研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
リンゴの種に含まれるアミグダリンとシアン化物リスクを整理した研究
リンゴの種には、アミグダリンという物質が含まれています。アミグダリンは「青酸配糖体」と呼ばれる化合物の一種で、種が壊されて消化されると、酵素の働きによって分解され、有毒なシアン化水素(青酸)に変わることがあります。
公開日: 2026年10月06日 22:09
建設労働者の食事を支える栄養豊富な「カクラ」の開発
建設現場で働く人々は、体力を大きく使う仕事をしながら、食事の時間が不規則になりやすく、栄養のバランスがとれた食事を手に入れにくい状況に置かれがちです。研究チームは、こうした事情から建設労働者を、栄養不足に陥りやすい職業集団の一つとして位置づけています。
公開日: 2026年10月06日 22:05
低温プラズマ処理でアロールートでんぷんの性質を調整する研究
研究チームは、アロールートという植物から得られるでんぷんの性質を、低温プラズマ処理によって調整する方法を調べました。未処理のでんぷんには、熱や加工時の力に対する弱さなど、利用上の課題があります。そこで著者らは、水を吸って膨らむ能力である「膨潤力」と、水への溶けやすさを表す「溶解度」に注目し、それぞれ…
公開日: 2026年10月06日 06:06
野菜の栄養成分を高める育種とゲノム編集の研究
著者らは、野菜の食べる部分に含まれるビタミンやミネラルなどを増やす「生物学的栄養強化」について、従来の育種からゲノム編集までの研究を整理しました。この論文は、新たな栽培実験の結果ではなく、既存の研究をまとめた総説です。
公開日: 2026年10月04日 15:33
バナナの花を食材として見直す:部位ごとの栄養と機能性を分析した研究
バナナの花(バナナブロッサム)は、バナナ栽培の過程で生じる農業資源のひとつですが、著者らによれば十分に活用されていません。この研究チームは、バナナの花が植物由来の機能性食品素材として使える可能性に着目し、その成分と性質を調べました。
公開日: 2026年10月03日 07:03
ビタミンD濃度と乳がんの有無は結びつくのか——米国の全国調査データを用いた横断的な記述研究
ビタミンDの血中濃度が低い人ほど乳がんのリスクが高い、という関連を報告した研究はこれまでに数多くあります。ただし著者らによれば、そうした研究の多くは、がんと診断される前にビタミンD濃度を測っておき、その後の発症を追いかける「前向き」の設計で行われてきました。そのため、一般の米国女性のうち、すでに乳が…
公開日: 2026年10月03日 06:28
税額の明示と「砂糖が多い」警告表示は購買意欲をどう変えるか——インドの加糖飲料をめぐる実験研究
インドでは2025年9月、炭酸飲料や加糖飲料にかかる物品・サービス税(GST)が40%の区分に統合され、たばこと同じ税区分に置かれました。同時に、インド食品安全基準局(FSSAI)はパッケージ前面(商品の正面)に栄養情報を表示する制度の導入を進めており、健康警告の形にするか、星評価のような解釈型の表…
公開日: 2026年10月03日 06:01
発酵米がゆ由来の短鎖脂肪酸がキイロショウジョウバエの中性脂肪に与える影響を調べた研究
南アジアで広く家庭的に食べられている発酵米がゆは、タミル語で「カンジ」と呼ばれる伝統食です。研究チームは、こうした伝統的な発酵食品が乳酸菌などの有用微生物や生体活性のある代謝産物を含む一方で、カンジについては微生物学的・代謝的な意味づけの研究が十分でないと述べています。
公開日: 2026年10月03日 05:46
ウコンの成分クルクミンをめぐる研究の総説 — 報告されている作用と、利用を妨げる吸収の問題
この論文は、ウコン(ターメリック)に含まれる主要な生理活性成分「クルクミン」について、これまでに報告されてきた知見を整理した総説です。総説とは、著者らが新たに実験を行って結果を出すのではなく、すでに発表された複数の研究報告をまとめ、全体像を示す形式の論文を指します。
公開日: 2026年10月02日 22:14
腸内細菌とミトコンドリアをつなぐ経路から神経変性疾患と網膜の病気を読み解く総説
私たちの消化管には100兆を超える微生物がすみついていると著者らは述べています。ヒト自身の遺伝子が約2万3000個とされる一方、腸内細菌の集団がもつ遺伝子は300万個以上にのぼるため、微生物の遺伝子がつくり出す代謝産物がヒトの健康に影響しうると論文は指摘します。微生物の数や種類は消化管の場所によって…
公開日: 2026年10月02日 07:34
バンレイシ(カスタードアップル)の成分と薬理的な可能性をまとめたレビュー論文の紹介
この論文は、熱帯の果実バンレイシ(学名 Annona squamosa L.、英語ではカスタードアップル)について、これまでに公表されている科学文献を整理した総説(レビュー)です。レビューとは、著者らが新しい実験を行うのではなく、既存の研究報告を集めて全体像をまとめる形式の論文を指します。
公開日: 2026年10月02日 02:10
地中海の樹木カロブ(イナゴマメ)の成分と働きを整理した総説
イナゴマメ(学名 Ceratonia siliqua L.、英語ではカロブツリーと呼ばれます)は、マメ科の常緑樹で、もともと地中海沿岸が原産地です。現在は世界各地で栽培が広がっています。古くから家畜のえさや天然の甘味料として利用されてきた植物ですが、著者らによれば、近年は栄養面・医薬面・産業面で多機…
公開日: 2026年10月01日 21:28