研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

地中海食と加齢黄斑変性——植物中心の食事パターンに関する研究のレビュー紹介 研究論文OpenAlexポーランド

地中海食と加齢黄斑変性——植物中心の食事パターンに関する研究のレビュー紹介

加齢黄斑変性(AMD)は、網膜の中心部にあたる黄斑が加齢とともに傷むことで視力が損なわれる病気です。著者らは、AMDが高齢者における回復しにくい視覚障害の主要な原因の一つであり、高齢化が進む社会において公衆衛生上の課題が増していると述べています。

公開日: 2026年09月19日 17:26

ラクダ乳の脂肪を使った母乳脂質の代替品づくり — 母乳との類似性を比べた研究 研究論文OpenAlexポーランド

ラクダ乳の脂肪を使った母乳脂質の代替品づくり — 母乳との類似性を比べた研究

母乳は乳児の栄養の基準とされますが、著者らによれば、生後0〜6か月で完全母乳育児を受けている乳児は44%にとどまります。母乳が得られない場合には育児用ミルク(乳児用調製粉乳)が代わりに用いられます。乳児のエネルギー摂取のおよそ半分は脂肪が占めるため、脂肪の質をどこまで母乳に近づけられるかが課題になり…

公開日: 2026年09月19日 08:15

ドングリから天然由来の溶媒でポリフェノールを取り出す——抽出条件を統計的に最適化した研究 研究論文OpenAlexポーランド

ドングリから天然由来の溶媒でポリフェノールを取り出す——抽出条件を統計的に最適化した研究

ナラやカシなどコナラ属(Quercus)の樹木が実らせるドングリは、季節ごとに大量に得られる一方で、産業的にはほとんど活用されていないバイオマスだと著者らは述べています。渋みや消化を妨げる作用のもとになるタンニンを多く含むため食用としては敬遠されてきましたが、そのタンニンを含むポリフェノール類は、酸…

公開日: 2026年09月19日 04:52

ポーランド軍人のビタミンD状態と、サプリメント・季節・GC遺伝子多型との関連を調べた研究 研究論文OpenAlexポーランド

ポーランド軍人のビタミンD状態と、サプリメント・季節・GC遺伝子多型との関連を調べた研究

ビタミンDはカルシウムとリン酸の代謝の調節に関わり、多くの生理的プロセスにまたがる多面的な働き(プレイオトロピックな作用)をもつとされています。著者らは、ポーランドの軍人におけるビタミンDの充足状態を評価し、それがどのような要因と結びついているかを調べることを目的としました。

公開日: 2026年09月18日 10:16

脂肪浮腫(リポデーマ)の治療をどう組み立てるか――食事・理学療法・薬物・手術の研究状況を整理したレビュー 研究論文OpenAlexポーランド

脂肪浮腫(リポデーマ)の治療をどう組み立てるか――食事・理学療法・薬物・手術の研究状況を整理したレビュー

脂肪浮腫(リポデーマ)は、主に女性にみられる慢性かつ進行性の脂肪組織の異常です。著者らは、この状態が痛み、むくみ(浮腫)、動きにくさを伴い、生活の質の低下と結びついていると説明しています。近年は病気としての認知が広がってきたものの、成り立ちに複数の要因が関わることや、根拠にもとづく治療指針が十分に整…

公開日: 2026年09月17日 19:35

食品を乾燥させる前の下処理――伝統的手法と新しい手法を整理した総説 研究論文OpenAlexポーランド

食品を乾燥させる前の下処理――伝統的手法と新しい手法を整理した総説

果物や野菜、肉などを乾燥させて保存する技術は古くから使われていますが、ただ加熱して水分を飛ばせばよいというわけではありません。乾燥に時間がかかればそれだけ熱と酸素にさらされる時間が長くなり、色が悪くなったり、栄養成分や香りが失われたりします。そこで実際の食品加工では、乾燥に入る前に材料へ何らかの下処…

公開日: 2026年09月17日 11:31

ポーランドの食卓と「代替タンパク質」——消費者はどこまで受け入れているのか 研究論文OpenAlexポーランド

ポーランドの食卓と「代替タンパク質」——消費者はどこまで受け入れているのか

著者らは、人口増加や気候変動、食料安全保障への懸念を背景に、従来の畜産に代わるタンパク質源への関心が高まっている点を出発点としています。ここでいう代替タンパク質とは、植物由来の肉代替食品、細胞を培養してつくる培養肉、食用昆虫、微細藻類、菌類由来のマイコプロテインや微生物発酵によるタンパク質などを指し…

公開日: 2026年09月17日 10:09

植物たんぱく質由来ペプチドは「機能性食品」になれるのか——研究の現在地を整理した総説 研究論文OpenAlexポーランド

植物たんぱく質由来ペプチドは「機能性食品」になれるのか——研究の現在地を整理した総説

豆類や穀類、油糧種子などの植物たんぱく質には、消化や酵素分解、発酵などによって切り出される短いアミノ酸の連なり(ペプチド)が隠れています。こうした「生理活性ペプチド」は、血圧や血糖、酸化ストレス、炎症などに関わる働きが数多く報告されてきました。著者らは、この分野で足りないのは新しいペプチドの発見では…

公開日: 2026年09月17日 09:17

乳牛が取り込んだ炭素はどこへ向かうのか――商業酪農場での炭素配分の定量化 研究論文OpenAlexポーランド

乳牛が取り込んだ炭素はどこへ向かうのか――商業酪農場での炭素配分の定量化

牛のげっぷなどに含まれるメタン(CH₄)は温室効果ガスとして注目され、しばしば排出量そのものの大きさとして報告されます。しかし著者らは、その炭素がもともとどこから来たのかという点が明示的に扱われてこなかったと指摘します。飼料となる植物は、大気中の二酸化炭素(CO₂)を光合成によって取り込んで育ちます…

公開日: 2026年09月17日 08:06

薬剤抵抗性てんかんでケトン食療法を受ける子どもの食習慣と食行動を健康な子どもと比較した研究 研究論文OpenAlexポーランド

薬剤抵抗性てんかんでケトン食療法を受ける子どもの食習慣と食行動を健康な子どもと比較した研究

この研究は、薬剤抵抗性てんかん(抗てんかん薬による治療で発作が十分に抑えられない状態)の子どもたちが、ケトン食療法を受けながらどのような食習慣や食べにくさを抱えているのかを、健康な子どもと比べて明らかにすることを目的としています。ケトン食療法とは、脂質を多くとり糖質を大きく制限する食事による治療法で…

公開日: 2026年09月17日 07:02

マグネシウム補充は糖尿病の血糖・インスリン指標を改善するか——ヒト研究をまとめたレビューの紹介 研究論文OpenAlexポーランド

マグネシウム補充は糖尿病の血糖・インスリン指標を改善するか——ヒト研究をまとめたレビューの紹介

糖尿病は慢性の代謝性疾患で、治療されないまま、あるいは管理が不十分なまま経過すると重い合併症につながることがあります。著者らは、この世界的な公衆衛生上の課題がマグネシウム(Mg)の不足としばしば関連していることに着目しました。

公開日: 2026年09月17日 06:11

果汁を使ったアイソトニック飲料の開発と評価 研究論文OpenAlexポーランド

果汁を使ったアイソトニック飲料の開発と評価

アイソトニック飲料への関心が高まるなか、合成添加物の使用を抑えつつ、生理活性成分としての価値と味わいの魅力を高められる、天然素材を基にした配合の開発が求められています。研究チームは、天然の果汁を用いたアイソトニック飲料の新しい配合を作り出し、その物理化学的な性質と官能的な受容性(味や香りなどの好まし…

公開日: 2026年09月17日 05:57