとターメリックの抽出物を加えた食べられるコーティングで、リンゴを丸ごと保存する研究
収穫後のリンゴは、さまざまな要因によって大規模な損失が生じており、産業にとって大きな課題となっています。一方で、消費者の間では天然素材を使った環境にやさしい保存方法への関心が高まっています。
公開日: 2026年09月27日 05:54
アジアの食文化に地中海食の原則を取り入れる「アジア型地中海食」の提案
著者らは、アジアの国々が急速な高齢化と生活様式の変化に直面し、食事に関わる非感染性疾患(NCDs、感染によらない慢性的な病気。2型糖尿病、心血管疾患、脳卒中、がんなど)の負担が増していると指摘しています。世界保健機関(WHO)は、生涯を通じてバランスのとれた食事を保つことが栄養不良やNCDsから身を…
公開日: 2026年09月27日 05:18
体質に合わせた生活習慣指導は食事の内容をどう変えたか——PHENO-Diet試験の二次解析
肥満の治療では、「1日500〜750キロカロリー減らし、週150分以上の運動をする」といった標準的な生活習慣指導が基本とされてきました。しかし著者らは、同じ指導をしても減量の成果には個人差が大きいことを問題として挙げています。そこで注目されているのが、体重が増えやすい理由を人によって測定して分類し、…
公開日: 2026年09月26日 22:45
加熱処理した乳酸菌由来素材がマイクロ・ナノプラスチックを捕まえる――培養腸細胞と口の中での概念実証
マイクロプラスチックとナノプラスチックは、食品や飲料を通じて日常的に体内へ入り込む汚染物質として広く存在しています。しかし、研究チームによれば、消化管がこれらにさらされる量を実際に減らすための現実的な手立てはまだ限られています。
公開日: 2026年09月26日 06:43
生活習慣の重なりと膵臓がんの診断年齢――台湾の病院データを用いた後ろ向き研究
膵臓がんは予後が悪い病気として知られ、比較的若い年代で診断される例が増えていることが指摘されています。喫煙、飲酒、偏った食生活はすでに危険因子として確立していますが、著者らは、こうした複数の生活習慣上の要因が重なったとき、それが「いつ診断されるか」という時期とどう関係するのかはよく分かっていないと述…
公開日: 2026年09月26日 02:30
母親の肥満・食事と腸内細菌叢——子どもの心血管代謝的な体質形成をめぐる研究の総説
妊娠前の体格指数(BMI)が30以上といった母親の肥満は、妊娠糖尿病や高血圧性疾患、帝王切開、妊娠中の過剰な体重増加といったリスクの高さと関連することが知られています。さらに、肥満のある母親から生まれた子どもは、成長の経過や肥満、インスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなる状態)、心血管代謝的な不調…
公開日: 2026年09月25日 23:56
超加工食品の摂取と大腸がんの既往との関連を調べた米国の横断研究
超加工食品は、米国の成人が摂取する食事の中でかなりの割合を占めており、これまでにいくつかの慢性疾患との関連が報告されてきました。一方で、大腸がんとの関係については、報告が限られており、結果も一致していないと研究チームは述べています。とくに、国全体を代表するような集団を対象とした知見は乏しい状況でした…
公開日: 2026年09月25日 22:53
5か国の食事と腸内細菌叢を同じ方法で比べた大規模研究
腸内細菌叢(腸の中にすむ微生物の集まり)は、食事や生活環境の影響を受けて人の代謝や免疫に関わることが知られています。しかし、国や文化による食生活の違いが腸内細菌叢とどう結びつくのかは、はっきりしていませんでした。
公開日: 2026年09月25日 21:44
超加工食品はゴキブリの死亡率を高める——無脊椎動物での実験報告
超加工食品とは、工業的な加工を大きく加えて作られた食品のことです。原著によれば、イギリス・アメリカ・カナダなどの高所得国では人が摂取する総カロリーの半分以上を占め、メキシコ・ブラジル・チリなどの中所得国でも最大で3分の1に達します。売上も伸び続けており、近年は中所得国で10%、高所得国で1%上昇した…
公開日: 2026年09月25日 14:46
血中ビタミンD値は組織のビタミンD関連遺伝子の働きを映しているか——重度肥満の思春期患者を対象とした報告
ビタミンDは骨やカルシウムの調節だけでなく、血圧、血糖の調節、免疫、代謝など幅広い働きに関わるとされています。体内で活性型に変わったビタミンDは、「ビタミンD受容体(VDR)」というタンパク質を介して多くの遺伝子の働き(遺伝子発現)を調節します。臨床の現場では、血液中の「25OHD(25-水酸化ビタ…
公開日: 2026年09月25日 08:40