研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ジャスミン、ウスベニタチアオイ、ニオイスミレの食用花3種を比較した研究:栄養成分と模擬消化後のフェノール類の変化 研究論文OpenAlexトルコ

ジャスミン、ウスベニタチアオイ、ニオイスミレの食用花3種を比較した研究:栄養成分と模擬消化後のフェノール類の変化

食用花は、料理の素材として使われるだけでなく、多くの文化で薬用植物としても利用されてきました。ビタミンやミネラル、アミノ酸、ポリフェノールの一種であるフェノール化合物などを含む素材として、関心を集めています。ただし著者らによると、これまでの研究の多くは、食べる前の花に含まれる成分を調べたものでした。…

公開日: 2026年10月20日 06:40

バレンシアオレンジの果皮は実の成長とともにどう変わるか:成分・抗酸化能・抗菌活性を6時期で追跡した研究 研究論文OpenAlexトルコ

バレンシアオレンジの果皮は実の成長とともにどう変わるか:成分・抗酸化能・抗菌活性を6時期で追跡した研究

オレンジの果皮は果実重量の4割ほどを占めるとされ、加工の過程で大量に生じます。多くは廃棄されるか、家畜の飼料など付加価値の低い用途に回されています。一方で果皮はポリフェノールやフラボノイド、ビタミン、ミネラル、精油などを含むため、天然の抗酸化成分や機能性素材の原料として期待されてきました。

公開日: 2026年10月19日 11:38

トルコ・アルトヴィンの野生ローズヒップ5試料の果実特性・フェノール成分・抗酸化能の比較 研究論文OpenAlexトルコ

トルコ・アルトヴィンの野生ローズヒップ5試料の果実特性・フェノール成分・抗酸化能の比較

ローズヒップはバラ属(Rosa)の植物がつける果実で、ビタミンC(アスコルビン酸)やポリフェノールなどの成分を豊富に含むことが知られています。ただし、果実の性質や含まれる成分は種や個体によって大きく異なることがあります。トルコのアナトリア地方はバラ属の遺伝的多様性が高い地域の一つで、多くの野生ローズ…

公開日: 2026年10月19日 08:38

抹茶飲料の酸化・抗酸化の測定値は、フレーバーや溶かす液体、温度でどう違うか 研究論文OpenAlexトルコ

抹茶飲料の酸化・抗酸化の測定値は、フレーバーや溶かす液体、温度でどう違うか

抹茶は、茶葉を細かく挽いた粉末を湯に溶かし、葉ごと口にする飲み物です。最近は水で点てるだけでなく、牛乳や植物性ミルクで作る抹茶ラテや、果物などの風味を加えたフレーバー抹茶としても広く飲まれています。一方で、こうした作り方の違いが、抹茶飲料の抗酸化性・酸化性の測定値にどう表れるのかは、はっきりしていま…

公開日: 2026年10月19日 06:40

伝統的な加熱調理法は濃緑色葉物野菜のフェノール類と抗酸化能をどう変えるか 研究論文OpenAlexトルコ

伝統的な加熱調理法は濃緑色葉物野菜のフェノール類と抗酸化能をどう変えるか

ホウレンソウなどの濃い緑色の葉物野菜には、ポリフェノール(フェノール類)やフラボノイドといった植物由来の成分が多く含まれています。ただ、野菜の多くは加熱して食べられます。調理によってこれらの成分がどれだけ残り、どれだけ減るのかについて、これまでの研究結果は野菜の種類や実験条件によってまちまちでした。

公開日: 2026年10月18日 04:48

アナトリア産の食用野生キノコ2種、抗酸化のはたらきを酵素と成分の両面から調べた研究 研究論文OpenAlexトルコ

アナトリア産の食用野生キノコ2種、抗酸化のはたらきを酵素と成分の両面から調べた研究

トルコのアナトリア地方には、古くから食用にされてきた野生キノコがあります。論文によれば、トルコのウルダー(Uludağ)地域の人々は長年、生のものや乾燥させたものを食べてきており、特に9月には多くの村人が家族とともに山へ入り、冬の食料として野生キノコを採取してきました。しかし著者らは、このうちカラカ…

公開日: 2026年10月04日 05:05

サクランボ類の樹木から出る「樹脂ガム」を調べる —— 利尿作用と抗酸化力、ミネラル組成の報告 研究論文OpenAlexトルコ

サクランボ類の樹木から出る「樹脂ガム」を調べる —— 利尿作用と抗酸化力、ミネラル組成の報告

サクランボの仲間の木は、外からの刺激を受けると幹から粘り気のある液体をしみ出させます。これは時間がたつと固まって、乳白色から淡い黄色のかたまりになり、さらに古くなると色が濃くなっていきます。「樹脂」や「ガム」と呼ばれるこのしみ出し物(樹液ガム)は食べることができ、ほのかな苦みと甘みがあり、各地の言い…

公開日: 2026年09月30日 07:49

腸と皮膚をつなぐ「腸内細菌由来の代謝物」——食事由来成分と皮膚の加齢をめぐる総説 研究論文OpenAlexトルコ

腸と皮膚をつなぐ「腸内細菌由来の代謝物」——食事由来成分と皮膚の加齢をめぐる総説

この論文は、腸と皮膚のあいだの双方向のやりとり(著者らが「腸-皮膚軸」と呼ぶもの)を、腸内細菌を中心に据えて整理した総説です。腸-皮膚軸とは、腸内細菌叢、細菌による代謝、免疫の調節、そして皮膚の生理機能が互いに影響し合うつながりを指します。

公開日: 2026年09月17日 13:19

乾燥地に育つ草本リギウム・スパルツムのフェノール成分を調べた研究 研究論文OpenAlexトルコ

乾燥地に育つ草本リギウム・スパルツムのフェノール成分を調べた研究

研究チームは、地中海地域の乾燥・半乾燥地に広く分布する多年生のイネ科植物リギウム・スパルツム(Lygeum spartum L.)を対象に、その化学成分と生物活性を調べました。この植物は砂質土壌を安定させて侵食や砂漠化を抑える生態学的な役割を担い、丈夫な繊維から飼料や編み細工にも使われてきましたが、…

公開日: 2026年09月15日 05:22

ヘーゼルナッツ由来飲料を使ったウォーターケフィア発酵――砂糖の添加量が発酵と製品特性に与える影響 研究論文OpenAlexトルコ

ヘーゼルナッツ由来飲料を使ったウォーターケフィア発酵――砂糖の添加量が発酵と製品特性に与える影響

ケフィアは、乳酸菌や酢酸菌、酵母が共生してつくる発酵飲料です。そのうち「ウォーターケフィア」は、牛乳ではなく砂糖水や果汁など植物由来の糖液で発酵させるタイプを指します。研究チームは、牛乳のタンパク質にアレルギーがある人や乳糖不耐の人、菜食を選ぶ人の関心が高まっていることを背景に、乳を使わない発酵飲料…

公開日: 2026年09月14日 20:51

巨大な野生ニンジンは薬になるか? アルジェリア産Daucus carota subsp. maximusの成分と機能性を調べた研究 研究論文OpenAlexトルコ

巨大な野生ニンジンは薬になるか? アルジェリア産Daucus carota subsp. maximusの成分と機能性を調べた研究

ニンジンといえば食卓でおなじみの野菜だが、その野生種の中には食用のニンジンとは姿形も性質も異なるものが存在する。今回紹介する研究が対象とした「Daucus carota subsp. maximus」は、セリ科に属する二年生植物で、アルジェリアに自生する野生ニンジン亜種の中でも最大級の大きさを持つと…

公開日: 2026年09月02日 09:38

アダナ地方の産地でヒジャズザクロの色や抗酸化成分はどう違う?トルコの研究 研究論文OpenAlexトルコ

アダナ地方の産地でヒジャズザクロの色や抗酸化成分はどう違う?トルコの研究

ザクロ(Punica granatum L.)は栄養価の高さと生理活性成分の豊富さから、古くから世界各地で親しまれてきた果物です。トルコはインド、イラン、中国などと並ぶ主要な生産国のひとつで、年間およそ65万トンが生産されているとされています。地中海沿岸、エーゲ海、南東アナトリアといった地域が主な産…

公開日: 2026年08月27日 07:32