研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
地中海の樹木カロブ(イナゴマメ)の成分と働きを整理した総説
イナゴマメ(学名 Ceratonia siliqua L.、英語ではカロブツリーと呼ばれます)は、マメ科の常緑樹で、もともと地中海沿岸が原産地です。現在は世界各地で栽培が広がっています。古くから家畜のえさや天然の甘味料として利用されてきた植物ですが、著者らによれば、近年は栄養面・医薬面・産業面で多機…
公開日: 2026年10月01日 21:28
コド・ミレット(Paspalum scrobiculatum)の成分抽出と植物化学スクリーニング
この研究は、コド・ミレット(学名 Paspalum scrobiculatum L.)の穀粒から成分を抽出し、どのような植物由来の化学成分が含まれているかを調べることを目的としています。コド・ミレットは、インドやアフリカの一部で古くから栽培されてきた雑穀で、食用としてだけでなく薬用にも用いられてきま…
公開日: 2026年10月01日 11:41
妊娠期の栄養補給を目的としたチョコレートバーの試作と評価に関する研究
妊娠期は女性の生活のなかでも特に重要な期間とされ、母体自身のためだけでなく、胎児の成長がそれに依存するため、必要な栄養の量が大きく増えると説明されています。著者らは、必要な栄養素の摂取が十分でない場合には母体の欠乏が生じ、望ましくない妊娠の転帰につながることもあると述べています。
公開日: 2026年09月30日 20:55
雑穀を使ったインスタント甘味プレミックスの開発と、焙煎による品質への影響を調べた研究
この研究で著者らは、パールミレット(日本では「トウジンビエ」と呼ばれる雑穀)を主原料とした、お湯などを加えるだけで食べられるインスタントの甘味プレミックス(あらかじめ材料を混ぜ合わせた粉状の調製品)を開発することを目的としました。
公開日: 2026年09月30日 04:51
ケルセチンを加えたキトオリゴ糖入りパンガシウスすり身ゲルの性質を調べた研究
すり身は、カニ風味かまぼこや魚肉練り製品などの原料として広く使われる中間素材です。研究チームは、淡水魚のパンガシウス(Pangasianodon hypophthalmus)に注目しました。論文によれば、インドは2024年時点で推定45万トンを生産する世界第2位のパンガシウス生産国であり、安価で入手…
公開日: 2026年09月29日 10:57
消化を助ける成分を加えたチョコレートの開発と評価――試験管内実験とコンピュータ解析による検討
おなかの調子を整える成分を、日常的に口にしやすい形で届けられないか。研究チームが取り組んだのは、カカオに食物繊維や薬用植物の粉末、天然由来の緩下成分(便通を促す成分)などを組み合わせた「消化を助けるチョコレート」の開発です。
公開日: 2026年09月28日 20:28
バナナの葉を長持ちさせる収穫後処理の研究 ― 環境に優しい食品包装材としての活用に向けて
バナナの葉は、南インドをはじめとする地域で使い捨ての皿や食品を包む材料として古くから使われてきました。表面が広く、しなやかで、天然のろう質の膜に覆われているため、料理を盛りつけたり包んだりするのに向いています。使い捨てプラスチックによる環境汚染への懸念が高まるなか、生分解性のある代替材料としてあらた…
公開日: 2026年09月28日 10:15
温度が籾の吸水にどう影響するか — ワイブルモデルによる吸水速度と熱力学の解析
米を加工する工程では、籾に水を吸わせる「吸水(浸漬)」が欠かせない作業として位置づけられています。著者らは、この吸水が米粒の品質、搗精(とうせい、玄米から糠層を削って白米にする工程)の歩留まり、そして最終用途としての特性に影響すると述べています。
公開日: 2026年09月28日 06:32
麻の実粉の栄養と機能性成分――焙煎と蒸しという加工法の違いを調べた研究
麻の実を挽いた粉(ヘンプシードフラワー、以下「麻の実粉」)は、栄養に富む植物性の食品素材として注目され、機能性食品への利用が期待されています。しかし、食品として使う前に加熱すると、その栄養成分や生体に働きかける成分(生理活性成分)は、加熱の方法によって変化しうると考えられます。
公開日: 2026年09月27日 20:22
加工に向く果実をどう育てるか──主要果樹の加工形質をめぐる遺伝・分子研究の整理
果物はジュース、ピューレ、濃縮果汁、乾燥品、冷凍品などに加工され、収穫後の損失を減らしたり、季節による供給の波をならしたりする役割を担っています。著者らはまず、世界の果実生産が2022年に9億3000万トンを超えた一方で、収穫後の損失が世界全体で20〜30%と見積もられている点を指摘します。ただし著…
公開日: 2026年09月27日 07:10
キビ(Panicum miliaceum)の栄養と機能性に関する総説の紹介
著者らは、古くから栽培されてきた穀物であるキビ(プロソミレット、学名 Panicum miliaceum L.)が、その栄養価と健康面での利点によって近年あらためて関心を集めている、と述べています。この論文は、新たな実験を行って何かを測定したものではなく、キビの栄養面・機能面での意義を整理した総説(…
公開日: 2026年09月25日 22:46
ケツルアズキ(ブラックグラム)の4つの形態を比べる — 皮と割りの違いが栄養成分と抗栄養因子に与える影響
ケツルアズキ(学名 Vigna mungo、日本ではウラド豆やブラックグラムとも呼ばれます)は、インド亜大陸を中心に広く食べられている豆類です。研究チームによれば、インドは世界生産量の約7割を占める最大の生産国かつ消費国であり、この豆はインドの食生活において穀類の約3倍にあたるおよそ26%のたんぱく…
公開日: 2026年09月25日 08:31