研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食物繊維は「ひとつの成分」ではない:消化の過程でのふるまいの違いを整理した論文
食物繊維は、栄養表示などで一つの成分のように扱われがちです。この論文の著者らは、食物繊維が実際には性質の異なる植物由来の成分の大きな集まりであることを、既存の研究をもとに整理しました。
公開日: 2026年10月17日 05:26
大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化と腸内発酵でどう変化するか:試験管内モデルによる探索的研究
コンブチャは、砂糖を加えた紅茶や緑茶を、酢酸菌・乳酸菌・酵母が共生する培養物(SCOBY)で発酵させた飲料です。茶由来のポリフェノールや有機酸を含み、近年は健康との関わりにも関心が集まっています。研究チームは、ブラジルの大西洋岸森林に自生する果実を加えると、果実特有の成分によって飲料の性質がさらに変…
公開日: 2026年10月17日 02:55
ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査
ヨーグルトやチーズ、パン、ワイン、ビール、コーヒー、チョコレートなど、微生物の働きを利用して作られる発酵食品は、ヨーロッパの食生活に深く根付いています。しかし、ヨーロッパ全体で人々がどの発酵食品をどれくらい口にしているのかを、同じ基準でまとめたデータはほとんどありませんでした。著者らによれば、これま…
公開日: 2026年10月16日 21:38
食事や生活習慣と腸内細菌の多様性・構成の関係を探った小規模予備研究:将来の長期追跡研究の設計に向けて
腸内細菌の顔ぶれは、健康な人同士でも大きく異なります。食事や運動、睡眠といった自分で変えられる生活習慣がこの違いに関わる可能性は以前から指摘されてきました。ただ、これらの要因は別々に調べられることが多く、互いに関連し合う習慣をまとめて扱った研究は限られていました。
公開日: 2026年10月16日 05:45
遺伝的な体質と地中海食の関係を代謝疾患ごとに整理した総説
2型糖尿病、肥満、メタボリックシンドローム、そして代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD、代謝の異常を背景に肝臓へ脂肪がたまる病気)は、生まれ持った遺伝的な体質と、食事や生活習慣などの環境要因が複雑に絡み合って起こると考えられています。著者らによれば、これらの代謝疾患の負担はこの30年でおおむね増…
公開日: 2026年10月15日 07:12
骨の弱さで受診した患者の食事からのカルシウム摂取量:乳がんの補助内分泌療法を受ける女性に注目した調査
カルシウムは骨の健康を保つうえで欠かせない栄養素ですが、世界の多くの国で摂取量が不足していると報告されています。一方、これまでの研究では、病気や薬の影響で骨がもろくなる「続発性骨粗鬆症」の人や、がんの既往がある人が対象から外されることが多くありました。そのため、骨折リスクが高いこうした人たちがどれだ…
公開日: 2026年10月14日 07:39
甘いものへの「依存的な食べ方」を6項目で測る簡易尺度の開発と、英語・スペイン語・ハンガリー語での検証
砂糖や甘味を加えた加工食品の摂り過ぎは、肥満や2型糖尿病、心血管疾患などとの関連が指摘されてきた公衆衛生上の課題です。甘いものをやめられない、強く欲しくなるといった、依存に似た食べ方を訴える人も少なくありません。著者らは、体重管理や栄養指導、糖尿病、摂食障害の診療の場で、患者が「食べ物全般」ではなく…
公開日: 2026年10月14日 04:59
大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化管と腸内細菌にどう作用するか:試験管内モデルによる探索的研究
腸内細菌叢は代謝や免疫、神経の働きに関わり、食事の成分を分解してさまざまな物質をつくり出します。発酵食品は、発酵で生じた成分や微生物を通じて腸内細菌叢に働きかける可能性があるとして注目されています。コンブチャは、砂糖を加えた紅茶や緑茶を、酢酸菌・乳酸菌・酵母が共生する培養体(SCOBY)で発酵させた…
公開日: 2026年10月13日 05:08
サルデーニャのブルーゾーンに暮らす90歳以上の人々の食習慣とその後の生存期間
イタリア・サルデーニャ島の中東部は、100歳を超える人が特に多い「ブルーゾーン」として知られています。ブルーゾーンとは、非常に高齢まで生きる人の割合が高い地域を指し、日本の沖縄やギリシャのイカリア島なども代表例に挙げられます。こうした地域の伝統的な食事は長寿に寄与してきたと考えられがちですが、著者ら…
公開日: 2026年10月12日 05:58
ビタミンB1・B2・B3・B6の食事からの摂取量と胃がんの関係:国際共同データを統合した解析
胃がんは今も世界的に大きな健康課題です。ピロリ菌感染のほか、塩蔵食品、赤肉や加工肉、飲酒などの食習慣が危険因子として知られていますが、ビタミンなどの微量栄養素がどう関わるかについては、これまでの研究結果が一致していませんでした。
公開日: 2026年10月11日 08:40
学校給食の新しい植物性メニューを子どもは受け入れるのか:欧州12か国の給食での食べ残しと食の価値観の関係
学校給食は、家庭の経済状況にかかわらず子どもに同じ食事を届け、より健康的で環境にも配慮した食習慣を育てる場として期待されています。一方で、野菜や豆類を中心とした新しいメニューは子どもの好みに合わず、食べ残しが増えやすいという課題もあります。論文によれば、給食の食べ残しは食事全体の重さの約15〜40%…
公開日: 2026年10月11日 08:22
食事からのポリフェノール摂取と脂肪性肝疾患の肝線維化スコアの関連を調べた研究
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)は、肥満や糖尿病などの代謝の乱れを背景に肝臓に脂肪がたまる病気です。著者らによれば、世界で肝硬変の主な原因になっています。この病気で特に重要なのが、肝臓が硬くなる「線維化」の進み具合です。著者らは、線維化を肝臓関連の死亡を最も強く予測する指標として位置づけて…
公開日: 2026年10月10日 22:37