研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

複数のカビ毒を同時に浴びるとどうなるか——ヒトT細胞を使った組み合わせ毒性の研究 研究論文OpenAlexタイ

複数のカビ毒を同時に浴びるとどうなるか——ヒトT細胞を使った組み合わせ毒性の研究

穀類やその加工品には、カビが作り出す有害物質「カビ毒(マイコトキシン)」が混入することがあります。なかでもフザリウム属というカビが作るボーベリシン(BEA)、エンニアチンB(ENN B)、モニリフォルミン(MON)の3種類は、分析技術が高感度になるにつれて穀物や飼料からしばしば検出されるようになった…

公開日: 2026年09月27日 07:53

こんにゃく由来成分・アロエベラ・モリンガを加えたうどんの性質を調べた研究 研究論文OpenAlexタイ

こんにゃく由来成分・アロエベラ・モリンガを加えたうどんの性質を調べた研究

うどんは小麦粉・水・塩というごく単純な材料からつくられる伝統的な主食で、でんぷんを多く含みます。その一方で、ミネラルや機能性成分といった栄養面では不足しがちだと指摘されてきました。研究チームは、健康に役立つとされる天然素材を加えることで、血糖値の上がりやすさを示す指標を低く抑え、抗酸化のはたらきを高…

公開日: 2026年09月26日 05:55

工業廃棄物による農地土壌の汚染と食の安全 ― レビュー論文が整理した課題 研究論文OpenAlexタイ

工業廃棄物による農地土壌の汚染と食の安全 ― レビュー論文が整理した課題

著者らは、近代農業が品種改良や肥料・灌漑の普及によって収量を大きく伸ばしてきた一方で、工業廃棄物に由来する汚染物質が農地の土壌に蓄積し、食の安全や生態系の安定、人の健康を脅かしていると指摘しています。この論文は新たな実験を行ったものではなく、世界各地の研究報告を集めて整理・統合したレビュー(総説)で…

公開日: 2026年09月24日 08:19

ニジマスの卵から取り出した脂質が、免疫が抑えられたマウスに与えた影響 研究論文OpenAlexタイ

ニジマスの卵から取り出した脂質が、免疫が抑えられたマウスに与えた影響

がん治療などに使われるシクロホスファミド(CY)という薬剤は、がん細胞の増殖を抑える一方で、免疫のはたらきを低下させる作用が知られています。そのため、免疫の低下をやわらげる自然由来の成分を探す研究が各地で進められてきました。

公開日: 2026年09月21日 09:11

ガンマ線照射から生まれた紫色の米系統——色素の蓄積と収量の関係を調べた研究 研究論文OpenAlexタイ

ガンマ線照射から生まれた紫色の米系統——色素の蓄積と収量の関係を調べた研究

タイで広く栽培されている水稲品種「パトゥムタニ1号(PTT1)」は、収量性と品質に優れる一方で、アントシアニンによる色素の着色がなく、抗酸化性を持つ成分の含有量は比較的少ないとされています。アントシアニンは、フェニルプロパノイド経路でつくられる水溶性の色素成分で、米の果皮(ぬか層)が紫や黒に見える色…

公開日: 2026年09月19日 07:53

タイの発酵魚食品から見つかった希少な乳酸菌「Enterococcus bulliens」——ゲノム解読と安全性の評価 研究論文OpenAlexタイ

タイの発酵魚食品から見つかった希少な乳酸菌「Enterococcus bulliens」——ゲノム解読と安全性の評価

東南アジアでは、魚を塩や米などとともに自然に発酵させた食品が古くから食べられています。こうした食品は、その土地にもともといる多様な微生物のはたらきで作られます。なかでも乳酸菌は、酸を作って食品を保存しやすくしたり、風味を生み出したりする役割を担っています。

公開日: 2026年09月18日 06:01

タイのぶっかけご飯90品を調べた研究——料理ごとの温室効果ガス排出量と栄養価 研究論文OpenAlexタイ

タイのぶっかけご飯90品を調べた研究——料理ごとの温室効果ガス排出量と栄養価

食事の持続可能性を考えるとき、環境への負荷と栄養の質は、どちらか一方ではなく互いに補い合う要素として捉えられるようになってきました。しかし著者らは、この二つの側面を同時に検討した研究は少なく、とりわけ東南アジアの料理を対象としたものはほとんどないと指摘しています。

公開日: 2026年09月17日 12:58

タイ南部の伝統菓子「クリスピー・ラー」――消費者は何を重視して選ぶのか 研究論文OpenAlexタイ

タイ南部の伝統菓子「クリスピー・ラー」――消費者は何を重視して選ぶのか

クリスピー・ラー(Crispy La)は、タイ南部に伝わる伝統的な菓子です。もともとは仏教の儀式で用いられてきたもので、現在では地域を代表するスナックとして広く知られています。こうした地域固有の伝統食品は、その土地の農業生産者や食品事業者を支え、地域の持続的な発展に結びつくものとして位置づけられてい…

公開日: 2026年09月17日 12:32

ココナッツ搾りかす由来の多糖類——分離・精製した画分の性質と、消化過程での変化を調べた研究 研究論文OpenAlexタイ

ココナッツ搾りかす由来の多糖類——分離・精製した画分の性質と、消化過程での変化を調べた研究

ココナッツは熱帯・亜熱帯の広い地域で栽培される作物で、タイでは経済的に重要な多年生作物のひとつとされています。ココナッツウォーターやココナッツミルク、ヴァージンココナッツオイルなどに加工される過程では、固形の搾りかす(残渣)が大量に生じます。著者らによれば、この残渣は十分に活用されていないものの、食…

公開日: 2026年09月17日 11:26

キトオリゴ糖–EGCG結合体とナイシンの併用による魚介類関連細菌の抑制 研究論文OpenAlexタイ

キトオリゴ糖–EGCG結合体とナイシンの併用による魚介類関連細菌の抑制

東南アジアで広く流通する二枚貝「ツキヒガイ(Asian moon scallop、Amusium pleuronectes)」は、繊細な風味と柔らかな食感、高い栄養価から商業的価値の高い魚介類として知られています。タイでは調理前の状態で広く販売されていますが、二枚貝は水中の粒子を濾しとって餌をとる性…

公開日: 2026年09月17日 10:28

ミジンコウキクサから見つかった細菌がつくる植物ホルモン――化学肥料を半分に減らしても生育を保てた報告 研究論文OpenAlexタイ

ミジンコウキクサから見つかった細菌がつくる植物ホルモン――化学肥料を半分に減らしても生育を保てた報告

タイで「パム」と呼ばれるミジンコウキクサ(Wolffia属)は、乾燥重量の最大40%をタンパク質が占めるとされる小さな水生植物です。成長が速く、浅い水があれば広い土地を必要とせずに育てられることから、研究チームは食料源や排水処理、バイオマス原料としての利用に期待が集まっていると説明しています。一方で…

公開日: 2026年09月17日 09:47

ハチミツ酒(ミード)の1年間:発酵と瓶内熟成で成分はどう変わるのか 研究論文OpenAlexタイ

ハチミツ酒(ミード)の1年間:発酵と瓶内熟成で成分はどう変わるのか

ミードは、蜂蜜を水で薄めて酵母で発酵させてつくるお酒です。その風味は、原料となる蜂蜜の成分、発酵の条件、酵母のはたらき、そして発酵後の熟成によって形づくられます。研究チームによれば、ミードの香りはアルコール類、エステル類、酸、アルデヒド、テルペン類、硫黄を含む香気成分などの量的なバランスで決まり、そ…

公開日: 2026年09月17日 08:37